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千歳川でアイヌ伝統漁 今冬も

2023-12-25 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月24日 22:13

アイヌ民族の伝統的な漁具を使ってサケを捕獲した千歳アイヌ協会の会員

 【千歳】千歳アイヌ協会は24日、千歳市の千歳川上流部で伝統漁具「マレク」(かぎもり)を用いたサケの捕獲を始めた。初日は13匹を捕った。会員への技術継承を目的に実施しており、サケは「トバ」などに加工して今後の儀式の際に用いる。

 道の許可を得て2018年から行っており、5回目。例年40匹ほどを捕獲している。上限は150匹で許可区間はサケ捕獲施設インディアン水車から上流約12キロ。期間中の2月末までに3回ほど行う予定だ。

 24日は川岸で漁の安全を神に祈る儀式カムイノミを行った後、会員ら4人が川に入り、木の柄の先端にかぎ針の付いたマレクで狙いを定めてサケを突いた。約1時間半で65~90センチほどのオス11匹、メス2匹を捕獲した。

・・・・・・

(工藤さえら)

※「マレク」の「ク」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/957291/


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アイヌ文様を一針一針 長万部で刺しゅう体験会

2023-12-25 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月24日 19:03

アイヌ文様を一針一針丁寧に縫い進める参加者たち

 【長万部】アイヌ文様の刺しゅう体験会が町多目的活動センター「あつまんべ」で開かれた。町内外の22人が参加、講師に教わりながら一針一針縫い進めた。

 地元のアイヌ民族の文化を学ぶ町主催の講座「エカシケンル」の一環で、9日に開催。アイヌ刺しゅう愛好家でつくる「チセの会」会員を講師に、エコバッグにハート形に似た文様を縫った。

 縫い目の大きさにより印象が変わるため、中には途中でほどいてやり直す参加者も。東京理科大北海道・長万部キャンパス1年生の王泓驊(おうおうか)さん(19)は「アイヌ民族に興味があって参加した。文化を体験できて良かった」と満足そう。

 授業で道南のアイヌ民族への地域支援を学ぶ道教大函館校2年生7人も参加。・・・・・・・

(水島久美)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/957214/


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<記者の視点>「アイヌ神謡集」刊行100年 今も生きる知里幸恵の声 文化部・中村康利

2023-12-25 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月24日 11:21

8月に出版された「知里幸恵 アイヌ神謡集」(岩波文庫)

 今年はアイヌ民族が初めて自らの物語をまとめた「アイヌ神謡集」の刊行100年と著者知里幸恵(1903~22年)の生誕120年の年だった。「神謡集」の意義を考える企画記事「シロカニペ 銀の滴」を4月から随時カルチャー面に掲載している。企画を担当し、アイヌ文学のすばらしさとともに「今を生きるアイヌ民族の声」に耳を傾ける大切さを考えさせられている。

 著者の幸恵は登別で生まれた後、旭川で暮らした。「神謡集」に「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」と始まる序を日本語で著し、13編のアイヌ民族の物語をローマ字表記のアイヌ語で記述し和訳を付けた。アイヌ語と日本語に通じる幸恵だから書けた名著。8月には千葉大の中川裕名誉教授の補訂で新版として「知里幸恵 アイヌ神謡集」(岩波文庫)が出版された。

 企画では「神謡集」に関わりのある人たちの寄稿やインタビューを載せている。アイヌ民族で歌手の川上容子さんは中学生の時、幸恵について学ぶ学校の授業の前に、念入りに予習したエピソードを記した。激しい差別の下、川上さんは当時はまだアイヌ文化に誇りを持てず、予習は授業で「予期せずに『アイヌ』という言葉が教室に響いた時、呼吸が荒くなったり、耳が真っ赤にならないよう」心の準備をしておくためだった。幸恵の生涯を学習した直後、あろうことか川上さんは同級生から侮蔑的な言葉を投げつけられた。

