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白老収録ネットラジオ、25・26日配信 OKIさんとバラカンさん、アイヌ音楽やレゲエ即興で

2023-12-16 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月15日 23:06(12月15日 23:16更新)

互いに好きな曲をかけ合ったOKIさん(右)とピーター・バラカンさん(左)

 【白老】ミュージシャンのOKIさんと音楽評論家でラジオDJのピーター・バラカンさんの2人によるインターネットラジオが25、26日の2夜連続で配信される。いずれも午後8時から90分。

 9、10月に道内外のアーティストの作品を町内各地で展示した「ROOTS&ARTS SHIRAOI 白老文化芸術共創」の一環。収録は9月の2日間、しらおい創造空間「蔵」で行った。

 初日の収録では、2人が互いに影響を受けたレゲエミュージックやアイヌ民族音楽家の故安東ウメ子さんの曲など12曲を、トークをはさみながらかけた。

 ラジオの配信は2021年から3年連続で、毎年OKIさんが司会を務めている。

 ・・・・・・

 専用サイトで配信する。再放送も来年1月9、10日の午後8時から行う。(斎藤雅史)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/953856/


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さっぽろ雪まつり、大雪像5基のデザイン発表 「ゴールデンカムイ」も

2023-12-16 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月15日 20:04(12月16日 00:00更新) 来年2月に開かれる「第74回さっぽろ雪まつり」の実行委員会は15日、札幌市中央区の大通会場に設置する大雪像5基のデザインを発表した。アイヌ民族の少女が活躍する人気アニメ「ゴールデンカムイ」と胆振管内白老町の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が連携した雪像などが登場する。今回は東区のつどーむ会場が復活し、4年ぶりに新型コロナウイルス禍前と同規模となる。

第74回さっぽろ雪まつりの大雪像の模型。ゴールデンカムイとウポポイが連携した雪像など5基が登場する(石川崇子撮影)

 大雪像のうちゴールデンカムイとウポポイは高さ12メートル、奥行き15メートル、幅20メートルで4丁目に設置する。登場人物の装飾品や顔の傷など細部までこだわり、アニメの世界観を忠実に再現する。

 5丁目の「道新 雪の広場」には馬産地にちなみ、競馬場を走り抜けるサラブレッドが登場する。雪像に映像を投影し、競走馬のスピード感を表現する。

 7丁目はドイツのノイシュバンシュタイン城、・・・・・

 まつりは来年2月4~11日。雪氷像は大通、つどーむ、すすきのの3会場で雪像136基、氷像60基の計196基を予定し、大雪像の制作は来年1月上旬から本格化する。つどーむ会場には飲食ブースも復活する。(岩内江平)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/953758/


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来年のさっぽろ雪まつり 「大雪像」のデザインが公表

2023-12-16 | アイヌ民族関連

NHK12月15日 18時56分

札幌の冬の風物詩、「さっぽろ雪まつり」で最大の見どころとなる「大雪像」のデザインが公表されました。
15日公開されたのは来年の「さっぽろ雪まつり」で大通会場に設置される5つの「大雪像」のデザインです。
このうち明治時代の北海道などを舞台にした人気アニメ「ゴールデンカムイ」の雪像は、白老町にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」が協力し、主要キャラクターなどが高さ12メートルの迫力ある姿で展示されます。
また札幌駅のかつての駅舎「旧札幌停車場」をテーマにした雪像は、細かいパーツを貼り付ける「アイスブロック工法」と呼ばれる技術で、当時の建物を忠実に作り上げます。
このほかドイツのバイエルン州にある「ノイシュバンシュタイン城」をモデルにした雪像は、高さ13メートル、幅24メートルの大きさで、実物の5分の1の縮尺で再現します。
「さっぽろ雪まつり」は来年2月4日から11日まで8日間にわたって「大通会場」のほか、「すすきの会場」と「つどーむ会場」で開催される予定です。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231215/7000063308.html


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カナダ先住民がアイヌ訪問 北海道「価値観を共有」

2023-12-16 | アイヌ民族関連

有料記事

北海道新聞2023年12月15日 16:59(12月15日 19:28更新)

贈り物のヘラジカの皮で作った靴を手にするリンダ・プライス首長=15日午前、北海道白老町

 カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の先住民「ファーストネーションズ」の部族代表らが15日、北海道白老町の「白老アイヌ協会」を訪れ、先住民の権利保護など共通のテーマについて約1時間半にわたり意見交換した。リンダ・プライス首長(64)は「多くの同じ価値観を共有していると感じた。とても心が温まった」と話した。

 プライスさんは、政府の同化政策に苦しんだ共通の歴史に言及した上で「カナダでは先住民が国連と連動して活動し、首相が過去の過ちを謝罪した」と述べた。部族の代表者が2年ごとに集まり、政治的問題や解決策を協議するなどの活動も紹介。山丸和幸理事長(75)は「とても参考になり、強い気持ちで国に権利を訴えていこうと思った。今後も交流を続けたい」と語った。

 懇談後、ヘラジカの皮で作った靴やアイヌ文様をあしらったコースターなどを贈り合った。・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/953591/


