先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

横山孝雄さん死去 漫画家

2019-09-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/02 19:24
 横山 孝雄さん(よこやま・たかお=漫画家)8月31日午前4時19分、肺炎のため死去。82歳。中国北京生まれ。自宅は登別市登別本町2の36の1。葬儀終了。
 終戦後、福島県に引き揚げ、高校卒業まで過ごした。会社員を経て1959年、漫画家デビュー。その後、故・赤塚不二夫氏のアシスタントを務め、赤塚氏のプロダクションで専務などを歴任した。
 79年に「アイヌ神謡集」の著者知里幸恵のめい、故・知里むつみさんと結婚。97年に登別に移り住んだ。登別市内の「知里幸恵 銀のしずく記念館」を運営するNPO法人知里森舎の理事長だったむつみさんが亡くなった2016年からは、同理事長を務めた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/340710

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釧路の桃井さん、最優秀 「心込め作り続ける」

2019-09-03 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/02 16:00

アイヌ工芸コンテスト 写真1枚から頭巾再現
 アイヌ民族に伝わる技術を活用した工芸作品が並ぶ2019年度の「アイヌ工芸作品コンテスト」(アイヌ民族文化財団主催)で、釧路市の主婦桃井芳子さん(70)が、織物や刺しゅうの伝統的作品部門で最高位の優秀賞に輝いた。1枚の写真からアイヌ民族の頭巾を再現した桃井さんは「そこまで評価されるとは思っていなかったので優秀賞に選ばれ驚いたけど、本当にうれしい。心のこもったドキッとする作品を作っていきたい」と話している。(光嶋るい)
 コンテストには道内外から135点の応募があった。桃井さんが優秀賞を獲得した作品は「コンチ(頭巾)」で、屋外で活動する際に着用する防寒具の一種。書籍「アイヌの文様」(四辻一朗編、1981年発行)に掲載されていたコンチの文様やデザインに魅せられ制作を決めた。
 ただ、制作の参考にした作品集の写真はコンチを右側から撮影した白黒の1枚のみ。配色や見えない部分の構成を考えるところから始まった。文様のつけ方はアイヌ文様の木彫りに詳しい知人の助言をもらい、「エタラカ(アイヌ語でふぞろい)」と呼ばれる網目状の刺しゅうを施した。後頭部には植物の根を入れた、魔よけの飾りをぶら下げた。「作ってみて、昔の人はこんなすてきな物を身に付けていたのかと感動した。本当に難しくていろんな人に助けてもらい、自分でもよくやったと思う」と笑顔で話す。
 小樽市出身。夫の転勤で移り住んだ釧路で目にしたアイヌ文様の刺しゅうに魅せられた。「洋裁を学んだことがあったけど、型紙通りにきっちりやるのとは全く違う世界。アイヌ刺しゅうは(文様が)アンバランスでも心があって、技術も複雑。どうやって作るんだろうと引き込まれました」。12年前にアイヌ刺しゅうを独学で始めると、図書館に通って作品が載る本を探し、見よう見まねで腕を磨いた。
 現在は春採生活館で週1回開かれる「キロロウタラサークル」で地域住民や長期滞在者の作品制作に助言し、釧路フィッシャーマンズワーフMOOで週1回程度、クルーズ船などの観光客向けにアイヌ刺しゅうを指導している。作品制作に取りかかる際には敬意を込めて生地など素材にも宿るとされるカムイ(神)に「作らせていただきます」と祈りをささげる。アイヌ文化の保存や伝承に取り組む立場になって久しいが、「色彩、技術、才能など、昔のアイヌの人にはかなわない。勉強を重ねて、『心』のある作品を作りたい」と意欲をみせている。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/340615

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先住権か違法な漁か アイヌ、許可得ずサケ捕獲 儀式用十数匹