 「神謡集」が刊行された100年前もアイヌ民族は同じ痛みに苦しんだ。作家土橋芳美さんは序について「『あんたらが弱いから、滅びの現実がある』と言わんばかりの風潮のなかで、どこか卑屈にならざるを得ないアイヌが多かった当時、この序文は同族への『顔をあげよ。私たちに人間として恥ずべきことはない』という励ましであり、宣言でもある」と述べた。

 幸恵は滞在していた東京で亡くなる約3カ月前、旭川のアイヌ民族の集落の少女が身売りされた後に病死したことを知って泣き崩れた。寄寓(きぐう)先の言語学者金田一京助は当時、この集落であまりに多くの人が命を失っていたことに同情した。ただしこの時、幸恵の日記によると、金田一は幸恵に「アイヌは見るもの、目の前のものがすべて呪はしい状態にあるのだよ」と語ったという。「滅びゆく」という運命論ではなく、アイヌ民族、女性、貧困という立場にある人たちの命や尊厳を傷つけるという、社会の差別的な問題としてどこまで認識していただろうか。それは金田一個人というより、当時の支配的な価値観の問題である。

・・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/957167/


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杉田議員に「怒り」 差別的言動に声明 アイヌ協会 /北海道

2023-12-25 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2023/12/25 地方版 有料記事 412文字

 自民党の杉田水脈衆院議員がアイヌ民族などに向けた差別的言動を続けていることについて、北海道アイヌ協会(札幌市)は24日までに、大川勝理事長名で「アイヌ民族衣装の着用をさげすんだり、やゆする投稿に大きな怒りを覚える」と強く批判する声明をホームページに掲載した。

 杉田氏は「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿し、札幌と大阪の法務局から人権侵犯と認定されている。

 声明は、杉田氏による投稿が「公に投稿する内容として不適切で、人権意識の欠如といえる」と指摘。人権侵犯の認定後も差別的言動を続けていることに「国会議員の立場であるにもかかわらず発言が繰り返されるのは大変遺憾」と反発した。

 ・・・・・

https://mainichi.jp/articles/20231225/ddl/k01/010/013000c


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仙台藩の武士に光、石巻市博物館で特集展 政宗の書状など展示 来年3月まで

2023-12-25 | アイヌ民族関連

河北新報2023年12月24日 12:00

小学生に仙台藩の火縄銃について説明する学芸員の泉田さん(左)

 毛利コレクション特集展「仙台藩の武士の世界」が石巻市開成の市博物館(市複合文化施設内)で開かれており、仙台藩の武士に関する古文書や絵図などの資料を展示、歴史愛好家らの関心を呼んでいる。

 特集展は常設展示室内の毛利コレクション展示室で開催。毛利コレクションの中でもあまり取り上げられてこなかった仙台藩の武士の世界に光を当てている。

 これまで一般公開されなかった伊達政宗の書状をはじめ、中世の石巻を治めた葛西晴信の黒印状など貴重な資料を展示。戦国末期から仙台藩成立期までの政宗の足跡をたどることができる。

 江戸時代前期の仙台藩を揺るがせた「伊達騒動(寛文事件)」の時代背景に迫る文書や、伊達家に嫁いだ姫君の化粧用具・自筆和歌のほか仙台火縄銃、金工品(刀装具)といった武具なども並べた。来場者は仙台藩の武士の世界の一端を垣間見て、興味を引かれた様子だった。

 学芸員の泉田邦彦さん(34)は「毛利コレクションはアイヌや根付け、古鏡、鋳銭場関係の資料が知られているが、実は仙台藩に関する資料も豊富。随時公開していきたい」と話す。

 毛利コレクションは同市住吉町の毛利総七郎(1888~1975年)が、明治から昭和にかけてさまざまなジャンルの資料を収集、10万点を超えると言われる一大資料群。同館は毛利コレクションの魅力を特集展として発信している。

 来年3月10日まで。開館は午前9時~午後5時。休館は月曜(祝日の場合は翌日休館)、28日~1月4日。入館料(常設展観覧料)は一般300円、高校生200円、小中学生100円。連絡先は0225(98)4831。

https://kahoku.news/articles/20231224khn000004.html


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《難読漢字クイズ》「馴鹿」の読み方は?サンタとともにプレゼントを運ぶ動物です イザ!2023/12/24 17:00

2023-12-25 | アイヌ民族関連

ヒントは「ト○○○」!検索しないで当てられる?