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カナダの先住民族がアイヌの人たちと意見交換 白老町

2023-12-16 | アイヌ民族関連

NHK12月15日 18時57分

カナダの先住民族でつくる団体のメンバーが胆振の白老町を訪れ、アイヌの人たちと互いの歴史などについて意見を交わし、交流を深めました。
白老町を訪れたのは、カナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州の先住民族でつくる団体のメンバーで、15日、白老アイヌ協会の山丸和幸理事長と面会しました。
この中で、カナダ側は、19世紀以降、移民が先住民族の子どもたちを親から引き離し、英語やフランス語の教育を強要するなど、アイヌ民族と同じように同化政策が行われた歴史を紹介しました。
一方、山丸理事長はカナダの先住権について質問し、出席者は長年の活動によって権利の回復が進み、ブリティッシュ・コロンビア州では、先住民族に森林に関する一定の権利が認められていると答えていました。
面会のあと、カナダの先住民族のハーラン・シリングさんは、「世界の先住民族にとって、交流は大事だと思います。私たちの民族は、アイヌの人たちから多くのことを学べます」と話していました。
また、白老アイヌ協会の山丸理事長は、「カナダの先住民族にはとても強いという印象を持ちました。自分たちの権利を主張した結果が今につながっているので、アイヌ民族もはっきり言うべきことは言うという対応をしていくべきだと感じました」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20231215/7000063300.html


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カナダの先住民族とアイヌ民族 先住民族として…「はっきり言うべきことは言う」課題など意見交換

2023-12-16 | アイヌ民族関連

HTB12/15(金) 16:09配信

カナダの先住民族の地域代表らが、北海道・白老町の「白老アイヌ協会」を訪れ同じ先住民族として持つ共通課題などについて意見交換を行いました。

白老町を訪れたのはカナダの先住民族でブリティッシュ・コロンビア州の代表らです。

互いの違いを認め合い人権を尊重し合える社会の実現を目指し、これまでの苦労や乗り越えた方法など、共通の課題について白老アイヌ協会と初めて意見を交わしました。

白老アイヌ協会・山丸和幸理事長)

「彼らはものすごい強い気持ちで国に対しても自分に対しての権利と主張だとかなんとかやった結果が今につながっている。我々アイヌもはっきり言うべきことは言う」

カナダの先住民族側も「貴重な時間になった。今後も世界中の先住民族らと繋がり、情報を交わしていきたい」と話していました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/797d0be774466e9f7bb8e363238d31bff436ab58


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「ゴールデンカムイ」の世界楽しもう JR北、15日から函館駅など巡るデジタルスタンプラリー【函館】

2023-12-16 | アイヌ民族関連

函館新聞2023.12.15

参加者へ抽選で配布されるオリジナルバッジの一例(JR北海道提供)©野田サトル/集英社、©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 JR北海道は13日、来年1月19日全国公開の映画「ゴールデンカムイ」とタイアップした鉄道利用促進プロモーション「映画『ゴールデンカムイ』ステーションラリー」を15日から実施すると発表した。函館など道内6エリアの駅を巡ってスタンプを集める企画で、参加には全地球測位システム(GPS)機能を搭載したスマートフォンが必要となる。

 参加者は特設サイト=二次元コード参照=から登録。道内6つのエリア(道南、道央2カ所、道北、道東2カ所)にある9つの駅を巡り、目的の駅でGPSを起動した上で特設サイトへアクセスしチェックインボタンを押すと、モバイルスタンプに加え、エリアごとに6種類あるオリジナル待ち受け画像を獲得できる。

 道南ではJR函館駅が対象となっており、エリアごとにスタンプを集め、2エリア達成で「オリジナル缶バッジ」(150人)、4エリア達成で「オリジナルキーホルダー」(150人)、6エリア達成て「オリジナルサコッシュと缶バッジ3種セット」(50人)に応募できる。各賞への応募と当選はそれぞれ1回まで。

 期間は来年3月15日までの予定。スマホを使うため駅窓口での受け付けやスタンプ台の設置は行わない。同社は「映画公開に合わせて北海道を訪れたい、ゆかりの地を巡りたいと考えているファンの皆さんにさらなる楽しみを加えることができるのは光栄。この機会に映画を鑑賞して、ゆかりの地をJRでゆったり巡り、北海道の魅力・空気をダイレクトに感じてほしい」と利用を呼び掛けている。

https://hokkaido-nl.jp/article/32056


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特急カムイがゴールドに JR北海道 ゴールデンカムイと金色コラボ 金塊スタンプ集めるスタンプラリーも

2023-12-16 | アイヌ民族関連

HTB2023年12月15日 10:52 掲載

JR北海道は、今日から来年3月まで北海道内を舞台にした人気漫画「ゴールデンカムイ」の実写版映画(来年1月公開予定)とのタイアップ企画を行います。

漫画のタイトルにちなみ、今月中旬から来年3月中旬までの期間限定で札幌・旭川間を結ぶ特急「カムイ」に使用される789系1編成の先頭と最後尾車両の塗装を金色に変更します。
このほか、道内6つのエリアの指定された駅を訪問し、モバイル上で金塊のスタンプを集めるスタンプラリーも開催します。
漫画「ゴールデンカムイ」は、明治末期の北海道を舞台に元兵士やアイヌ民族の少女らが、アイヌ民族の金塊をめぐって戦いや冒険を繰り広げる世界的にも人気を誇る漫画で、累計発行部数は2500万部を突破し、来年1月には実写版の映画が公開予定です。
このタイアップ企画は、来年3月15日まで行われる予定です。

https://www.htb.co.jp/news/archives_23951.html


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「嫌いな女性政治家」ランキング…3位生稲晃子、2位杉田水脈を大差で抑えた1位は?

