先住民族関連ニュース

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紋別アイヌ協会会長 川で道の許可なくサケ捕獲(動画)

2019-09-02 | アイヌ民族関連
HBC 9/1(日) 18:57配信

オホーツクの紋別の川で地元のアイヌ協会の会長が道の許可を得ないで儀式に使うサケ数十匹を捕獲しました。会長は「先住民の権利だ」と主張しています。
紋別アイヌ協会の畠山敏会長は紋別市内を流れる藻別川で1日朝、網でサケを捕獲しました。
道の規則で川でのサケ漁は禁止されていますが、アイヌ民族については伝統儀式にかぎり申請すれば捕獲が認められています。
しかし、畠山会長はサケの捕獲は先住民の権利だとして申請していませんでした。
4月に成立した「アイヌ施策推進法」はアイヌ民族を先住民と明記していますが土地や水産資源などの先住権については規定していません。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00000004-hbcv-hok

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「サケ捕獲は先住権」 アイヌ民族の畠山敏さん決行

2019-09-02 | アイヌ民族関連
北海道職員は「違法」と制止
日本経済新聞 2019/9/1 11:31
北海道紋別市の川で1日、アイヌ民族の畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」として決行した。

網に掛かったサケを回収するアイヌ民族の畠山敏さん=1日午前、北海道紋別市
4月に成立したアイヌ施策推進法は、アイヌを「先住民族」と明記。だが昨年8月、国連の人種差別撤廃委員会が日本に土地や資源に関するアイヌの権利保護を勧告したにもかかわらず、先住権は規定されなかった。
畠山さんは午前5時半ごろからアイヌの伝統的な丸木舟に乗り、前日に川に張った網にかかったサケの回収を開始。駆け付けた道職員は川岸から「違法な状態なので、やめてくれませんか」などとたびたび制止した。
これに対し、近くで見ていた先住権の専門家やアイヌらは「先住民族の漁は国際的に認められている。申請が必要なことがおかしい」「生活の権利を奪っておいて法律違反とは非常に勝手だ」と反論。畠山さんは漁を午前7時ごろに終えた。
畠山さんは「道からは歩み寄りも何もない。アイヌモシリ(北海道を指すアイヌ語)に土足で上がり込んできた和人には左右されない」と話した。1997年に司法の場で初めてアイヌを先住民族と認めた二風谷ダム訴訟で原告だった貝沢耕一さん(73)も様子を見ており「畠山さんは、自分のことだけでなくアイヌ全体のことを考えてやっている。すごい勇気だ」と激励した。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49276810R00C19A9000000/

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アイヌの先住権主張しサケ捕獲 儀式用、北海道の許可得ず

2019-09-02 | アイヌ民族関連
共同通信社2019/9/1 11:07 (JST)
 北海道紋別市の川で1日、アイヌ民族の畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」として決行した。
 4月に成立したアイヌ施策推進法は、アイヌを「先住民族」と明記。だが昨年8月、国連の人種差別撤廃委員会が日本に土地や資源に関するアイヌの権利保護を勧告したにもかかわらず、先住権は規定されなかった。
 捕獲を制止する道職員に対し、近くにいた先住権の専門家やアイヌらは「先住民族の漁は国際的に認められている」などと反論した。
https://news.biglobe.ne.jp/topics/domestic/0901/92005.html

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南部弁を次世代に 国語研が八戸で方言調査

2019-09-02 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/01 11:11
 なくなりつつある全国各地の方言を調査している国立国語研究所(東京)の木部暢子副所長や研究者ら19人が8月27~28日、青森県八戸市鮫地区を訪れ、南部弁に関する調査を行った。木部さんは「子どもたちに方言を話してもらうための資料を残したい」と、各地で調査を続けている。
 同研究所では、2009年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が消滅の危機にある言語・方言としてアイヌ語などを挙げたことをきっかけに、日本各地の方言の保存活動に向けて調査を開始。日常会話で頻繁に使用する単語を集めた辞書的な資料作りや、基礎的な会話集の作成などを目指しており、昨年はむつ市で調査を行った。
 27日の調査では、鮫地区の住民ら5人を対象に聞き取りを行った。録音マイクをつけた住民は、「かばんの中を見ても、何も見つからないと思うよ」「あの子は何の飲み物が好きだろうか」など、共通語で書かれたさまざまな例文を南部弁で読み上げた。研究者らは発音やアクセントなどを次々とノートに書き取っていた。調査結果は報告書にまとめるほか、同研究所のホームページで公開する予定。
 調査に協力した下村陽子さん(71)は「私たちの年代は南部弁で話すが、残念ながら若い人には通じないことも多い。保存に向けた活動をしてくれることはありがたい」と話した。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/340258