2019-09-03 | アイヌ民族関連
東京新聞 2019年9月2日 夕刊

サケ漁をするアイヌ民族の畠山敏さん(舟上左)らと、捕獲をやめるよう呼び掛ける道職員(左)=1日、北海道紋別市で
 北海道紋別市の川で1日、アイヌ民族の畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」として決行した。
 四月に成立したアイヌ施策推進法は、アイヌを「先住民族」と明記。だが昨年八月、国連の人種差別撤廃委員会が日本に土地や資源に関するアイヌの権利保護を勧告したにもかかわらず、先住権は規定されなかった。
 畠山さんは午前五時半ごろからアイヌの伝統的な丸木舟に乗り、前日に川に張った網に掛かったサケの回収を開始。駆け付けた道職員は川岸から「違法な状態なので、やめてくれませんか」などとたびたび制止した。
 これに対し、近くで見ていた先住権の専門家やアイヌらは「先住民族の漁は国際的に認められている。申請が必要なことがおかしい」「生活の権利を奪っておいて法律違反とは非常に勝手だ」と反論。畠山さんは漁を午前七時ごろに終えた。
 畠山さんは「道からは歩み寄りも何もない。アイヌモシリ(北海道を指すアイヌ語)に土足で上がり込んできた和人には左右されない」と話した。一九九七年に司法の場で初めてアイヌを先住民族と認めた二風谷ダム訴訟で原告だった貝沢耕一さん(73)も様子を見ており「畠山さんは、自分のことだけでなくアイヌ全体のことを考えてやっている。すごい勇気だ」と激励した。
 漁で捕ったサケは、この日開かれた豊漁祈願の伝統儀式「カムイチェプノミ」で供えられた。
 畠山さんによると、同日午後、警察官が来て「網を撤収したか」「これが漁をした網か」などと尋ねた。畠山さんが「逮捕してくれ」と応じると「そういうことじゃない。後で話だけ聞かせてくれ」と話して帰ったという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019090202000252.html

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アイヌ民族遺骨、紋別の納骨堂へ

2019-09-03 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2019年9月2日09時35分
遺骨を元紋別墓地改葬納骨堂に納める紋別アイヌ協会の畠山敏会長=紋別市
市立博物館から移す
 紋別市立博物館で保管されていたアイヌ民族の遺骨1体が31日、紋別アイヌ協会(畠山敏会長)の手で、地元のアイヌ民族の遺骨が納められている元紋別(もともんべつ)墓地改葬納骨堂に移された。札幌医科大学が市から調査依頼を受けて保管していた遺骨で、昨年12月に大学から市へ返還されていた。
 協会や関係者によると、遺骨は女性で1974年に紋別市内の遺跡から見つかった。以来、市に返還されるまで大学が保管。その間に、歯を抜かれ、DNA採取などが行われたという。今回は所有権を市に残して「貸し出し」という形で納骨堂に移されたが、ほかの遺骨と同様に慰霊していくことに変わりはない。
 協会はこの日、市内のコタン(集落)墓所跡付近でカムイノミ・イチャルパ(先祖供養の儀式)を執り行った。畠山会長はあいさつで「ずっと札幌医科大学に預けっぱなしになっていた女性のご遺骨。ようやく故郷にお連れすることができて本当にうれしく思う」と述べた。(神村正史)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1909020100005.html?_requesturl=articles%2FCMTW1909020100005.html&rm=153

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ニュースなぜなに 「先住民族」と認め、アイヌを支援 アイヌ支援新法 歴史・文化を伝える新施設も

2019-09-03 | アイヌ民族関連
中部経済新聞 2019年9月2日の記事
ニュースなぜなに
 北海道などで暮らすアイヌ民族を支援する、新しい法律「アイヌ民族支援法」が国会で成立しました。
 アイヌを法律で初めて、地域で先に生活していた「先住民族」と認め、言語や儀式など独自の文化を盛んにして、アイヌ以外の人たちに知っても...
残り711文字/全文831文字
https://www.chukei-news.co.jp/news/2019/09/02/OK0001909020d01_01/