「難読漢字クイズ」で難読漢字を勉強しましょう。今日の問題は「馴鹿」!何と読むのでしょうか?サンタとともにプレゼントを運ぶ動物です。

難読漢字クイズの一覧はこちら

検索しないで考えてみましょう。読める?読めない?

問題:「馴鹿」という漢字は何と読む?

ヒントは「ト○○○」で、ある動物の当て字です。

正解:「馴鹿」は「トナカイ」と読みます!

「馴鹿」はシカ科の哺乳類、トナカイです。アイヌ語に由来する名前で「じゅんろく」とも呼ばれます。

読めましたか?正解だった方、おめでとうございます。

こんな問題もあります→「糎」の読み方は?よく見たらわかるかも…ヒントは「セ○○○○○○」!

https://www.iza.ne.jp/article/20231224-HK6WRMYBQRFYFI6G2IFCQ2LSTE/


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映画『 #ゴールデンカムイ 』表紙のCUT1月号、絶賛発売中!! 土方歳三役・ #舘ひろし のインタビューを一部抜粋してお届けします!

2023-12-25 | アイヌ民族関連

CUT2023.12.24 10:00

発売中のCUT1月号の表紙巻頭特集は、映画『ゴールデンカムイ』!

全30Pの大特集で、「超・実写化」に真正面から向き合ったキャスト&スタッフのみなさんへインタビューを敢行しました。

ここでは、新撰組の副長として史実にも名を刻む、土方歳三を演じた舘ひろしさんのインタビューを一部抜粋してご紹介します!

僕にとって土方と言えば、司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』なんですよ。だから、その土方がもし生き残ったとしたら、どう生きていくんだろうというところから考えました。『ゴールデンカムイ』での土方は、北海道に国(蝦夷共和国)を作るという思想を持っていますけど、僕の解釈としては、極論を言えば、土方はそこにはあまり興味がなかったような気もするんですよね。ただ、土方歳三という男は、最後まで戦うことが好きだったと思う。行商人だったところから、剣道を習って、武士になって新撰組を作り、幕府のために戦って、明治になってもずっと戦っていく――その「戦う男だった土方」を突き詰めていきましたね

――『ゴールデンカムイ』の土方は70歳ぐらいで。史実では34歳で亡くなっているので、そこから35年近く経っているんですよね。

そう。土方はその間どんなことを考えて、どういうふうに生きてきたのか。僕が思うに、彼はずっと何かに向けて戦い続けていたんだろうな、と。もしかしたら、アイヌの金塊争奪戦に参加したのも、金塊を手に入れるということだけではなく、「戦う」という目的があったんじゃないか。そこに土方があるんじゃないかという気がするんですよね。争奪戦こそが、土方の生きる道だった

俳優として長いキャリアを持つ舘さんが「とにかく映像の力がある」「この作品は本当にすごい」と語る映画『ゴールデンカムイ』。その期待値が高まるインタビューは、ぜひ誌面にて全文お読みいただければと思います。CUT1月号、絶賛発売中です!(山下茜)

https://rockinon.com/blog/cut/208325


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2024年冬の“メディア化”注目原作は?ドラマ化間近『義母と娘のブルース』や映画化『ゴールデンカムイ』などランキング上位

2023-12-25 | アイヌ民族関連

オタク総研12/24(日) 12:15配信

電子書籍サービスのBookLive(ブックライブ)は22日、ブックライブの会員2,156名から寄せられた「2024年冬(1~3月)に放送・公開になるメディア化作品」アンケートの結果を公表。注目度ランキングとして、1月2日の新作ドラマ化が控える『義母と娘のブルース』が首位を獲得したことが明らかになった。