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vol.360 バラの街、ケラーア・ムグーナの先住民族ベルベル人の住戸 【モロッコ】

2019-09-02 | 先住民族関連
不動産流通研究所 2019/9/1
 香料用のバラの産地というと、ブルガリアやトルコが有名だが、実はモロッコ南部、サハラ砂漠の近くのオアシスの街、カラア・エル・ムグーナは世界第3位のローズオイル生産量を誇る。

 ガイドブックの小さな記事を読んでこの街に来る観光客は、町中が常にバラの花であふれていることを期待するが、バラのシーズンは、毎年5月のはじめの2週間だけ。そして、シーズン中であっても街がピンク色に染まっているわけではない。
 バラはこのオアシスの街で育てられる多種多様の農作物の一つであり、豊かな緑の中にぽつんぽつんと咲いているだけだ。この町で取れるローズオイルは、ヨーロッパの有名メーカーに送られる。オレンジやりんごを作るよりも収入になるはずなのに、なぜ、この街の農地はバラ一色じゃないのだろう?
 カラア・エル・ムグーナに暮らすのは、1万年以上前から北アフリカで暮らすと言われる先住民、ベルベル人。彼らの暮らしが知りたくて、あるベルベル人のお宅を訪ねた。
 伝統的な日干し煉瓦の家の中に入ると、外の日差しが嘘のようにひんやりする。
 外に面した壁の厚みは50センチから100センチ。自然の土の色そのままの薄茶色の壁は、夏の太陽、冬の寒さから身を守る知恵だ。
 この家には、角がなく、全てが曲線でできている。日本人の私の目には不思議なデザインに思えるけれど、モロッコのどこの街に行っても、ベルベル人の伝統的な家は、こういう作りだ。一応四角なのだけれど、きちんとした正方形、長方形ではない。少し歪んでいたり、いきなり中二階が現れたり、不思議な場所に窓があったり、屈まないと入れないようなサイズの扉があったり。
 柔らかい、有機的、自然という言葉が似合う。建物も、物もきちんとまっすぐであるべきという”常識”がなく、工業製品を使わず、自由に家を建てたらこんな風になるのかもしれない。
 ベルベル人は、手織りのカーペット、陶器、アクセサリーなどのハンドメイドの担い手としても有名なのだけれど、彼らのハンドメイドも、やっぱりまっすぐではなかったり、丸みを帯びているものが多い。そしてその“丸み”も、正円ではなく楕円。
 角がないデザインといえば、スペインのガウディだけれど、彼はモロッコの影響を多分に受けたムハデル様式を多用していたし、グエル公園やカサ・ミラなどの代表的な作品をデザインする前にモロッコを旅行している。彼のデザインは、動植物の有機的な形がデザインされているというけれど、もしかしたらモロッコのベルベル建築の影響を受けていたかもしれない。
 そんなこと考えながら、裏庭の小さな木戸を抜けると、そこには楽園のようなオアシスが広がっていた。
 5メートルほどもある大きなヤシの木の下にはりんご、アプリコット、オレンジ、ぶどうなどの果樹が豊かに育ち、木々の足元にはハーブ類。限られた水をできるだけ蒸発させずに大切に使うオアシス農業の形だ。足元からは水が流れる音が、木々からは鳥のさえずりが聞こえる。
 そういえばバラはどこだろう?と思って見ると、生垣はバラでできていて、ピンクの可愛らしい花が咲いていた。
 バラの街というイメージに憧れてこの街に来ると、ピンク色の花が見つからなくてがっかりするかもしれない。
 最初に書いたように、バラの収穫期は年に2週間しかない上に早朝に摘まれてしまうから、咲いていても、緑の中にちらほらピンクらしきものが見える程度。でも、よく考えてみると、このほぼ自給自足のオアシスの街が、“バラだけの街”にならなかったのは、奇跡的なことで、素敵なことだなあと思う。
 モロッコといえばサハラ砂漠で、南部まで足を延ばす人も多い。砂漠に行く前後に、ぜひこのオアシスの街にも立ち寄ってみてほしい。
https://www.re-port.net/article/column/0000059592/

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