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千代田区立九段生涯学習館 異世代交流講座「イランカラプテ!アイヌ文化に触れる」

2019-09-03 | アイヌ民族関連
PRTIMES 2019年9月2日 11時07分
自然との共生にもとづくアイヌの伝統文化を学び、世代・民族を超えて交流します。(全2回)

●第1回● 10月6日(日)10:30~12:30
アイヌの歴史を学び、歌・舞踊を体験。
会場:千代田区立九段生涯学習館(千代田区九段南1-5-10)
●第2回● 10月27日(日)10:30~13:30
アイヌ料理として鮭をまるまる1匹調理します。
会場:千代田区立スポーツセンター(千代田区内神田2-1-8)
【講師】宇佐 照代氏(アイヌ文化活動アドバイザー/アイヌ料理店ハルコロ店主)
【定員】28名(締切後、抽選の上、書面にてご案内)
【参加費】高校生以上の方:2,000円(材料費含む)
親子参加:1組3,500円(材料費含む)
※お子さま1名追加につき、1,500円追加
【対象】小学生以上どなたでも
※中学生以下は18歳以上の方と参加
※大人1名につき子ども2名まで可
<申込み>
9月20日(金)17時までに、電話またはFAX、ホームページより九段生涯学習館までお申込みください。
(FAXの場合・・・講座タイトル/氏名(ふりがな)/郵便番号・住所/電話番号/年齢/食物アレルギーの有無を記載)
<お申込み・お問い合わせ先>
千代田区立九段生涯学習館
電話: 03-3234-2841(9:00~21:00)
FAX: 03-3262-7460
ホームページ: https://www.kudan-ll.info/event/15600.html
【異世代交流事業とは】
対象者の世代を区別せず、子どもから高齢者まで様々な世代がともに学ぶことにより、学びを深めます。
【その他お願い】
◆参加者以外のお子さまの同伴はご遠慮いただいております。
◆ご本人さま以外の参加はお断りいたします。
◆天候や交通機関の運行状況およびその他の事情により、講座が中止、変更になる場合がございます。
◆9/29(日)17時以降のキャンセルは、一人1,000円のキャンセル料が発生します。
◆食物アレルギーをお持ちの方は事前にお知らせください。
【主催】
指定管理者 ミズノグループ 株式会社小学館集英社プロダクション 千代田区立九段生涯学習館
■千代田区立九段生涯学習館について
九段生涯学習館は、株式会社小学館集英社プロダクションが指定管理者として運営しています。主に、自主的な生涯学習活動を行っている区内のサークルやグループの学習活動を支援するための施設です。また、さまざまな生涯学習に関するイベント・講座を提供しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000002610.html

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アマゾン火災で世界が批判するブラジル大統領、国内では6割が支持の理由は?