【画像】ランキングTOP10を見る

『義母と娘のブルース』は、「主任がゆく!スペシャル」(ぶんか社)で連載されていた桜沢鈴によるコミック作品(既刊2巻)。キャリアウーマンの主人公・亜希子が、娘のみゆきを連れたサラリーマン良一からプロポーズをされ結婚し、母親になろうと畑違いの家事や育児に奔走、家族と過ごす日々をユーモアにハートフルに描いた作品になっている。2018年7月にはTBSで実写ドラマ化され、綾瀬はるかさんをはじめとする豪華キャストが集結した。その後、2020年と2022年の正月には連続ドラマの続編となるスペシャル版が放送され、今回3度目のスペシャル「義母と娘のブルースFINAL 2024年謹賀新年スペシャル」(2024年1月2日放送)で完結を迎えると発表され、注目を集めている。

ユーザーアンケートでは、「綾瀬はるかさんの役のキャラも面白いし、まわりの登場人物みんなキャラが良く俳優陣も豪華。」や「義理の母子だけど強い絆で繋がっていて、周囲の人間も面白いキャラで噛み合わないドタバタコメディで明るい新年を迎えられそう。」と、俳優陣の演技や面白いキャラクターたちで構成されたストーリーが楽しみといったコメントが多く寄せられた。

以降、3位には「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された野田サトル『ゴールデンカムイ』がランクイン。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、大自然の中で繰り広げられるサバイバル・バトルアクションが描かれており、2024年1月19日からは全国劇場で実写映画の公開が控えている。このほか、冬アニメの放送が予定されている、「デザート」(講談社)にて連載中の森下suu『ゆびさきと恋々』などが並んでいる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e44b148b8e38688b7819e055cf818434545db44


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【追悼・坂本龍一さん】ピーター・バラカンさん「自分の思いをどんどん発信している。それがすごくかっこいい」

2023-12-25 | アイヌ民族関連

女性セブン12/24(日) 

1983年、David Sylvianのアルバム『Brilliant Trees』の録音のため、坂本さん(左)とともに訪れたベルリンのカフェにて

 テクノ・ポップという最先端の音楽を日本にもたらし、1980年代に大ブームを起こした『イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)』。そのメンバーとして活躍し、映画『ラストエンペラー』(1987年)でアカデミー作曲賞はじめ、数々の賞を受賞。世界的音楽家として知られる坂本龍一さんが亡くなったのは2023年3月28日だった。

【写真】映画『戦場のメリークリスマス』の現場で坂本龍一さんとビーター・バラカンさん

「2014年に中咽頭がんであると公表してから、闘病していることを隠していませんでしたし、厳しい状況にあることは聞いていたので、驚きはしませんでしたが、寂しいですね」と、ブロードキャスターのピーター・バラカンさんは優しく微笑む。

 かつて、YMOのマネジメント事務所で海外著作権や通訳などの国際的業務を担当していたバラカンさんは、坂本さんを“教授”と呼び、“ピーター”と呼ばれる関係。大島渚監督が手がけた映画『戦場のメリークリスマス』の撮影に付き人として同行した。

「とにかく何よりもあの映画のサウンドトラックは傑作ですね。撮影は南太平洋のラロトンガ島という小さな島でしていました。教授は初めての映画出演で演じることに必死で、不安なこともあったと思います。

 ぼくの仕事は毎朝、教授が起きているのを確認し、朝食をともに食べ、茶色のダットサンに乗って撮影場所まで送り届けること。その後は飲み物を渡すくらいで、正直、暇だったんです。現場は通訳をはじめ、かなり人手不足でしたから、日替わりでいろんな仕事を与えてもらって、一瞬ですがエクストラとしても出演しました。