2023-12-16 | アイヌ民族関連

女性自身2023/12/16 06:00

今年も残すところあとわずか。政界では自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる“裏金疑惑”に揺れているが、女性議員による不祥事や失言も目立った一年だった。

7月下旬に自民党女性局が実施したフランス研修は、炎上した事例の1つでもある。松川るい参院議員(52)や今井絵理子参院議員(40)らは、研修中に記念撮影した写真をSNSに投稿。だが松川議員がエッフェル塔前でポーズを決める写真などに、“まるで観光旅行のよう”と批判が殺到していた。

年末の風物詩である「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」でも、「エッフェル姉さん」がノミネートされるなど“悪い意味”で人々の記憶に残っているようだ。

こうした不祥事をきっかけに、イメージダウンした政治家も少なくない。果たして、国民から最も支持されていない政治家は誰か? 本記事では女性政治家に焦点を当て、全国500人を対象に実施したアンケート調査の結果を紹介する。

まず第3位に選ばれたのは、43票を集めた自民党の生稲晃子参院議員(55)。

昨年7月の参院選で初当選し、おニャン子クラブの人気元メンバーという知名度から注目を浴びた。自民党女性局のメンバーにも名を連ねているが、《何ができるのかわからない》《知名度だけで 仕事出来ない してないからです》と評価は芳しくない。

生稲氏といえば、選挙活動中から波乱の連続だった。NHKが候補者向けに行ったアンケートを“ほぼ無回答”で提出したため、SNSで批判が続出。生稲氏はXで謝罪し、選対広報担当者も「事務局責任者の処理ミス」と釈明していた。

だがさほど理解は得られていないようで、《候補者アンケートで無回答の欄が多かったと報道で聞き、勉強不足を否めない》《質問内容をスタッフが考えていたから》との声が目立った。

また参院選当日も『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)で、“全テレビ局のインタビューを断っていた”と明かされたことも逆風に。番組内では「国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないから」と理由も暴露され、国会議員としての資質が問われていた。

そうしたイメージを払拭しきれていないことから、《良く勉強してから政界にお入り下さいとツッコミたくなる》《候補者アンケートで無回答の欄が多かったと報道で聞き、勉強不足を否めない》と厳しい声が寄せられていた。

続いて第2位に選ばれたのは、57票を集めた自民党の杉田水脈衆院議員(56)。

’16年2月にSNSやブログで、国連の女性差別撤廃委員会に参加した感想を「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」と断じるなど、とにかく失言が絶えない。

’18年8月に刊行された月刊誌への寄稿では、性的少数者について「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」と表現していた。

数々の波紋を呼ぶ発言に、《偏見に満ちた言動》《差別発言が許せない》《差別的な発言が多い》《LGBTQの方々やアイヌ民族の方とかを批判する発言をされていた》との声が多数寄せられていた。

昨年12月の参院予算委員会では、当時の松本剛明総務相(64)から指示される形で謝罪、撤回した杉田氏。その後、「内閣の一員として迷惑をかけたくない」として政務官を辞した。

アイヌ民族や在日コリアンに対する不適切な投稿は、今年9月に札幌法務局が、翌10月には大阪法務局も人権侵犯と認定している。しかし杉田氏には“反省の色が見えない”と、再び物議を醸すことに。

今年11月に保守系論壇誌『月刊WiLL』のYouTubeチャンネルに出演し、あるアイヌ関係団体に対して「こんな団体に謝罪するぐらいなら政務官を辞めます」と政務官を辞した真意を語っていた。

こうした態度に、《差別発言など失言を繰り返し、反省している様子がない》《人権侵犯認定されているのに自分を正当化している》《いろいろな差別感情を持っていて、議員にふさわしくない。同じような失言を繰り返し、反省もしない》との声が上がっていた。

そして残念ならが第1位に選ばれてしまったのは、今井絵理子議員。生稲氏と杉田氏を大幅に上回る117票が投じられる結果となった。

そうした背景には、批判を集めた自民党女性局のフランス研修会をめぐる対応が尾を引いているようだ。騒動当時、今井氏はXで《「公金を使って無駄だ」という指摘もありますが、無駄な外遊ではありません》と猛反論。さらに《また追って活動報告します!!》と締めくくっていたが、いまだ“報告書”なるものは公表されていない。アンケート回答では、この件について苦言を呈する声が多数上がっていた。

《国民が求めていることに対応されていない》 《国民の生活が大変にも関わらず、観光気分でフランスでの研修に行ったから》 《フランス研修の時の対応も不快だったし、世間を煽るような発言が気に入らない》

そんな今井氏は、政治家としての活動以上にプライベートが世間を騒がせてきた。

’17年7月に橋本健元神戸市議との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられ、’18年10月にブログで橋本氏と交際していることを“宣言”。いっぽうで不倫疑惑は、キッパリ否定していた。昨年5月には骨盤を骨折した今井氏の車いすを押す橋本氏の姿も目撃されており、交際は続いていると見られている。

しかしフランス研修をめぐっては、橋本氏の“擁護”も火に油を注いでいた。橋本氏はXで、《公金で行ってるわけでもないし、党の活動やし、自己負担もあるし、今井絵理子議員に批判が向かう理由がわからん》などと主張。様々なユーザーとも応酬を繰り広げ、《今の日本国民の反応いちいち気にしてたら政治なんてできないよ》などと投稿していた。