2019-09-03 | 先住民族関連
ニューズウイーク 2019年9月2日(月)09時07分

ブラジルのボルソナロ大統領は、アマゾン森林火災への対応をめぐり、国際舞台では欧州の指導者たちや環境保護グループから激しい批判を浴びている。しかし、国内で大統領の対応の鈍さに怒る国民は少ない。写真はブラジリアで撮影(2019年 ロイター/Adriano Machado)
ブラジルのボルソナロ大統領は、アマゾン森林火災への対応をめぐり、国際舞台では欧州の指導者たちや環境保護グループから激しい批判を浴びている。しかし、国内で大統領の対応の鈍さに怒る国民は少ない。
熱帯雨林の保護と開発のバランスを巡り、国民の多くは、外国の干渉に対する大統領の嫌悪感を共有している。アマゾンは国内では重要な国家資産と受け止められているが、国際社会では気候変動への決定的な防波堤と見なされている。
ただ、政治家やアナリストによると、ブラジルに対する通商制裁や不買運動が広がって、ただでさえ減速している景気に悪影響が出始めれば、世論も変わる可能性があるという。
環境保護主義者たちは、森林火災の大半は不動産投機家や牧場主らが牧草地を広げるため違法に火を放ったもので、過度な環境保護に対するボルソナロ氏の批判に後押しされたことが、こうした行動を招いたと訴えている。
ボルソナロ氏は火災が故意に起こされたという主張を否定し、特に欧州諸国に対し、介入しないよう繰り返し要求。消火活動の資金や機材が不足しているにもかかわらず、国際支援を拒絶し、フランスのマクロン大統領と舌戦を繰り広げている。
ブラジリアのコンサルタント会社キャピタル・ポリティコの責任者、レオナルド・バレット氏によると、今週実施した世論調査ではボルソナロ政権が「非常に良くやっている」、「良い」、「普通」とする回答は合わせて約60%に上り、国民が現時点では大統領を好意的に見ていることが明らかになった。
ロビイストでブラジル政府の元通商担当高官だったウェルバー・バラル氏は、「アマゾンの支配権を外国人に奪われかねないとのボルソナロ氏のナショナリズム的思考のために、皮肉にも、森林火災は同氏の支持率を上げたかもしれない」と述べた。
ブラジル国民の多くは、アマゾンには金からニオブに至る膨大な鉱物資源が眠っており、それらが諸外国から狙われていると信じている。
この考え方はブラジル軍部でも根強く、アマゾンでの外国人のいかなる役割に対しても、たとえ環境や先住民族を保護しようとする非政府組織の活動であっても、疑心を生む結果になっている。
軍部出身のボルソナル氏は、議会で政治家たちや一部の味方陣営からも、消火活動が遅すぎるうえにマクロン大統領との中傷合戦で時間を浪費していると批判されている。
経済的な影響は
火災が最も激しいパラ州のエルデル・バルバーリョ知事はロイターに、1月に就任したボルソナロ氏が直面している最大の問題は、これまで国内経済に景気回復の兆しがまったく見えないことだと指摘した。今やアマゾンの危機によってブラジルのイメージが損なわれ、経済に跳ね返る恐れがあるという。
知事は「国際市場がブラジルの農産品に門戸を閉ざせば、景気シナリオはもっと深刻になるだろう」と述べた。
既に一部の国は、ボルソナロ氏の環境政策を理由に制裁をちらつかせており、消費者らがブラジル産牛肉は買わないと決心する可能性もある。
キャピタル・ポリティコのバレット氏によると、これは当初からボルソナロ氏の支持基盤だった農業関係の有権者に直接影響する。
森林火災やボルソナロ氏の環境政策への世界的な批判は、投資家にも影響を与えるかもしれない。
「ティンバーランド」などの衣料品や靴のブランドを展開する米VFコープは29日、環境問題への懸念を理由にブラジル産皮革の購入をとりやめると発表した。
バラル氏によると、欧州などの企業は株主から、環境保護で重要な地域であるブラジルの鉱業セクターなどへの投資を停止するよう、圧力を受ける可能性もある。
カティア・アブレウ元農業相は、農業分野でブラジルと競合する国々が環境問題を口実にブラジルを批判するのではないかと危惧している。そうなれば国民の間で反ボルソナロ氏感情が高まるとアブレウ氏はみる。
ただ「それでもボルソナル氏は危機回避の方法について誰からの助言も聞き入れない。聞く耳を持たないし、予測不可能な人物だ」と語った。
(Anthony Boadle記者)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/09/post-12893.php

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アマゾン火災で批判のブラジル大統領、国内では人気上昇の「なぜ」