 小さな島にホテルは1軒。スタッフも出演者も、もちろん教授も、食事も撮影後に飲みに行くのも同じ場所でした。とても楽しい思い出です」(バラカンさん・以下同)

 翌1983年に坂本さんがDJを務めていた『サウンドストリート』(NHK-FM)のゲストとして来日中のデヴィッド・ボウイが出演。そのときもバラカンさんが通訳を務めた。

「通訳のほかに選曲を手伝うこともありました。その番組ディレクターから、教授の番組が終了するときに声をかけられ、1985年から番組を担当することに。これがいまの仕事につながっているので教授には本当に感謝しています」

 海外でのレコーディングに同行するなどの仕事は続いたが、1986年に坂本さんがYMOの事務所から完全に独立してからは、コンサートなどで挨拶したり、メールのやりとりが中心になっていたという。

「最後のコンタクトは2023年1月5日にNHKで放送されたドキュメンタリー番組【*1】を見て、『映像も音楽も素晴らしかった』と感想を送ったとき。いつもすぐに返信をくれるのですが、このときも30分くらいで届きました。『ありがとう』というお礼と、その番組の映像を息子の空音央さんが担当したことが書かれていて、喜んでいるようでした。

【*1/2023年1月5日に放送された『NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 Playing the Piano in NHK & Behind the Scenes』。NHKのスタジオで坂本さんが『戦場のメリークリスマス』『ラストエンペラー』などのテーマ曲をピアノで演奏し、インタビューや舞台裏を交えて紹介した】

 さらに、ぼくが出演しているNHKワールドTVの『Japanology Plus』という番組で、アイヌと縄文時代に関する特集を取り上げたことがあるんだけど、これを教授が見てくれていて『昔からずっと興味を持っている環境や人権問題に、興味を持ってくれているのがうれしい』と書いてくれていたんです。

 ぼくも、教授の音楽以外の活動に感心していました。日本では政治や環境、人権問題などについて発信するのは、炎上につながるし、勇気がいることです。でも、教授は自分の思いをどんどん発信している。それがすごくかっこいいんです。

 教授が最後に発言した『神宮外苑』のこと【*2】も、少し空気感が変わってきたので、もしかしたら工事が止まるかもしれないけれど、まだまだ安心してはいられませんね。

【*2/坂本さんが亡くなる直前まで、小池百合子都知事らに「明治神宮外苑再開発の計画見直し」を求める手紙で訴えていたこと】

 教授がいなくなったのは本当に残念だけど、音楽は残っています。大切にして、聴き続けていきたいと思っています」

【プロフィール】
ピーター・バラカン/古今東西の優れた音楽の魅力を紹介する音楽の伝道師。NHK-FM『ウィークエンドサンシャイン』や、NHKワールドTV『Japanology Plus』(NHK国際放送)などに出演中。

取材・文/山下和恵

※女性セブン2024年1月4・11日号

https://article.auone.jp/detail/1/5/9/218_9_r_20231225_1703456162558560


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台中でライトアートイベント クリスマス盛り上げる 台湾一標高が高いクリスマスツリーも 

2023-12-25 | 先住民族関連

中央フォーカス台湾2023/12/24 17:27

参山国家風景区管理処提供

クリスマスと年末の楽しい雰囲気を盛り上げようと、交通部(交通省)観光署(観光庁)参山国家風景区管理処は中部・台中市でライトアートフェスティバル「山谷灯光節」を開催している。主役となるのは2本のヒマラヤスギの木で、台湾で最も高い場所にあるクリスマスツリーとして注目を集めている。

会場は高原野菜や果物などの生産で有名な市の景勝地、梨山と温泉地として知られる谷関の両地で、今年で3年目の開催となる。

ヒマラヤスギの木は標高1956メートルの梨山にある宿泊施設「梨山賓館」前に聳えており、「雲の上のクリスマスツリー」とも呼ばれ、高さ28メートルに及ぶ。

同処によれば、周りには交通部(交通省)観光署(観光庁)のPRキャラクター「オーション」(喔熊)の形をした光のオブジェや現地に住む原住民(先住民)族出身の工芸士と手を組んだ作品なども見られ、梨山の夜を美しく彩っているという。