パートナーの言動も影響しているようで、今井氏には《世間を騒がしている》《悪い印象しか残してない》《私生活も乱れている》と指摘する声もあった。

タレント議員が上位を占めた結果になったが、国民に支持されるような活動を期待したい。

https://news.goo.ne.jp/article/jisin/nation/jisin-https_jisin.jp_p_2272066.html


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街のシンボル・トナカイのソリに乗ってクリスマス気分を満喫…幌延町・あの街行く北海道

2023-12-16 | アイヌ民族関連

スポーツ報知12/15(金) 12:30配信

トナカイ観光牧場は国内唯一、トナカイが多頭飼育されている(幌延町提供)

 幌延町の「ほろのべトナカイ観光牧場」に、にぎわう季節がやって来た。国内で唯一トナカイが多頭飼育されている牧場で、現在34頭いる。年間を通して柵越しにエサやりなどを楽しめる。さらに一面銀世界となる冬場だけのとっておきのイベントもある。「日本ではここでしか体験できないと思います」(町産業建設課)。トナカイが引くソリに乗れるのだ(有料)。サンタの衣装もレンタルしており、大人から子供までクリスマス気分を満喫できる。

 町とトナカイの関係性は長く、1989年に岐阜県出身の男性が家畜として北欧のフィンランドから町にトナカイを10頭輸入したことから始まる。年間の平均気温6度前後の町の気候が飼育に適しており、91年には約170頭を輸入。おとなしい性格や愛きょうの良さから観光資源として人気が高まり、95年にさらに50頭がやってきて、トナカイ牧場がオープンした。

 牧場にある北欧風の建物では、町民が手作りしたトナカイのツノのアクセサリーや、ソーセージなどの加工食品も販売している。

 自然豊かな町でもある幌延の地名は、アイヌ語で大平原を意味する「ポロヌプ」がルーツだが、フィンランド語でトナカイは「ポロ」。両者はずっと前から結ばれていたのか。多くの恵みをもたらしてくれるトナカイはやはり町のシンボルだ。

 ◇幌延町 宗谷管内に位置し、北緯45度線上にある。人口は2116人(10月末現在)。1899年(明治32年)に入植が始まり、昭和30年代以降、乳牛など酪農が盛んに。町西部の海岸線沿いに隣の豊富町にもまたがるサロベツ湿原が広がる。東京ドーム約1400個分の広さを誇り、1974年に利尻島・礼文島とともに日本最北の国立公園「利尻礼文サロベツ国立公園」に指定されている。

 町内を走るJR宗谷線の糠南駅で毎年、盛大なクリスマスパーティーが行われている。糠南駅は一日の平均乗降客数(平日)が1人未満の無人駅で、板張りのホームと物置小屋を利用した待合室という簡素な造り。人里離れたロケーションから「秘境駅」とも呼ばれる。

 駅の存続を危ぶまれる中、道外の男性が発起人となり、2015年に“クリパ”がスタート。極寒ながら全国から数十人規模の鉄道ファンが駅に集結する。町民も地元の料理を振る舞うなど地域活性化に一役買うイベントになっている。「年々、お客さんが増えていて、今後もまだ増えそうです」(町産業建設課)。今年はクリスマスイブの24日に予定されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2239902bf4842a74cc2db96b06904aefb9b94f7b


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日本の暦「七十二候」を知る

2023-12-16 | アイヌ民族関連

プレミアムジャパン2023.12.15

読めますか?「鱖魚群」スーパーでよく見かけるあの魚です七十二候「鱖魚群」とは……

鱖魚(けつぎょ)とは、古来中国では美味なる魚として漢詩などにも現れる高級魚。日本では見られないが故に、群れをなして川の流れをさかのぼっていく鮭をあて、その時期を表す七十二候の言葉として鱖魚群と読むようになったとされています。とはいえ、アイヌの人にとって鮭は「神の魚(カムイチェプ)」と呼ばれる神からの授かりもの。大切な存在として称えられています。

鱖魚群 = さけのうおむらがる

七十二候「鱖魚群」は、さけのうおむらがると読みます。

二十四節気:大雪
七十二候:鱖魚群
時時期:12月16日~12月20日ごろ

日本の暦「七十二候」を知る
日本の季節は春・夏・秋・冬の四つだけではなく、初春の立春から始まり、晩冬の大寒に終わる二十四節気、さらに二十四節気をそれぞれ三つに分けて一年を72等分した、七十二候という細分化された季節のカレンダー「暦」とともに進行していきます。細やかな季節の移り変わりをあらわす七十二候と、その漢字の読み方も合わせてご紹介します。

参考図書:「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

https://www.premium-j.jp/premiumcalendar/20231215_32543/#page-15


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【COP28閉幕/国際NGOワールド・ビジョン声明】世界で最も弱い立場にある子どもたちにとって重要な進展を示す。食料安全保障と飢餓への影響、子どものエンパワーメントと参加の重要性への認識を評価

2023-12-16 | 先住民族関連

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン2023年12月15日 18時27分

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョンは、12月13日にドバイで閉幕した国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で成果文書が採択されたことを受けて、声明を発表しました。また、気候危機の影響を最も受けている子どもたち、その家族、コミュニティを支援するプログラムへのコミットメントをあらためて表明しました。

ブラジルのマリーナ・シルバ環境・気候変動大臣(左)とCOP28へのワールド・ビジョン代表団の一員であるブラジルのタイサちゃん(13歳)(右)。タイサちゃんはお母さんお手製のアサイーの実でつくったネックレスを大臣に手渡し、熱帯雨林保全の大切さを訴えました

