先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

朝崎郁恵の声がけで始まったプロジェクト<Amamiaynu>。奄美とアイヌの夢のようなセッションを収録

2019-09-20 | アイヌ民族関連
タワーレコード 2019年09月19日 13:22

コンピレーションアルバム『アイヌと奄美』その先に生まれた新しい作品
2003年アイヌの伝統的歌手、安東ウメ子と奄美民謡の第一人者、朝崎郁恵が奄美大島の海の見える小高い丘のステージに一緒に立ち貴重なセッションをしたことがきっかけとなり、13年の時を経てもこの歴史的な共演を忘れられない朝崎郁恵からの声がけにより2018年冬、奄美民謡とアイヌ音楽のコラボレーション・プロジェクトが始まりました。
今作のうち6曲は先行アルバムに収録されていますが、プロデューサーのOKIにより全曲を新たにミックスし直し、さらに新録2曲を追加したコンプリート・アルバムです。新録曲の“Kyuramun rimse”と“Makya makyaupopo”では、安東ウメ子、朝崎郁恵、Rekpo(MAREWREW)、Kapiwによるヴォーカル、OKIのプロデュース/演奏での参加等、まさに奄美とアイヌの夢のようなセッションが実現しました!
●朝崎郁恵
1935年、奄美・加計呂麻島生まれ。太古より唄い継がれてきた奄美島唄の唄者(ウタシャ)。幼少より天性の素質に磨きをかけ、10代にして天才唄者と呼ばれる。ニューヨーク・カーネギーホール、ロサンゼルス、キューバ等での海外公演や、国立劇場10年連続公演等、数々の大舞台で奄美島唄を広める活動を続けてきた。現在放送中のNHK BSプレミアムの長寿番組「新日本風土記」のテーマ曲“あはがり”を唄う。奄美島唄の根底にある伝統はそのまま守りながら、ピアノや様々な民族音楽等、異分野とのコラボレーションで奄美島唄の可能性を広げ、今なおその世界を深めている。その魂を揺さぶる声、深い音霊は、世代や人種を超えて多くの人々に感動を届けている。
HP:www.asazakiikue.com
●OKI(オキ)
アサンカラ(旭川)アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器トンコリ奏者/ミュージシャン/プロデューサー。安東ウメ子やMAREWREW(マレウレウ)を手掛けるなどプロデューサーとしても活躍。2005年以降は自身が率いるOKI DUB AINU BANDでアジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地をツアーし、世界最大規模のワールドミュージック・フェス「WOMAD」など国内のみならず海外のフェスにも多数出演。カナダの先住民系ダンサーや影絵作家、沖縄民謡の唄者・大城美佐子との共作アルバムのリリースなど活動は多岐に渡る。
HP:www.tonkori.com
●Rekpo(レクポ)
旭川出身でアイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに精力的に活動する女性ヴォーカルグループ、MAREWREWのメンバー。MAREWREWとしても最新アルバム『mikemike nociw』をリリースしたばかり。
●Kapiw&Apappo(カピウ&アパッポ)
阿寒湖・アイヌコタン出身のウポポを歌う姉妹ユニット。幼少の頃から、地元阿寒や祖母から伝承されてきた歌を中心に、民族楽器ムックリやトンコリも交えつつ、アイヌの歌の魅力を伝えている。
奄美 アイヌ レコーディング風景
「神様が来る時の唄はかったるい音なんだ」
OKI(トンコリ奏者)
レコーディングの初日に私たちは朝崎さんの原風景を知ることになった。加計呂麻島、朝崎さんの実家のあった村には浜から山に向かって神様の通る道がある。
浜側にはトネヤ(1)があって、よく人が集まって歌っていた。「いつものように私は外で遊んでいた。トネヤで唄が始まると、『ああ、今、神様が来てるんだ』と普通に思っていた。神様が来る時の唄はかったるい音なんだ。いつの間にか神様のやって来るところはトイレ付きの公民館に変わってしまった。」
「診療所を開業していた父は、診察の終わったおばあさんの前に録音機を置いて唄を録り始めた。父はその人が唄がうまいのを知っていたから。そして私はそのテープを何度も聴いて唄を覚えた。なかなか難しかった。」「今の子たちは昔を忘れている」と朝崎さんは言う。都会的でポップなシマ唄に気持ちがついて行けないようだ。今の子たちからすると「あの時代の事はあの時代だからできた、今は今でやるべき表現がある」ということになるのだろう。
朝崎さんの話はまるでアイヌのフチ(2)から話を聞いているようだった。アイヌは厳しい時代を生き抜いた歴代のエカシ(3)とフチを敬い、「昔のまま」を好む傾向がある。だからアイヌ文化の現代化にはそれほど熱心ではない。なぜなら失ったものが多すぎて新しいものを作るための文化的な体力がまだまだ不足しているからだ。「昔の事を分かっていないのに新しいものが作れるか?」というのがアイヌのジレンマにもなっている。だから私は奄美や沖縄のように人気のでるポップな音楽を作れる環境は逆に素晴らしいと思うのだ。文化に携わるアイヌはほぼすべて「いくらがんばっても昔のエカシやフチにはかなわない」という認識を持っている。新しい事を生み出すより、失ったものを取り返しながら一歩ずつでも先祖に近づいて行くというのがアイヌが共有する大切なモットーになっている。
今回の共演の始まりは15年ほど前に遡る。アイヌの伝統的歌手、安東ウメ子さんと朝崎さんは奄美の海の見える小高い丘のステージに立った。お二人は同世代で朝崎さんはウメ子さんに会うやいなや彼女の手をとって、「奄美とアイヌの音楽が一つになる日が来た。」と熱く語りかけていた。「ウメ子さんの歌は奄美の歌に似ているなあと思った。一緒に歌い始めたら歌の兄弟のようになった。」と朝崎さんはあの日を振り返る。一方、ウメ子さんはいざ伴奏が始まると横にいたカピウに「あんた先に歌いなさい。」と耳打ちしている。何事もポジティブな朝崎さんと奄美マナーにびびる北海道組の対比がおもしろかった。歌以外の楽器が二人を邪魔してたのかもしれない。白波の立つ海を背に奄美の歌とアイヌの歌が強い風に乗ってうねっていた。
朝崎さんは前向きだった。ことあるごとにウメ子さんとの共演は奄美とアイヌの「歴史上初めてのセッション、世界一のセッション」だったことを人に伝えてきた。そして一緒に作品を作る約束を果たせないままウメ子さんが亡くなってしまった無念さをいつも忘れずにいた。
今回のセッションで「アイヌと奄美の音楽は一つになる」という朝崎さんの想いはようやく現実のものとなった。朝崎さんはアイヌのウポポ(4)を聞きながら、三味線が奄美に伝わる以前の曲ばかりを選んでいった。三味線がいなくなってお互い自由度が増し、昔の懐かしい風景が私たちの前にひろがった。
(1)トネヤ 神様への祈りをするところ
(2)フチ 祖母に対する尊敬語
(3)エカシ 祖父に対する尊敬語 
(4)ウポポ 歌神様が来る時の唄はかったるい音なんだ」
https://tower.jp/article/feature_item/2019/09/19/0705