イベントは来年1月7日まで続く。

(趙麗妍/編集:荘麗玲)

https://japan.focustaiwan.tw/photos/202312245001


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サンタクロースの赤白の衣装は毒キノコから? 「サンタシャーマン由来説」を識者に聞いた

2023-12-25 | 先住民族関連

ナショナルジオグラフィック12/24(日) 11:32配信

主要メディアも紹介、「サンタは極北の遊牧民サーミのシャーマン」の真偽と価値を問う

クリスマスの数日前、サンタクロースの衣装を着てメキシコシティを歩く人。サンタは、幻覚作用をもつキノコを食べたスカンディナビア北部のシャーマンに由来するという俗説があるが、真偽のほどは?(PHOTOGRAPH BY MARCO UGARTE)

 サンタクロースは、スカンディナビア北部のサプミ(外部の人はラップランドと呼ぶ)と呼ばれる地域の先住民であるサーミ人のシャーマンに由来するという説がある。いわく、昔、サーミ人のシャーマンたちは、ベニテングタケ(Amanita muscaria)というキノコを集めて乾燥させていた。これは白い斑点のついた赤いキノコで、幻覚作用がある。冬至の日になると、村の小屋の天井を開け(ドアは雪で開かないため)、そのキノコをプレゼントしていたという。

【関連写真】はたしてサンタカラー? 実際のベニテングタケ(赤と白の毒キノコ)

 サーミ人はトナカイの遊牧を行っているので、シャーマンがこのキノコを摂取したときは、トナカイが空を飛ぶ姿や、空飛ぶトナカイと一緒に冒険に出る様子を見たはずだ。トナカイにベニテングタケを与え、その尿を摂取することで毒を中和したという説もある。一方で、トナカイもキノコでハイになったという説もある。

 さらに、サーミ人のシャーマンはよく赤い服を着ていたらしい。クリスマスツリーの下に置かれる赤白の包装紙に包まれたプレゼントは、常緑樹の足元に生えているベニテングタケを模したものだともいう。

 だが、この説になにがしかの価値はあるのだろうか。

ベニテングタケを使った可能性は高い、だが……

「サンタの由来はサーミ人のシャーマンだったという説には、致命的な欠点がたくさんあります」。そう断言するのは、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の北欧学助教で、北米のサーミ人子孫のコミュニティにも所属しているティム・フランディ氏だ。「多くのサーミ人はこの説に批判的です。実際のサーミ文化をステレオタイプ的にとらえ、誤解をもたらす話だからです」

 フランディ氏は、この説の要素をひとつずつ論破する。ベニテングタケは向精神薬としてシベリアでよく使われたが、サーミ人のノアイデ(シャーマン)が儀式で使っていたことを示す証拠はほとんどない。彼らがトランス状態になるために用いたのは、音楽やアルコール、痛みだったと言われている。

 また、シベリアのシャーマンはキノコをモチーフにした服を着ることがあったが、サーミ人はそうではない。実際には、サーミ人のシャーマンの服装のことはほとんどわかっていない。現在まで残っている考古学的遺跡がほとんどないからだ。

「サーミ人がベニテングタケを使っていた可能性はあります。むしろ、その可能性が高いかもしれません。しかし、それがヨーロッパのクリスマスの伝承に影響するのは、考えにくいことです」。フランディ氏自身も、サーミ人シャーマンとベニテングタケの関連について聞いたことは一度しかないという。

「私はフィンランド人、スウェーデン人、そしてサーミ人として育ちました。その私が、クリスマスとキノコの関連について一度も聞いたことがないのです。はじめて聞いたのは、イケアがキノコの形をしたクリスマスツリーの飾りを売り出したときでした。そもそも、サプミのキノコは9月に生えてきますが、12月には深い雪の中です」