ワールド・ビジョンのCOP28参画を牽引したモロヴィッチ・ヤマダ・ユキコ スタッフは以下のように述べました。

「2週間にわたる困難な交渉の末に合意された決定には、世界で最も弱い立場にある子どもたちにとって重要な進展が含まれていることは間違いありません。気候変動によって引き起こされる 「損失と損害」 のための資金調達に関する主要なコミットメント、気候変動に適応するための取り組みへの資金調達のコミットメントの増加、再生可能エネルギーへの支援を3倍にするというコミットメントなどはすべて重要な成果であり、今こそ、実行されなければなりません」

「また、多くの子どもや若者がCOPに参加し、意思決定者と直接対話ができたことを嬉しく思います」

COPでは初めて、食料安全保障と飢餓に重点が置かれました。ブラジル出身の13歳の先住民族の少女タイサちゃんは、COP28へのワールド・ビジョン代表団の一員であり、世界の指導者たちに彼女の洞察を共有しました。食料安全保障に関するイベントで、タイサちゃんは 「気候変動による飢餓は人々の尊厳を奪っている」 と指摘し、気候変動が食料に与える直接的および間接的な影響に対処するための行動を促ました。

アイルランドのミホル・マーティン外務・防衛大臣(左)、COP28へのワールド・ビジョン代表団の一員であるブラジルのタイサちゃん(中央)とタンザニアのエドワードくん(右)

タイサちゃんは、アマゾン川流域に生息する世界最大級の古代魚「ピラルク」のうろこで作ったネックレスを大臣に手渡しました。このプレゼントを通して、深刻な干ばつによりアマゾン川の水温が上昇し魚が死んでいる現状を示し、彼女の住む地域を脅かしている環境危機への深い懸念と対応が急務であることを伝えました。

モロヴィッチ・ヤマダ・ユキコは、続けて述べました。

「子どもたちは、国際的な議論にしばしば欠落しがちな危機感をもたらしてくれます。彼らは気候変動の影響を毎日経験しており、行動を何年も待つことはできません。子どもたちは、今すぐ行動がなされることを必要としており、それは、当然のことなのです」

今回のCOPでは、もう一つ史上初なことがありました。それは気候変動に対応する上での信仰と信仰コミュニティの重要性の認識です。ワールド・ビジョンは、史上初の 「COP信仰パビリオン」 でいくつかのイベントに参加し、世界中の信仰グループの代表者がコミュニティレベルで気候危機の影響に対処するための貢献について議論しました。

COP28は、歴史的そして現在の温室効果ガス排出の大部分を占める化石燃料から世界が脱却する必要性に強く焦点を当てて閉幕しました。多くの代表団がより強力な文言を期待していましたが、COPの成果文書で化石燃料からの転換が明記されたことは画期的です。

今後への展望として、ワールド・ビジョンは、COP28の成果文書で、子どものエンパワーメントと参加の重要性がより認識されていることを喜ばしく思っています。子どもたちは気候変動の影響を不釣り合いに受けているにもかかわらず、過去の協定では子どもたちの権利に十分な焦点が当てられて来ませんでした。

モロヴィッチ・ヤマダ・ユキコは、述べました。

「私たちは、COP28でのコミットメントが確実に実施され、子どもたちの声が将来の交渉や決定においてより大きな役割を果たすよう、引き続き子どもたちと協力していきます」

<ワールド・ビジョンとは>

キリスト教精神に基づき、貧困、紛争、災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動しています。

詳しくはこちら: https://www.worldvision.jp  

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000273.000005096.html


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世界各地の音楽の魅力を楽しめる2日間「LIVE MUSIC in HAREZA 2024 SPECIAL」を東京・池袋にて開催

2023-12-16 | 先住民族関連

公益財団法人としま未来文化財団2023年12月15日 16時22分

多国籍な豊島区にちなみ、西アフリカ、ブラジル、ペルー、インド、台湾、宮古島のグローカルで伝統的な音楽を池袋からお届けします

公演初日はEri Liao's Aerial Roots Trio、ラティール・シー × セネマンディンカ、小野リサ、

2日目はIrma Osno/Shin Sasakubo、ヨシダダイキチ×レオ、Miuniが出演。

ナビゲーターにサラーム海上が登場!

公益財団法人としま未来文化財団(所在地:東京都豊島区、理事長:天貝勝己)は、2024年1月20日(土)・21日(日)に、としま区民センター 多目的ホール(住所:東京都豊島区東池袋1-20-10)にて「LIVE MUSIC in HAREZA 2024 SPECIAL」を開催します。