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラグビーW杯 トンガ代表歓迎 札幌アイヌ協会が舞踊披露

2019-09-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/19 20:05 更新

 ラグビーW杯日本大会に出場するトンガ代表チームの歓迎行事「ウェルカムセレモニー」が19日、公認キャンプ地・札幌のアイヌ文化交流センター(南区)で開かれ、札幌アイヌ協会の会員たちがアイヌ民族の伝統舞踊を披露した。
 トンガ代表選手ら48人が参加。同協会の約15人が伝統楽器のムックリ(口琴)や輪踊りで歓迎した。多原良子副会長は「選手のみなさんの体が大きくて驚いた。海外にアイヌ文化を発信する良い機会だった。試合も頑張ってほしい」と笑顔で話した。
 セレモニーでは、トンガ代表に大会記念メダルなどが贈られたほか、シアレ・ピウタウ主将が必勝祈願のだるまに目を入れた。選手らが返礼として、普段は試合前に歌うという賛美歌を披露する場面も。ピウタウ主将は「歓迎の気持ちが伝わった」と感謝した。
 トンガは22日、札幌ドームでイングランドと対戦する。(斉藤千絵)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/346392

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ舞踊でトンガ代表を歓迎 W杯キャンプ地、札幌

2019-09-20 | アイヌ民族関連
京都新聞【 2019年09月19日 11時21分 】

 トンガ代表の「チームウエルカムセレモニー」で披露された、アイヌの伝統楽器「ムックリ」の演奏=19日午前、札幌市南区
 20日に開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に出場するトンガ代表が19日、公認キャンプ地がある札幌市南区での「チームウエルカムセレモニー」に参加した。
 式典はアイヌ文化交流センターで開催。アイヌ民族の伝統舞踊が披露され、W杯参加を記念したメダルとキャップを選手らに贈呈。
 チームは16日に同区定山渓を拠点とするクラブチーム「北海道バーバリアンズ」のホームグラウンドにキャンプインし、最終的な調整を行っている。
 トンガ代表は22日、札幌ドームでイングランド代表と対戦する。
https://www.kyoto-np.co.jp/sports/article/20190919000051