サンタクロースの都市伝説を生んだもの

 キリスト教の多くの休日と同じく、クリスマスのもとになったのも、同じ時期に行われていた多神教の祝祭だ。古代ローマ人たちは、子どもを讃える祝宴を開いて冬至を祝った。北欧人たちは、ユールと呼ばれる祭りで、不気味な衣装を着て、プレゼントを持って家々を回った。

 明らかにサンタに影響を与えたのは、オランダのシンタクラースだ。遠くから子どもの行動を見張っており、白馬に乗って家の屋根を渡っては、木靴にプレゼントを残していく人物とされる。このシンタクラースは、古代都市ミラ(現トルコ)の聖ニコラウスに由来する。初期キリスト教会のギリシャ人司教で、寛大さと子どもを守ったことで知られている。

「キリスト教の聖ニコラウスは、ローマ帝国や北欧諸国、米国などの冬至に関連するさまざまなキリスト教文化や多神教文化が複雑に混じり合った結果、民俗学的な妖精に変わっていきました」と、米国ニュージャージー・フォーク・フェスティバルの共同責任者で米ラトガース大学の米国学助教を務めるマリア・ケネディ氏は話す。

 私たちがよく知っているサンタクロースは、トナカイが引く空飛ぶソリに乗って子どもたちの家にプレゼントを届ける。これが米国にはじめて現れたのは、1822年、『クリスマスのまえのばん』あるいは『サンタクロースがやってきた』というクレメント・クラーク・ムーアの詩が発表されたときだ。

 挿画家のトーマス・ナストは、1863年から「ハーパーズ・マガジン」誌にサンタのイラストを掲載しつづけ、北極の家、妖精の助手、おもちゃ造りといった要素を付け加えた。小さく陽気な妖精だったサンタを大柄で陽気な男にしたのも、このナストだった。

 フランディ氏によると、フィンランドやスウェーデンでは、クリスマスの伝承にサーミ人風の衣装が使われたことから、サーミ人とサンタのイメージが重なってしまった。

 現在のサンタクロースのイメージを確立させたコカコーラのサンタが作られたのは1931年だが、それを描いた画家ハッドン・サンドブロムはフィンランド人とスウェーデン人の血を引いている。

「このイラストには、サーミ人をモチーフにした点が含まれています。先のとがった帽子、鮮やかな赤い色、太いベルトと温かそうな上着などは、サーミ人の民族衣装であるガクティを連想させます」とフランディ氏は話す。

 おまけに、1920年代に米国の各都市で行われたクリスマスパレードでサンタを引いていたのが、サーミ人のトナカイだった。これで、サーミ人とサンタの関係が決定的になったようだ。

「これはいわば、植民地的搾取です」

 とはいえ、証拠がないからといって、この都市伝説が勢いをそがれることはなかった。この説は、米国の公共ラジオネットワークであるナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)や、英国のガーディアン紙、米国のニューヨーク・タイムズ紙、米国のアトランティック誌などの主要メディアでも取りあげられた。

 サイケデリックなサンタの話が興味を引くのは、ある意味当然のことだろう。子どもの人気キャラクターが、実際には世界を飛び回っているのではなく、キノコで幻覚を見ているというのだから。ただし、この説は部外者が作りだして広まったものであり、単なる楽しい話で済ませられるものではない。

「民俗学者である私は、みんながよくできた物語……なぜ物事が今のようになったのかを説明してくれる便利な歴史の話が大好きなのを知っています。問題なのは、そういった話が歴史の事実を覆い隠してしまうことです。残念ながら、その中には、入植者たちが先住民文化の一部だけを借用したり、利用したりしたものもあります」とフランディ氏は話す。

 フィンランドには、サーミ人の土地に作られた「サンタの村」という観光名所がある。サーミ人たちは、サンタとサーミ文化がさらに結びつけられることを危惧し、自分たちの文化遺産が利用されることに抗議している。