公式サイト:https://www.toshima-mirai.or.jp/tabid216.html?pdid1=2998 
2017年から開催している<LIVE MUSICシリーズ>。区民の約1割が外国籍住民で100か国以上の人々が住む「多国籍な豊島区」にちなみ、2日間のワールド/グローバル音楽コンサートを開催します。
日本にいながらにして観られる最高の音楽アーティストたちの多彩なサウンドを、ぜひお楽しみに。
公演概要
日時:2024年1月20日(土)、1月21日(日)  両日とも16時開演、15時30分開場
会場:としま区民センター8F多目的ホール
出演:1月20日(土)  Eri Liao's Aerial Roots Trio、ラティール・シー × セネマンディンカ、小野リサ
1月21日(日)  Irma Osno/Shin Sasakubo、ヨシダダイキチ×レオ、Miuni 
ナビゲーター:サラーム海上(音楽評論家/DJ/中東料理研究家)
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レコメンド・コメント/音楽評論家 サラーム海上
[DAY1] 2024年1月20日(土)
■Eri Liao's Aerial Roots Trio ~ Eri Liao, Falcon, Marcelo Kimura
台湾タイヤル族と日本のルーツを持ち、先住民のリズムとメロディーをピアノと歌に溶かし込んだ奇跡のシンガーソングライター、エリ・リャオ。今回はファルコンマルセロ木村という二人のジャンルの異なったギタリストとの共演。
■ラティール・シー × セネマンディンカ
セネガルのパーカッション大将ラティール・シーは、セネガルとマリの吟遊詩人グリオのグループ、セネマンディカとして圧巻の西アフリカ音楽を披露。ラティール・シーマサンバ・シリャハミドゥ・デンベレ・ パプー、カリファ・コネアブライ・ンジャイ・ローズの5人編成です。様々な民族楽器と歌声でアフリカ音楽のメロディアスな面もお楽しみに。
■小野リサ
初日は日本におけるボサノヴァ~ブラジル音楽のオリジネーター、小野リサがトリを努めます。フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)、鈴木広志(フルート、サックス)を迎えトリオ編成でお贈りします。
[DAY2] 2024年1月21日(日)
■Irma Osno/Shin Sasakubo
秩父を拠点に、ペルー音楽に基づいた38枚のアルバム制作や芸術活動を行う孤高のギタリスト笹久保伸と、ペルー・アヤクーチョ出身の先住民ケチュアの歌手イルマ・オスノのデュオ。笹久保の清冽なギターとイルマの不思議な歌声は一度聴いたら頭から離れなくなります。
■ヨシダダイキチ×レオ
北インド古典音楽を長年追求しながらも、常にフリーな音楽スタンスを持ち続けるシタール奏者ヨシダダイキチが、インド育ちの新進気鋭タブラー奏者林レオとともに繰り広げる最古にして最新のラーガ(インド古典音楽)一本勝負。
■Miuni
宮古島の民謡古謡歌手の與那城美和川満七重に、島を代表するピアノとサックス奏者の池村姉妹~池村綾野池村真理野~ が加わった四人組、Miuni(御舟)が週末の夜をしっとりとまとめあげます。
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チケット情報
一般:各日 3,000円
高校生以下:各日 1,000円
豊島区民割(一般):各日 2,500円
*全席指定・税込
*未就学児入場不可。
*豊島区民割チケットは、としまチケットセンターのみ取扱い。
*豊島区民(豊島区在住・在勤・在学)はチケット引取時に要証明書提示。WEB予約の場合、豊島区民会員に要事前登録。
*高校生以下は、入場時に年齢確認証要提示。
チケット取扱い
・としまチケットセンター
[電話] 0570-056-777(10:00~17:00) ※
[窓口] 豊島区東池袋1-20-10 としま区民センター1F(10:00~19:00) ※
[WEB] https://www.s2.e-get.jp/tsm-mirai/pt/(24時間受付)
※臨時休業あり 年末年始休業12/29(金)~1/3(水)
・イープラスhttps://eplus.jp/sf/detail/3994400001-P0030001
主催 公益財団法人としま未来文化財団
公演に関するお問い合わせ
公益財団法人としま未来文化財団 事業企画グループ
TEL:03-3590-7118(平日10:00~17:00)
e-mail:event@toshima-mirai.or.jp

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000094265.html


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ドキュメンタリー映画『巡る、カカオ』完成披露試写会実施 堀ちえみ「カカオのことが世界一よく分かる映画」

2023-12-16 | 先住民族関連

シネマカフェ2023.12.15 Fri 17:45

ドキュメンタリー映画『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』の舞台挨拶付き完成披露試写会が昨日12月14日(木)アキバシアターにて行われ、ナレーションを担当した堀ちえみと監督の和田萌が登壇した。

ドキュメンタリー映画『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』の舞台挨拶付き完成披露試写会が昨日12月14日(木)アキバシアターにて行われ、ナレーションを担当した堀ちえみと監督の和田萌が登壇した。

本作は、チョコレートの原料であるカカオの歴史、栽培する農家の現状や、カカオの可能性に 魅せられて彼らの労働環境の向上やカカオのビジネスモデル構築に奔走する日本人の活躍を追った映画。

コロンビア先住民の末裔であるカカオの起源となったアルアコ族が抱える課題を、現地に入り、共に課題解決に取り組み、カカオ産業のビジネスモデル構築に奮闘するカカオハンター・小方真弓、ガーナに単身渡航し現地のカカオ産業を変えるため、革命を起こそうと奮闘しているMpraeso合同会社CEO田口愛という、カカオに魅了された2人の姿を中心に、ダンデライオン・チョコレート・ジャパンCEO堀淵清治、株式会社明治ものづくり戦略本部 技術部参与・土居恵規、カカオの新しいレシピ開発に取り組むミクソロジスト南雲主于三が出演し、各人にとっての“カカオの魅力や課題”についても語られる。

本作を手掛けたのは、多様性について考えるドキュメンタリー映画『であること』、「情熱大陸」にも携わった和田監督。「この映画は本当にカカオとかチョコレートが好きな人が多く関わってくださって。それで堀さんにお願いしようということになったんです。本当にカカオ愛に満ちている方で。本当にカカオがお好きなんだなと思いました」と監督が語るほどに、堀さんは大のチョコレート好きだという。