2019-09-03 | 先住民族関連
ロイター 9/2(月) 13:11配信

ブラジルのボルソナロ大統領は、アマゾン森林火災への対応を巡り、国際舞台では欧州の指導者たちや環境保護グループから激しい批判を浴びている。しかし、国内で大統領の対応の鈍さに怒る国民は少ない。
ブラジルのボルソナロ大統領は、アマゾン森林火災への対応を巡り国際的な批判を浴びたが、国内ではこの危機でボルソナロ人気が高まったかもしれない。
今週実施した世論調査では、ボルソナロ政権を「非常に良い」「良い」「普通」とする回答は合計で約60%に。国民の多くが、外国の干渉に対する大統領の嫌悪感に共感している。
ただ、2日に発表された別の世論調査では相反する結果も。大統領の8月の支持率は29.4%と、2月の38.9%から低下した。
「世界の肺」と呼ばれるアマゾン地域の火災は今年急増。国際的な怒りを呼んでいる。
ブラジル大使館の前での抗議活動。
環境保護主義者らは、森林火災の大半は不動産投機家や牧場主らが牧草地を広げるため違法に火を放ったものだと主張。ボルソナロ氏はこれを否定するが、元陸軍大尉は、消火活動が遅すぎたとして、議会から批判を浴びている。
消火活動への国際援助を巡り、マクロン仏大統領との舌戦で時間を浪費したことに対しても批判がある。
ブラジルの宇宙研究機関は今年、7万件以上の火災を検知。2010年以来、最多だ。
アマゾンの先住民族は、この地域の消防サービスが削減されたため、自分たちだけで消火しなければならなくなった。部族の若者らは、水のタンクを背負って、少人数で消火に当たっている。
森林火災に対する世界的な抗議と大統領の環境政策は、海外でのブラジルのイメージを傷つけた。
同国経済、ひいては大統領の人気に打撃を与えるかもしれない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00010006-reutv-s_ame

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アイヌ政策推進、交付倍増20億円

2019-09-03 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2019年9月2日09時13分
来年度概算要求
 内閣官房アイヌ総合政策室は30日、2020年度のアイヌ政策関連予算の概算要求をまとめた。このうちアイヌ政策推進交付金は、今年度当初予算の倍の20億600万円を計上している。
 交付金は文化振興や福祉施策に加え、地域や産業、観光振興を含めた市町村の取り組みを支援するもの…
残り:124文字/全文:272文字
https://www.asahi.com/articles/CMTW1909020100001.html

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<北海道>アイヌ伝統の儀式 「サケ漁強行」の訳とは

2019-09-03 | アイヌ民族関連
HTB 9/2(月) 19:29配信
 紋別市の川でアイヌ民族の男性が規則で決められた許可を得ずにサケ漁を行いました。なぜ無許可で漁を行うのか。男性は先住民族の権利を主張しています。
 1日、紋別市を流れる藻鼈川(もべつがわ)の河口近くで、自然の恵みに感謝を捧げるアイヌ伝統の儀式が行われました。
 供物として祭壇に上げられたサケ。儀式はサケの捕獲から始まりました。
 道職員「(捕獲は)できません。違法です、これは」
 畠山さん「違法じゃない」
 道職員「違法です」
 畠山さん「知らない俺は」
 紋別アイヌ協会会長の畠山敏さんが川に張った網を引き上げ、儀式で使うサケおよそ60匹を捕獲しました。
 道内水面漁業調整規則により、アイヌ民族が儀式に使うサケをとる場合、事前に申請が必要です。しかし畠山さんは「アイヌのサケ漁は先住民族の権利であり行政の許可は必要ない」としてあえて申請しませんでした。
 オホーツク総合振興局産業振興部水産課・坂本達彦水産課長「申請を上げていただければ、アイヌの儀式等に使うこのようなサケの捕獲が認められます。その申請が上がっていないというのが今の状況」
 畠山さんが魚を持ち帰ったため、現在、警察は事情を聴くなど調べを進めています。
 アイヌ施策推進法が5月に施行され「文化伝承のために行われるアイヌのサケ漁について円滑に行われるよう配慮をする」とされましたが、道の手続きに変更はなされていません。
 畠山さん「これは先住権を求めるための一つの闘いと私は認識しています。自由にサケをとったり、計画を立てながら自然の恵みをいただきたい」
 アイヌ民族のサケ漁についてですが、海外では先住民族にサケ漁を認めている国もあり、国連は去年8月、日本政府に対し、天然資源を利用する権利をアイヌに認めるよう勧告しています。先住民族の権利か、日本の法律か。今後、議論を呼びそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000012-htbv-hok