「こういった行為は、入植者がサーミ人の無形文化遺産を不当に利用してきた長い歴史に通じるものです。サーミ文化においてこのような話が何を意味するのか、時間をかけてそれを理解しようとしないという選択がされようとしています。これはいわば、植民地的搾取です」

文=OLIVIA CAMPBELL/訳=鈴木和博

https://news.yahoo.co.jp/articles/6f1ed20e7a7318a85cf13017e93aeab1961ddb95


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字幕:10歳でベテラン、学校行かず砂金採る子どもたち ベネズエラ

2023-12-25 | 先住民族関連

AFP2023年12月24日 16:57 発信地:エルカヤオ/ベネズエラ [ ベネズエラ 中南米 ]

10歳でベテラン、学校行かず砂金採る子どもたち ベネズエラ

【12月24日 AFP】ベネズエラ南東部エルカヤオ(El Callao)の金の不法採掘場で働く10歳のマーティン君(仮名)は読み書きはできないが、砂金採りにかけてはすでにベテランだ。

 この町の子どもたちは、遊びで砂金採りを始めるが、じきにフルタイムの仕事になる。人権団体らは、危険を伴う搾取だと非難している。

体が小さく機敏な子どもは、露天掘りの狭い穴に入り込み、土を掘るのに向いている。

 石油の生産量が激減しているベネズエラでは、いまだかつてなく金の重要性が高まっている。

 子どもたちは容赦ない日差しが照り付ける中、土の入った重い袋を担ぎ、泥で濁った水たまりまで運んで、木製の皿を使って金をより分ける。

 いとこたちと砂金取りをしているマーティン君は「金は水銀とくっつく」と説明した。水銀は有毒で環境も汚染するが、ここでは鉱石から金を取り出すために使われている。

 マーティン君を含め、この地域に約1000人ほど違法な金の採掘に携わる子どもがいる。

■生活のため

 子どもの人権団体Cecodapのカルロス・トラパニ(Carlos Trapani)氏はAFPに、違法採掘者の間では重労働とそれに伴う危険は「当たり前のこと」として受け取られていると話した。

 採掘場近くの村エルペルー(El Peru)に住むマーティン君は「学校に行くより金を掘りたい」と話した。AFPは両親の許可を得て取材を行った。

「お父さんはお金は働けばもらえると言っている」「ここで稼いだお金で、靴や服など自分の物を買っている。時々、お菓子も」と語った。

 経済協力開発機構(OECD )の2021年の報告書によると、子どもが採掘した金の多くは最終的に軍や政府高官の手に渡っている。

 違法な金の採掘の大半はベネズエラのアマゾン(Amazon)熱帯雨林で行われており、環境や先住民コミュニティーにも破滅的な影響を与えている。

 エルカヤオなど国内の一部地域の商店などでは、不安定な自国通貨ボリバルではなく金が通貨として使われている。

 これは子どもの違法採掘者には有利だ。酔っぱらった客が金を落とすことがあるため、グスタボ君は兄弟と一緒にエルペルーの酒類販売店の外で、土をかき集めている。

「この前は1グラム見つけた」とグスタボ君。「食費にするために、お金はお母さんに渡した」と言う。1グラムは50ドル(約7200円)に相当する。

 グスタボ君は6歳から砂金取りを始めた。新型コロナウイルス感染対策でロックダウンされた後は学校に通っていない。

 ベネズエラの人口の3分の1を占める子どもたちは、経済危機の影響をまともに受けてきた。外国に移住した両親に置いてかれた子も多い。教員の給料が低いため、ほぼ機能していない公立校もある。

 人権NGOのトラパニ氏によると、経済危機がピークに達した2018年ごろには、子どもだけでなく学校を辞めた教師も金の採掘をしていた。

 映像は9月撮影。(c)AFP/Magda GIBELLI

https://www.afpbb.com/articles/-/3497663?cx_part=top_category&cx_position=1


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