HTB 9/18(水) 20:56配信

先住民族の権利か?道の規則か?アイヌの男性が道の許可を得ずにサケを捕獲し道が告発した問題で、研究者らが道に告発を取り下げるよう求めています。
今月1日、紋別市内を流れる藻別川で、紋別アイヌ協会の会長が、サケやマスなどおよそ60匹を捕獲しました。アイヌ民族が儀式に使うサケを捕る場合、道に事前申請が必要ですが、畠山さんは「アイヌのサケ漁は先住民族の権利であり行政の許可は必要ない」としてあえて申請しませんでした。道の告発を受けて道警は家宅捜索をして網やカゴを押収し、調べを進めています。
鈴木知事は10日の定例会見で、警察に告発したことについて「再三の指導にも関わらずこのような行為となり、残念と述べました。これに対して先住民族の政策や国際法に詳しい研究者らが15日に会見を開き、国際人権問題に詳しい室蘭工大の丸山博名誉教授は、アイヌ民族のサケの捕獲は、国際法上、極めて正当な行為だと述べました。また東北学院大学の榎森進名誉教授は「(サケを捕獲するなどの)先住権とは個人に対する権利ではない。紋別という地域の中のアイヌ集団に与えられる権利」と説明し、「ごっちゃにしてはいけない」と話しました。アイヌ施策推進法(付帯決議)では、アイヌ文化継承のために行われるアイヌのサケ漁について、円滑に行われるよう配慮するとされています。許可制度の見直しについて問われた鈴木知事は、新たに考え方を変えることは考えていないと答えました。鹿児島純心女子大の広瀬健一郎准教授は「畠山さんの行為はこれまでの北海道による無策、無視があったなかで、やむなく行われた、道は畠山さんへの告発を即刻取り下げ、紋別アイヌ協会とサケの採捕の在り方について協議をはじめ、先住民族権利に配慮した合意形成を求めます」と訴えました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000008-htbv-hok

先住民族の権利か?道の規則か?アイヌの男性が道の許可を得ずにサケを捕獲し道が告発した問題で、研究者らが道に告発を取り下げるよう求めています。
今月1日、紋別市内を流れる藻別川で、紋別アイヌ協会の会長が、サケやマスなどおよそ60匹を捕獲しました。アイヌ民族が儀式に使うサケを捕る場合、道に事前申請が必要ですが、畠山さんは「アイヌのサケ漁は先住民族の権利であり行政の許可は必要ない」としてあえて申請しませんでした。道の告発を受けて道警は家宅捜索をして網やカゴを押収し、調べを進めています。
鈴木知事は10日の定例会見で、警察に告発したことについて「再三の指導にも関わらずこのような行為となり、残念と述べました。これに対して先住民族の政策や国際法に詳しい研究者らが15日に会見を開き、国際人権問題に詳しい室蘭工大の丸山博名誉教授は、アイヌ民族のサケの捕獲は、国際法上、極めて正当な行為だと述べました。また東北学院大学の榎森進名誉教授は「(サケを捕獲するなどの)先住権とは個人に対する権利ではない。紋別という地域の中のアイヌ集団に与えられる権利」と説明し、「ごっちゃにしてはいけない」と話しました。アイヌ施策推進法(付帯決議)では、アイヌ文化継承のために行われるアイヌのサケ漁について、円滑に行われるよう配慮するとされています。許可制度の見直しについて問われた鈴木知事は、新たに考え方を変えることは考えていないと答えました。鹿児島純心女子大の広瀬健一郎准教授は「畠山さんの行為はこれまでの北海道による無策、無視があったなかで、やむなく行われた、道は畠山さんへの告発を即刻取り下げ、紋別アイヌ協会とサケの採捕の在り方について協議をはじめ、先住民族権利に配慮した合意形成を求めます」と訴えました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000008-htbv-hok