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<北海道>「先住民族の権利」アイヌ民族男性が無許可でサケ漁

2019-09-03 | アイヌ民族関連
HTB 9/2(月) 8:30配信

 紋別市の川で1日、アイヌ民族の男性が規則で決められた許可を得ずにサケ漁を行いました。「サケ漁は先住民族の権利だ」と男性は訴えています。
 1日午前5時半ごろ、紋別市の藻別川でアイヌ民族の男性が川に張った網を引き上げ伝統儀式に使うサケなどおよそ60匹をとりました。道の規則では儀式に用いるサケをとる場合事前に申請が必要ですが、男性は「アイヌのサケ漁は先住民族の権利であり行政の許可は必要ない」と訴え、申請をしませんでした。道の職員が止めに入りましたが男性は魚を持ち帰ったため、警察は男性から事情を聴いています。国連は去年、日本政府に対しアイヌの土地や漁業資源を利用する権利を認めるよう勧告を出しましたが、5月に施行されたアイヌ施策推進法では盛り込まれていません。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000001-htbv-hok

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はこだてグリーンプラザで「はこだてグルメサーカス2019」 各地から100店以上が出店

2019-09-03 | アイヌ民族関連
みんなの経済新聞 9/2(月) 16:15配信
 「函館グルメサーカス2019」が9月7日・8日、はこだてグリーンプラザ・函館朝市第1駐車場で開催される。(函館経済新聞)
 2017(平成29)年の前回開催時には延べ約23万9000人が訪れたというビッグイベントは、昨年は北道胆振東部地震の影響で中止を余儀なくされた。8回目を迎える今回は、被災地でもあるニッタン(胆振・日高)地域が復興支援の感謝を込めて「ニッタンサンクス!フェア」を催す。2020年4月24日に白老町に誕生する「ウポポイ(民族共生象徴空間)」のPRステージや、アイヌ古式舞踏ステージ、本格厨房(ちゅうぼう)設備を備えた大型キッチンバス「nittanサンクスキッチン」が函館市に初上陸。ニッタンエリアのご当地食材を用いた料理を提供する。
 今年は「青森・函館ツインシティ提携30周年」でもあることから、はこだてグリーンプラザ会場ステージ横には「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」が登場し、イベントに華を添える。ほかにも、開港都市(横浜・神戸・新潟・長崎)をはじめ姉妹都市や友好都市、函館空港から直行便で行ける東京・大阪・名古屋、東北6県や埼玉・北関東などからご当地の名物が集結。地元函館からは「マルモンターニャ」や「五稜郭(ごりょうかく)ガーデン」などが初出店を飾る。
 今年初めての取り組みとして「四大グルメイベントスタンプラリー」がある。帯広のイベントはすでに終了したが、札幌では「さっぽろオータムフェスト(9月6日~29日)」、旭川で「北の恵み 食べマルシェ(9月14日~16日)」が開催される予定で、各所で配布されている応募用紙にスタンプを1市に1つ押して応募箱に投函(とうかん)すると合計140人に景品が当たる。
 イベントを企画・運営する函館市観光部観光振興課の澤村立さんは「本拠地である函館の地元の人たちはもちろん、出店している地域の方々も訪れてほしい」と話す。
 開催時間は10時~17時(8日は16時まで)。当日は会場周辺に交通規制が張られるが、函館駅前4番乗り場から函館市役所前までの無料シャトルバスが10分間隔で運行している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000035-minkei-hok

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ゴーギャンやブレルが眠る “人類の大地”マルケサス諸島

2019-09-03 | 先住民族関連
CREA 9/2(月) 11:00配信
 赤道を越えた南太平洋に、“楽園”という響きが世界でいちばん似合う島々がある。
 19世紀後半から20世紀にかけて、欧州の画家やシンガーなどアートに心捧げた人々は、文明によって失われた楽園を求め、タヒチを目指した。
 彼らを惹きつけてやまなかった何かを探しに、タヒチの島々――ボラボラ島、ファカラバ島、マルケサス諸島のヒバオア島、タヒチ島へ渡った。
ゴーギャンやブレルが眠るマルケサス諸島
 タヒチ島の北東、約1,433キロ。国内線を乗り継ぎ約3時間50分。
 寒流のペルー海流に洗われるマルケサス諸島は、タヒチの他の島々ではおなじみのトロピカルなコーラルリーフはなく、荒々しい断崖が太平洋からそそり立っている。
 ここまで遠く離れると、タヒチ島とは30分の時差があり、言葉も異なる。
 たとえば“ありがとう”は、タヒチ語で「マーゥルゥル」、マルケサス語で「ヴァイエィヌィ」。古代の先住民族であるマオヒの言葉の影響が残っているという。
 紀元前2世紀、タヒチの人々の祖先はサモアなどから新天地を求めてマルケサス諸島へ、それからタヒチ各島へと移り住み、やがて北のハワイ、南東のイースター島、南西のニュージーランドへとわたり、いわゆる「ポリネシア・トライアングル」を形成した。
 マルケサス諸島のことを“人類の大地”を意味する「ヘヌア・エナナ」と呼ぶのは、人々の移動の起点になった場所だからだろうか?  と、想像も膨らむ。
 今回、訪れたヒバオア島は、12島からなるマルケサス諸島のうち、2番目(フレンチポリネシア全体では3番目)に大きな、南マルケサス諸島の中心的な島。
 伝説によるとマルケサス諸島の12の島々は神の屋敷の各部分を示し、ヒバオア島は大梁とされている。家の中でも重要な部分だ。
 また、肥沃な土地から「マルケサス諸島の庭園」という呼び名もある。
 そんなヒバオア島は、画家ゴーギャンが1901年に、ベルギーの歌手であり詩人であり俳優でもあったジャック・ブレルが1975年に移り住み、終の棲家に選んだ場所だ。
 彼らの目に映ったヒバオア島と、今の風景はきっと変わらない。ヨーロッパ人が初めて訪れた大航海時代も、紀元前2世紀の民族の大移動時からも、きっと変わっていない。
 そう思わせる原始の自然がここにある。
ゴーギャンとブレルの足跡をたどってアツオナの町へ
 ヒバオア島は標高1,276メートルのテメティウ山が侵食して生まれた火山島だ。だ。
 面積320平方キロメートルに7つの村があり、人口はおよそ1,800人。その多くが南部の中心地アツオナの町に暮らしている。
 画家ゴーギャンや詩人にして俳優のジャック・ブレルが暮らしていたのも、中心地のアツオナ。
 背後にテメティウ山とフェアニ山の1,000メートルを超す高峰がそびえ、タアアオ湾の穏やかな入り江に面している。
 アツオナの村には「ゴーギャン」という名のよろず屋さんや、石の彫像のティキが並んだ広場、工芸品を地元アーティストが持ち寄る「ファレ・アルチザン・アツオナ」、そしてトラックで野菜や卵を販売にやってくる移動マーケットも。
 そんな村の真ん中を裸馬に乗った島民が通り過ぎる。
 アツオナ村の観光のハイライトは、ゴーギャン博物館。ゴーギャンの作品のレプリカ群やバイオグラフィ、画家仲間へ送った書簡などが展示されている。
 敷地内には、“快楽の家”と呼ばれる、彼が生前暮らしていた家も再現されている。
 高床式の家に入ると、まずはベッドルーム、そして陽射しが差し込む広々としたアトリエへ。
 一画には描きかけのキャンバスと絞りだされた絵具、筆立てが無造作に並んでいる。
 また、同じ敷地内にジャック・ブレルにまつわる展示エリアも。巨大な倉庫のような建物内に、彼の歌声が流れ、彼が愛した「ジョジョ」という名の双発飛行機が中央に鎮座している。
 多才なブレルはシャンソン歌手であり、詩人であり、俳優であり、腕利きの飛行家でもあった。ヒバオア島ではタクシー飛行機として働き、島民も大いに助かったという。
 ちなみに彼が最後に録音した18曲はヒバオアでの日々を歌ったものだが、アルバムには12曲を収録、残りの6曲は永遠に発表されることはないそうだ。
 二人とも、アツオナの町と太平洋を見渡す丘の上の「カルヴェール墓地」に眠っている。
「カルヴェール」とはフランス語で「厳しい試練」。その名にはそぐわない、雄大な絶景が目の前に広がっている。
走行距離95キロ時空を超えた島の旅
 粗削りの自然が広がるこの島では、“マナ”や“スピリット”といった、目には見えないものの存在も、不思議と信じられる。
 そのせいか、島には多くのティキ(守り神)の石像が点在している。
 ガイドの話によると、考古学者によって250体のティキが発見されたけれど、宣教師によって破壊されたものもあり、山の中には900体以上が眠っているのではないかという。
 ティキ像などには伝統的な手法が使われている。一説ではフレンチポリネシアのアートの起源はマルケサス諸島だとする声もある。この島の空気が、感覚の深部を刺激してアートが生まれるのでは、と思えてくる。
 島の深部や入り組んだ海岸線を4WD車で走行しながら、自然やカルチャーについて話を聞く1日ツアーに参加してみた。
 南部のアツオナの村から北部へ、そして東部へ。車が行くのは赤土がむき出しになった道や、ガードレールもない断崖、時に野生のヤギの群れに行く手を阻まれることもあった。
 見たこともない形の山塊や、カルデラ状の入り江が続く。いくつかの入り江を過ぎて、小さな村に入ると、小さな教会がぽつんと立っていたりする。
 イイポナの遺跡では、一段高い位置にフレンチポリネシア最大の高さ2.67メートルのティキ“タカイイ”が鎮座している。
 うつ伏せに空を飛ぶポーズの像(ティキ・マキ・タウア・ペペ)は、出産をしている女性だそうだ。
 足を延ばして座っている、タカイイの妻とされる座像もある。森の中の小さな王国へ迷い込んだ気分だ。
 総走行距離95キロ。実際の距離に加え、古代マルケサスへと時も遡ったような1日だった。
海と山、2つの絶景を思う存分満喫できるロッジ
 アツオナの町から約4キロ、丘の上に立つこの島唯一のリゾートホテルが、ホテル・ハナケエ・パール・ロッジだ。メイン棟にあるインフィニティプールの片側からは大海原、もう一方からはギザギザとした山脈が続く絶景を望める。
 木瓦のヒュッテ風バンガローはわずか14棟。ウッドをふんだんに使い、絵画やカービングなどマルケサスの職人による工芸品で飾られている。設備はシンプルながら、テラスをしつらえ、居心地がいい。
 おすすめは「プレミアムオーシャンビュー」。テラスやデスク、ベッドから、テメティウ山と太平洋が織りなす自然絵巻を満喫できる。
 壮大な光景を前にすると、ゴーギャンやブレルの創作への衝動が、自分の中にも芽生えてくる気がする。
Hotel Hanakee Pearl Lodge(ホテル・ハナケエ・パール・ロッジ)所在地 BP 80 - 98 741 Atuona - French Polynesia電話番号 040-927-587https://www.hotelhanakee.com/
古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/
古関千恵子
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190902-10023445-creaweb-life

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