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」 10月12日(土)~オリジナルコレクション販売開始

2019-09-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/19 13:00

2019年9月19日
株式会社ビームス
NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構
アイヌ文化を暮らしの中へ。
ビームス・フェニカと阿寒湖アイヌ工芸作家がコラボレーション!
新しいモノづくりへのチャレンジ
「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」
10月12日(土)~オリジナルコレクション販売開始
同時開催:阿寒湖アイヌ工芸作家によるトークショー、ライブイベント
会場:新宿・ビームス ジャパン(東京都新宿区新宿3丁目32−6)5F・フェニカスタジオ
 株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:設楽洋)の衣食住にまつわるアイテムを展開するレーベル<fennica(フェニカ)>とNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(北海道釧路市)がコラボレーションし、アイヌ文化を暮らしに取り入れる新作コレクション作品を発表します。
 ロンドンを拠点に世界のクラフトを追求するフェニカのディレクター、テリー・エリスと北村恵子の二人が、このたび北海道釧路市阿寒湖エリアの「アイヌ文化」に着目し、次世代のアイヌ文化を担う若手工芸作家のクリエーティビティーと融合。時間をかけて共に創り上げたオリジナルな作品の数々をお披露目するイベント「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」を、2019年10月12日より新宿のビームス ジャパン5F・フェニカ スタジオおよびBギャラリーにて開催いたします。
 アイヌ文様のシルバージュエリーや木彫りのカトラリー、伝統素材の籠バッグなど、アイヌ文化を身近なライフスタイルアイテムに取り入れました。会期中、併設ギャラリーにてアイヌ関連の展示ほか、トークショーやライブイベントなど作家と触れ合える機会もございます。
また、今回の取り組みについての特集ページ「fennica things vol.7阿寒湖とアイヌ」(https://www.beams.co.jp/special/fennica_things/vol7/)も10月1日(火)より公開予定です。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O1-Lx6PlrMN 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O13-w58XaM5y 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O14-9uwl5yD2 】
フェニカディレクター テリー・エリスのinstagramアカウント@_terry_ellis_より
開催概要
「アイヌ クラフツ 伝統と革新 -阿寒湖から-」
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O2-92AFy764 】
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O3-wk7v7QF2 】
会期:<フェニカ スタジオ>商品販売 2019年10月12日(土)~20日(日)
※「AINU CRAFTS」の作品に加えて、fennicaセレクトの阿寒湖特産品などの販売を予定
<Bギャラリー>阿寒湖アイヌ関連展示2019年10月12日(土)~27日(日)
① ライブイベント:10月13日(日)18:00〜18:30
(来場予定作家)郷右近(ごううこん) 富貴子(ふきこ)氏、下倉絵美氏 ※姉妹音楽ユニット「kapiw&apappo」 
② トークショー:10月20日(日)18:00〜19:30
(来場予定作家)瀧口健吾氏、下倉洋之氏、鰹屋(かつや)エリカ氏、北村恵子、テリー・エリス 
※ライブイベント、トークショーは事前予約制となります。詳細や予約方法については、BギャラリーHPにてご確認ください(https://www.beams.co.jp/bgallery/)
会場:ビームス ジャパン 東京都新宿区新宿3-32-6 5F 電話:03-5368-7304
fennicaとは・・・
 "デザインとクラフトの橋渡し"をテーマに、日本を中心とした伝統的な手仕事と、主に北欧などから集められた新旧デザインを融合するスタイルを提案。“less global,more local”という考えのもと各地から集められたメンズ・ウィメンズのウェアはもとより食品まで、これまでのセレクトを範囲を超えた、ライフスタイル提案型の品揃えです。
伝統の上で新しいことに挑戦する日本各地のつくり手と共に、オリジナルの作品を生み出しており、昨今のやちむん(焼き物)など沖縄ブームの火付け役ともいわれています。
<fennica HP> https://www.beams.co.jp/fennica/
B GALLERYとは・・・