映画でナレーションを担当するのは本作が初だったそうで、「舌の病気をして、手術をした後で、こういうナレーションのお話がわたしに来るなんて。なんて光栄でラッキーなのかと。カカオが導いてくれた気がします」と感激の表情。「毎日食べています。やはり元気になれる気がするんですよね。だから病気をした時も、『早く良くなってチョコレートを食べるんだ』と。そう思って頑張っていました」とカカオの存在は心の支えになっていたという。

劇中では、手間暇かけてカカオを育てている様子が映し出されているが、「もっとカカオを味わって。大切に食べないといけないなと思いました。そこにあることが当たり前だと思っていましたけど、こんな思いをわたしの元にやってきたのかと思ったら愛おしくて。これからはそういう思いでチョコレートを食べます」とコメントした。

そんなカカオの魅力について「疲れた時や、元気を出したい時に癒やされますよね。それと頭の回転が良くなる気がして。ついつい食べ過ぎちゃうんです」と日々の生活に欠かせないものだと熱い思いも明かし、特にアイドル歌手時代は、プレゼントとしてもらうことも多かったそうで、「当時は“友チョコ”がない時代なのに、女性からもたくさんチョコレートをいただいて、律儀に食べていました」とエピソードを明かし、会場の観客も熱心に耳を傾けていた。

一方、ガーナやコロンビアなど、カカオに関わる人たちを取材するために世界中を飛び回った和田監督は、「こんなところにカカオがあるのかと思いました。普段なら絶対に行かないようなジャングルをどんどん分け入っていくんです。本当にカカオに導かれて、世界中を飛び回った感じがします」と撮影をふり返り、カカオの魅力については「発酵食品ということですね。なんで日本人のわたしがカカオの映画を撮るのかと考えていたんですけど、発酵ということにヒントがあるのかなと。発酵というのが、日本人にも近いものであるというのがありますし、カカオというのは、フルーツであり、発酵であるというところが面白いですよね」と述べた。

そして終盤、最後にメッセージを求められた堀さんは「とにかくカカオのことが世界一よく分かる映画だと思いますので、これを観て、チョコを食べて一杯、というのもいいんじゃないでしょうか」と提案。和田監督も「タイトルにも込めたんですが、『巡るカカオ』ということで、ガーナ、コロンビア、日本とまわったんですが、現在、過去と、いろいろと時間を巡る映画になりました。カカオを通して皆さんにも旅を体験していただけたらうれしいなと思います」と観客に呼びかけた。

『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』は2024年1月12日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。

『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』作品情報 | cinemacafe.net

巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~のあらすじ、監督(和田萌)、俳優()、場面写真など。1月12日、全国公開。

https://www.cinemacafe.net/movies/34874/

https://www.cinemacafe.net/article/2023/12/15/89131.html


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幻の天然スイーツ「ミツツボアリ」をオーストラリアまで食べに行ってきた【実食レポ】

2023-12-16 | 先住民族関連

食楽web2023年12月15日 10時50分

お腹に蜜を貯めたミツツボアリ | 食楽web

●オーストラリアの先住民族・アボリジニがおやつとして食べているというミツツボアリ。お腹にたっぷり蜜を貯め込んだその味わいとは? 昆虫食に精通する吉田誠氏が、現地に飛んで実食してきた。

 お腹に蜜をたっぷり貯め込む「ミツツボアリ」をご存知でしょうか? TV番組「クレイジージャーニー」や、漫画『美味しんぼ』でもとりあげられたことがあり、その味わいは「天然の極上スイーツ」とのウワサ。

 ミツツボアリは北アメリカやオーストラリアの乾燥地帯などに生息するアリ。群れの中の働きアリとは別に、タンク役となるアリがいるのが他のアリとは違う点です。体の中に貯めた蜜は、群れの保存食とされます。オーストラリアの先住民族アボリジニは、このミツツボアリをおやつとして食べてきました。

 しかし、日本では限りなく入手が難しいのです。昆虫食愛好家の中でも、食べた話をほとんど聞かない超レア食材。日本ではごく一部の愛好家が北米産のミツツボアリを飼育していますが、食材として入手して食べるのはまず不可能でしょう。

 甘くて美味しいのか、それとも他のアリのように蟻酸(ギ酸)で酸っぱいのか、または両方あって甘酸っぱいのか……? 海外で食用昆虫の養殖を研究し、各地の食用昆虫を食べてきた筆者も、ミツツボアリを食べたことはありません。何としても一度は、味を確かめてみたいと思っていたのです。すると、今年の8月。嬉しい連絡が飛び込んできました。

「オーストラリアでミツツボアリを食べられそうです」

 海外の昆虫に詳しい知り合いからの連絡でした。ついに、念願のミツツボアリが食べられる! しかし驚き&喜びと同時に焦りが込み上げてきました。何しろ、連絡をもらったその時点で、タイムリミットまでの時間は約1ヶ月だったからです。

 南半球のオーストラリアでは、夏が近づくと気温が高くなりすぎ、乾燥地帯に生息するミツツボアリを探しに行くのが困難になるのです。採集時期は限られ、10月に入ればまず難しくなるとの話。そこで、いまだかつてないスピードで渡航や仕事の調整を行い、ヘトヘトになりながらオーストラリアの西オーストラリア州へ向かいました。待ってろよ、ミツツボアリ……!

ミツツボアリは旨いのか?

オーストラリアのカルグーリー・ボルダー空港へ降り立つ。蛍光の入ったHi-visという作業着を着た鉱山労働者が多く乗っていました

 そうしてたどり着いたのが、西オーストラリア州にある鉱山街。金や銅、リチウムが採掘できる鉱山の街だけあり、空港はHi-Visという蛍光色の入った作業着を着た労働者で溢れています。もし一人で訪れていたとしたら、「ここでミツツボアリ……?」と一抹の不安がよぎったかもしれません。

 しかし今回はアボリジニのガイドさんが、ミツツボアリが採集できる場所まで案内してくれるので、大船に乗った気持ちでOKです。乾燥地帯の道路をクルマで突っ走り、採集ポイントへ向かいます。

 お目当ての場所に到着し、現地の植物やアボリジニの食文化を教えていただいた後、いよいよ、念願のミツツボアリ探しに突入です。ミツツボアリはムルガという木の周辺に巣をつくるので、ムルガの根本にアリの巣がないかを根気よく探していきます。

 ところが、それなりに昆虫の知識がある筆者でも、巣の特徴が全くわからない! それらしき巣は、どれもこれも別のアリの巣。ミツツボアリの巣ってどれ?? 結局、見つけ出したのは熟練のガイドさん。これでようやく、地中のミツツボアリを掘り出す作業に入ることができました。

 木の根元を丁寧に掘ること15分、はじめに姿を現したのは、日本でもおなじみのセミの幼虫。普段なら喜んで集める筆者ですが、今回のターゲットではないので、後ろ髪を引かれながらもさようなら……。時折、出てくるセミをどけながら、さらに掘り進めていきます。

 さらに掘ること15分。ついに、お腹の黄色と黒色の模様が特徴的なアリを発見ーー!! これこれ、これぞミツツボアリ(の働きアリ)ですよ! 働きアリがいるということは、その周辺の地中のどこかに、蜜を貯めたタンク役のアリがいるはずなんです。

 めげずに掘り進めること10分ほど、ついに地中から、夢のミツツボアリ(タンク役)が! ようやく幻の味を……と感動していると、アボリジニのガイドさんがパクリと食べてしまいました。やや蜜部分がつぶれてしまっていたので、自分のお腹に処理してしまったようです。お~い、僕にも食べさせてくれえぇぇぇ!

 でも、巣にはまだまだ、たくさんのミツツボアリがいるはず。がんばろう。ミツツボアリを潰さないようにと気を配りながら掘り進めていくと、ついにお腹に蜜をたっぷり貯めたミツツボアリと出会うことができました。

 つぶしてしまわぬように指先でそーっとつまみ、口へ運び静かに舌と上顎でつぶしてみる。すると、蜜の芳醇な甘さが口に広がります。

 前述の通り、アリといえば、「蟻酸(ギ酸)」という酸っぱい成分が特徴。そう、アリは食べるとだいたい酸っぱいのです。なので、蜜と蟻酸の甘酸っぱいハーモニーを期待していたのですが、ミツツボアリの場合どうやら酸味はなく、甘さだけを堪能できるアリのよう。

 掘り出されたタンク役のアリをいくつか並べて見てみると、色が少し違うことがわかります。白っぽいものと、茶色っぽいもの。ガイドさん曰く「茶色い方がより甘く、メープルシロップのようだ」とのこと。

 ということは、逆に言えば白い方は甘くないのか? 実際に白いアリを食べてみると、なんと甘みの中に酸味が口の中を通り抜けるではありませんか。ミツツボアリは、ハズレとされる酸っぱい個体がいるようです。数十匹を食べてみたところ、茶色い個体はすべて甘く、白い個体の中には何匹か酸味を持つアリがいることが確認できました。

 土の中のミツツボアリの姿を見てみると。巣穴の中に、タンク役のミツツボアリがコロコロと何匹かまとめて入っているのがわかります。

 お腹を下にして身動きを取ることができないまま、ぶら下がり、一生をタンク役として役目を終えます。これが乾燥地帯の、貴重なおやつ。アボリジニの間に、代々受け継がれている食文化なのです。

 この後、ガイドさんがミツツボアリのケースをプレゼントしてくれました。なんとガイドの息子さんが、3Dプリンタで「ミツツボアリ専用ケース」を作ったというのです。まさに伝統と最新技術の組み合わせ!

 このケースのおかげで、ホテルにミツツボアリを持ち帰ることができ、紅茶に入れてミツツボアリティーを堪能できたのでした。

 ちなみに後日、筆者のX(twitter)にてこのミツツボアリの投稿をしたところ、予想外に拡散されて、170万回も表示されたのも驚きでした。「食べてみたい」と言う人や、小さい頃にアリを食べた体験を思い出す人、ゲームの敵キャラクターを思い出す人などなど、多種多様な反応が寄せられ、非常に楽しかったです。

 今年2月には昆虫食、特に食用コオロギへの反対の投稿が相次ぎ、筆者が関わったYahoo記事には4000件もの批判コメントが寄せられたのですが、ミツツボアリに対する反応は、同じ昆虫とは思えないほど好意的なものが多かったのが面白いですね。

 昆虫食への嫌悪感をものともしない、魅惑的な甘い蜜を持つミツツボアリ、南半球まで食べにいく価値は確かにあったと言えるでしょう。

●著者プロフィール

吉田誠
NPO法人食用昆虫科学研究会理事。 キノコ狩り、釣り、ダイビング、水族館巡り、ガジェット収集とかいろいろやってます。東京都ふぐ取扱責任者免許を取り、さらなる趣味の世界を広げ中。

https://news.nifty.com/article/item/gourmet/12258-2697857/


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