 “新しい時代の幸せを創造したい。共感の素材を提案し続けたい”というBEAMSの企業理念を受けた“文化発信空間”。アーティスト(=創造者)の知名度やジャンルの枠を超えた作品を発表していくことで、BEAMSならではの時代の気分や感動を提案しています。アーティスト、BEAMS、そしてゲストが“感動・創造・刺激”を共有し、共存・繁栄していくスペースです。
<B GALLERY HP> https://www.beams.co.jp/bgallery/
開発秘話
 2017年10月。fennicaの二人は、かねてよりのアイヌ文化への興味から、阿寒湖を訪問、取材。特に衣装(着物)には以前から興味があり、その織り、刺繍、文様などに引かれていたところ、さらに地元で活動する若手アーティストとの出会いをきっかけに、阿寒湖の豊かな風土とそこに根差したアイヌ文化からのインスピレーションを基に「AINU CRAFTS」の立ち上げに至りました。
 その後の約2年にわたる開発過程で何度も現地に足を運び、アーティストとのセッションを経て生まれたアイテム。阿寒湖訪問の「記念品」「お土産もの」にとどまらず、日常使いの生活用品として日々の暮らしを豊かにするものでありたい、アイヌ民族伝統の技術を継承したい、という思いで開発されています。
<ディレクターからのメッセージ>
・テリー・エリス
「瀧口さんの『イチンゲの店』を歩き回っていたときに目に飛び込んできたのが、このカトラリーでした。素朴な中にフォークロアを感じた。実用的なのに高い芸術性もあり、一点に終わらず集めて飾りたくなるでしょう」
・北村恵子
「阿寒には山、川、湖、森があるまれな地域ではないでしょうか。時間によって激しく変わる光、色、音などが体にしみこんでいるからこそ生まれてくる形や色があるのだな、と感じます。そしてアイヌアートは他の国や地域の伝統工芸に比べ、ほぼ全てのカテゴリーで現在も制作が可能なところが特徴。いまも家族のために作ることを続けている人たちがいて、ここまで残っているのは貴重です。
 日本の手しごとは各地で消滅の危機を迎えています。今なら、後継者がいなくても、そばで見ていた人がいたり、かつては触ったことがある人がいたり、ギリギリ間に合うタイミング。技術は途絶えてしまったらそこで終わりですから。素晴らしい技術は守らなくては、今やらなくては、という使命感のようなものがわれわれにはあります」
●fennicaディレクター/テリー・エリス、北村恵子プロフィール
1986年よりBEAMSロンドンオフィスとして、バイイングを担当。〈エミリオ プッチ〉、〈ヘルムート ラング〉、〈ゴヤール〉などのブランドを、日本に初めて紹介するなど類いまれな審美眼を持ち、1995年に<ビームス モダン リビング>をスタートさせる。<ビームス モダン リビング>では北欧ものを中心にバタフライスツールなども展開し、現在の日本のインテリアブームの先駆けに。 2003年より「フェニカ」を立ち上げ、日本を中心とした伝統的な手仕事を紹介。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201909191027-O4-68UxwHj5 】
作家・作品リスト ※敬称略
瀧口健吾 <木彫り作家>
(ジャンル)木彫り
(作品)サラダサーバー、バターナイフ、チシポ(針入れ)木彫り熊、木彫り鮭など
郷右近富貴子<アイヌ工芸作家、アイヌ歌謡/唄い手>
(ジャンル)織物
(作品)エムシアツブレスレット
鰹屋エリカ<刺繍作家、アイヌ舞踊家>
(ジャンル)刺繍 
(作品)刺繍入り巾着 fennicaオホーツクライナーコート(一部に刺繍)
下倉絵美<アイヌ工芸作家、アイヌ歌謡/唄い手>
(ジャンル)織物 
(作品)籠バック
下倉洋之<(Ague)彫金作家> 
(ジャンル)彫金 
(作品)熊の手リング、ほか シルバージュエリー
木村多栄子
(ジャンル)編み物
(作品)サラニプカゴバック
※作家・作品リストの詳細は、添付リリースをご確認ください。
※参加作家については、以下のサイトもご参照ください。
「kar pe kuru 〜創り手の街 阿寒湖温泉〜」https://www.akanainu.jp/karpekuru
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/201909191027
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/346268

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クライメートポリティクス 森林破壊、大統領が「促進」 ブラジル先住民「悲しい」(その2止)

2019-09-20 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2019年9月19日 東京朝刊
「アマゾン、俺たちのもの」 違法伐採、摘発困難
 9月11日、違法伐採を摘発する環境・再生可能天然資源院の取締官に同行し、ブラジル北部の先住民シクリンの保護区に入った。
 午後5時半。「あった。静かに」。取締官が木に巻き付けられた赤い布を見つけて、記者に注意した。布は伐採業者のキャンプの存在を示す目印の可能性がある。一行に緊張が走る。銃撃戦になることもあるからだ。
 拳銃で武装した取締官と、ライフルを構えた軍兵士2人が森に分け入る。約5分で戻ってくると、「入ってい…
この記事は有料記事です。
残り2766文字(全文2998文字)
https://mainichi.jp/articles/20190919/ddm/003/040/122000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする