先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ音楽、新たな挑戦 平取の男女ユニット「アンケシ」結成 道内各地の踊り歌披露

2023-12-20 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月19日 19:04(12月19日 19:19更新)

6月の平取町内の音楽祭で、踊り歌や座り歌を地域ごとに歌った「アンケシ」の原田さん(右)と新町さん

 【平取】町内在住の原田梨乃さん(26)と新町征也さん(25)の幼なじみの2人が、道内各地のアイヌ民族の踊り歌を歌うボーカルユニット「ankes(アンケシ)」を昨夏に結成し、地域ごとに異なる民族の歌の魅力を伝えている。今年10月には英ロンドンでの催しにも参加し、活躍の場を広げた。2人は「アイヌの歌を歌う男女ボーカルユニットは珍しい。自分たちなりに楽しむ姿を見せていきたい」と意欲をみせる。

 アイヌ民族文化財団(札幌)は「女性が担当することの多い踊り歌を、男女がユニットで歌うのは新しい取り組み」と期待する。

 2人はアイヌ文化の伝承活動を行う町アイヌ文化振興公社で働き、平取アイヌ文化保存会でも活動する。ともに札幌大出身で、アイヌ文化の担い手を育てる一般社団法人「札幌大学ウレシパクラブ」に所属。同クラブで帯広や旭川、釧路などに赴き、各地の踊り歌やウポポ(座り歌)など計約70種類を地元保存会や過去の録音から学んだ。

 歌が好きな2人は「平取以外にも、いろいろな地域の歌を歌いたい」とアンケシを結成。ステージでは大学時代に学んだ歌を中心に、ソロの見せ場として原田さんはカムイユカラ(神謡)の口承文芸を、新町さんはムックリ(口琴)の演奏を披露する。「アイヌの歌は節回しが独特で難しい。アンケシで覚えた歌を平取の保存会の活動にも還元できれば」と原田さん。

 アンケシは昨年12月に札幌で、今年5月に島根県で開かれたアイヌ民族文化財団の催しに出演。6月には平取町内の音楽祭のステージに立った。10月に英ロンドンで開かれた、日本の文化や食を紹介する「ジャパン祭り」では、4万人以上の観客が訪れた屋外ステージでウポポやヤイサマ(叙情歌)を歌い上げた。

・・・・・・

(杉崎萌)

☆アンケシと札幌大学ウレシパクラブのシ、カムイユカラのラは小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/955025/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老の観光客4.4%減123万人 23年4~9月、ウポポイ集客低調 外国人客は大幅増

2023-12-20 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月19日 18:54(12月19日 19:21更新)

 【白老】町がまとめた2023年度上半期(4~9月)の観光客数は、前年同期比4・4%減の123万9467人だった。新型コロナウイルスの5類移行後、増加を見込んだ国のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」などの施設で集客が伸び悩んだのが要因。一方、入国制限が緩和された外国人観光客数は同35倍の2万1876人と大幅に増えており、町はウポポイとの連携を強化したい考えだ。

 23年度上半期の観光客数の内訳は、宿泊客が同2人減の5万5812人で横ばい、日帰り客は同5万7644人減の118万3655人で4・6%減少した。

 ・・・・・・

(斎藤雅史)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/955013/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

杉田氏の差別的投稿に「大きな怒り」 北海道アイヌ協会が声明

2023-12-20 | アイヌ民族関連

会員限定記事

北海道新聞2023年12月19日 18:33

 自民党の杉田水脈衆院議員(56)=比例中国ブロック=がアイヌ民族に対する差別的な投稿をし、札幌法務局などに人権侵犯と認定された問題で、北海道アイヌ協会(札幌)は、杉田氏の投稿について「公に投稿する内容として不適切で、人権意識の欠如といえる」と批判し、差別をやめるよう求める声明を発表した。

 昨年11月に杉田氏の投稿が問題視されて以降、同協会が杉田氏の投稿について見解を公表するのは初めて。杉田氏は今年9月に札幌、大阪の両法務局から人権侵犯と認定された後もアイヌ民族を中傷する発言を続け、杉田氏に同調する投稿も絶えないことから、見解を示した。同協会のホームページに15日、掲載した。

 声明では、杉田氏が2016年にブログでアイヌ民族の衣装や女性を中傷したことについて「アイヌ民族衣装の着用をさげすんだり、揶揄(やゆ)する投稿に大きな怒りを覚える」「アイヌの尊厳を著しく傷つけるものであり、強く批判の意を表す」などとした。

・・・・・・

(武藤里美)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/954982/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シラカバが生む未来=貝塚太一(北海道報道部写真グループ)

2023-12-20 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2023/12/18 06:00(最終更新 12/18 06:00) 有料記事 1268文字

貝塚太一 オピニオン

大丸札幌店の6階にある休憩スペース「グリーンパティオ」。リニューアルで緑豊かな中にシラカバのベンチや椅子、テーブル、鉢が置かれた=札幌市中央区で2023年12月15日、貝塚太一撮影

写真一覧

 札幌で暮らしていると、シラカバの木が身近にあることに驚く。遠くの森に行かずとも、近所の公園にも植えられている広葉樹だ。最初は新鮮だったが今は見慣れた。でも、芽吹きの新緑、秋に黄色に染まる葉、雪の中で見せる陰影は美しく、心が動かされる。

 シラカバの木は長年、林業的にはほとんど価値のない木材だった。他の木に比べて幹が細く、パルプや割り箸などとして安価で取引されてきた。

 そのシラカバの価値を見直す動きが近年、広がりをみせている。先導するのは、2018年に北海道旭川市で発足した「白樺プロジェクト」だ。

 北海道には針葉樹と広葉樹が交ざりあった森が広がっていた。一般に針葉樹は家づくりの柱などに向き、広葉樹は家具や床板など生活道具の素材に向くとされる。戦後、復興や高度経済成長で大量の自然林が道内でも伐採された。伐採後には成長の早い針葉樹が植林され、良質な広葉樹は激減したまま、外国資材に頼るようになった。森のバランスが崩れた現状に加え、地球規模の森林資源の減少。持続可能な人と森との共生を模索する中での発足だった。

 プロジェクトは「ずーっと、使う。ずーっと、育てる。」を標語にする。シラカバを使う魅力は3点だ。

 一つ目は「木一本まるごと使えること」。樹皮はカゴの素材、樹液は飲料や化粧水、葉は染め物の原料やハーブティー、根や小枝を焼いた後の灰は陶芸品になる。北欧やアイヌの人たちがさまざまな用途で使ってきた歴史もある。

二つ目は「人の手で育てやすいこと」。シラカバは更地に真っ先に生えてくる木といわれるほど、生命力が強い。広葉樹の多くは木材として使用できるまでに100~200年かかるが、シラカバは50年ほどで使える木に成長する。人の手で効率よく森を作っていく可能性を持つ。

 ・・・・・・

【北海道報道部写真グループ・貝塚太一】

<※12月19日のコラムはデジタル編集本部の牧野宏美記者が執筆します>

https://mainichi.jp/articles/20231217/k00/00m/040/071000c


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【特別展】AINU ART―モレウのうた

2023-12-20 | アイヌ民族関連

ようこそサッポロ 2023/12/18

アイヌ文様の特徴のひとつであるモレウ(渦巻き文)をキーワードに、アイヌアートの多様性とデザイン性に富んだ造形力に注目します。貝澤徹、西田香代子、藤戸康平らの近作、新作とともに、先人たちが残した木工芸、染織の優品を展覧します。 【関連事業】 『オープニングイベント「トゥレッポん with キンビ Kids」』 日時:1月13日(土)10:30~12:00 (1)トゥレッポんとあそぼう!アイヌ語巨大カルタ (2)アイヌ刺繍&トンコリ・ムックリちらっと体験 対象:(1)幼児から大人 (2)小学生以上 講師(2):刺繍:西田香代子、西山知香      トンコリ:Pette      ムックリ:邊泥文絵 会場:1階ホール 申し込み不要、無料 『アーティスト・トーク「ものづくりの現場から」(全6回)』 日時・講師(各40分) 1月27日(土) (1)貝澤徹 (2)下倉洋之 2月17日(土) (1)結城幸司 (2)藤戸康平 3月2日(土) (1)関根真紀 (2)小笠原小夜 (1)11時~ (2)14時~ 聞き手:五十嵐聡美(担当学芸員) 会場:「AINU ART」展示室内 申し込み不要、要観覧券 『アイヌ文化ちらっと体験「ふれてみよう・着てみよう」』 日時:2月11日(日)・12日(月)10時30分~12時 会場:2階東側コーナー 申し込み不要、無料 『札幌国際芸術祭2024との連携トーク「あっちもこっちも面白い」』 日時:2月17日(土)13時~14時 会場:1階ホール 講師:両展担当学芸員 申し込み不要、聴講無料

【特別展】AINU ART―モレウのうた

開催期間

2024年01月13日~2024年03月10日

休館日:月曜日(2月12日をのぞく)、2月13日

入場は16:30まで

開催場所

北海道立近代美術館

札幌市中央区北1条西17丁目

主催者

北海道立近代美術館、公益財団法人アイヌ民族文化財団

料金

一般:1,000(800)円、高大生:600(400)円、小中生300(200)円、未就学児無料(要保護者同伴)

※( )内は以下の割引料金です。

・10名以上の団体料金

・リピーター割引料金(当館または他の道立美術館・芸術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。)

お問合せ

北海道立近代美術館

電話

011-644-6882

公式サイト

https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb

https://www.sapporo.travel/event/event-list/event-list_103722/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「ゴールデンカムイ」をCUTで全30Pの大特集、野田サトルインタビューも掲載

2023-12-20 | アイヌ民族関連

コミックナタリー2023年12月19日 12:54

本日12月19日発売のCUT2024年1月号(ロッキング・オン)では、野田サトル原作による実写映画「ゴールデンカムイ」を全30ページにわたり特集。表紙には、同誌独占の現場スチールカットが使用された。

CUT2024年1月号

特集では原作者の野田をはじめ、杉元佐一役の山崎賢人、アシリパ役の山田杏奈、尾形百之助役の眞栄田郷敦、白石由竹役の矢本悠馬、鶴見篤四郎役の玉木宏、土方歳三役の舘ひろし久保茂昭監督のインタビューを展開。アイヌ文化監修や衣裳デザイン、特殊メイク、美術を担当した主要スタッフへのアンケートも掲載されている。

また今号のCUTには、12月22日公開の「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」からロイド・フォージャー役の江口拓也、ゲスト声優として悪役コンビを演じる中村倫也賀来賢人が登場。和山やま原作による映画「カラオケ行こ!」より、狂児役の綾野剛と聡実役の齋藤潤のインタビューも収録されている。

※山崎賢人の崎はたつさき、アシリパのリは小文字が正式表記。

https://natalie.mu/comic/news/553784


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「これでも怒っています」エゾクロテンの“警戒姿”があざとかわいい!なぜ機嫌が分かったのか釧路市動物園に聞いた

2023-12-20 | アイヌ民族関連

FNNプライムオンライン12/19(火) 11:22配信

怒っていてもかわいい!そんな動物の姿がX(旧Twitter)に投稿され、話題となっている。

【画像】この表情も怒っている?エゾクロテンのかわいい姿をもっと見る

その動物が、北海道にある「釧路市動物園」で飼育しているエゾクロテンだ。ある日、飼育員が展示場の前室に入ったところ、エゾクロテンの「てんてん」くん(2009年に園内で保護したオス)が巣箱からひょっこり顔を出していたという。

※前室とは、展示場内を掃除するための道具などが置いてあり、扉の開け閉めの際の動物たちの逃走防止にもなる部屋のこと。

てんてんくんは巣箱の四角い小窓から前足を添えて、ひょっこり顔を出している。つぶらな瞳でまっすぐに見つめてきていて、なんとも可愛らしい姿だ。

しかし、この写真を投稿した「釧路市動物園」の公式Xアカウント(@kushirozoo)によると、この時の機嫌は良くなかったというのだ。

エゾクロテンのてんてんがあざとかわいく顔をのぞかせていました。餌を持っていなかったので、これでも怒っています・・・。

餌がもらえなかったことから不機嫌だったというてんてんくんなのだが、怒っているとは思えないほど可愛らしい。

投稿でも「オコ顔なのにかわいいって最強」「可愛すぎて怒っているとは到底思えないお写真ですね」と、かわいさに感動した人が多く、2万6000のいいねが付く話題となっている(12月18日時点)。

◆興味はあるが…怖くてジッと見つめていた

しかし、どの様子から怒っているのが分かったのだろうか?餌を持っていた場合はどんな反応をするのか? 釧路市動物園のスタッフに話を聞いてみた。

ーー撮影時の状況を教えて。

給餌をした数時間後にも、餌の食いつきなどの状態確認のため展示場の前室に入ることがあります。状態確認のため裏口からこっそり見に行くと、警戒心が強いこともあり巣箱から既に顔が出ていました。

ーー顔を出していた、てんてんくんの様子は?

最初は眠たそうに、かつ、めんどくさそうに顔を出したり引っ込めたりしていましたが、スマホで撮影を続けると興味はあるものの怖くてジッと見つめていました。

ーーなぜ怒っていると分かったの?本気で怒っている?

「ヴヴヴ~ッ」とうなるように怒ります。掃除で中に入っている際も警戒して同じようにうなっているので、個人的にはただの警告として本気で怒っているようには見えませんが、彼自身は常に本気かもしれませんね。

ーーその様子を見てどう思った?

いつも警告としてうなっているため実際にどんな顔をしているのか分からなかったので、まじまじと見た時「これがあざといというやつなのかな~」と思いました。

◆来園者より飼育員に対して警戒心が強い

ーーエゾクロテンの生態を教えて。

イタチ科テン属クロテンの一亜種で、日本では北海道のみに生息します。大きさは雌雄差があり、オスで全長約50~80cm、体重約900~1800g、メスで全長約45~70cm、体重約700~1600gとメスがやや小ぶりです。雑食でげっ歯類や果実などを食べますが、ホンドテンに比べると肉食の傾向が強いと言われています。

地面に穴を掘って巣を作ったり、樹洞(木の空洞部分)を巣として使用します。飼育していても穴掘り行動はよく見られています。非展示個体(2010年に保護したオス、愛称ミッキー。バックヤードで飼育)に使い古した作業ズボンをあげると中に潜り込んで、ズボンの中を行ったり来たりして遊んでいます。

寒い冬を乗り越えるため、冬毛の密度は約1万5千本/平方cmとも言われていて、高級毛皮の材料として使われ、ロシアにはクロテンの毛皮用の飼育農場もあります(※日本国内では捕獲および飼育が禁じられています)。

遊ぶことが大好きで、アイヌ語では「カスペキラ」という名前で呼ばれ、意味は「しゃもじを持って逃げる」だそうです。昔から人家に入り込んで遊んでいる様子をアイヌの方々はよく観察されていたようです。

ーーてんてんくんは、どんな性格なの?

元々、野生個体のため警戒心が非常に強いのですが、お客様がケージ内に入って来ることがないことを理解しているので、お客様よりもケージ内に入る飼育員に対しての警戒心の方が強いです。

ーー普段はどんな様子を見かける?

遠目で観察すると、活発な時はかなり俊敏な動きをしてガラス越しに外の様子をみたり、穴を掘ったりして忙しそうにしています。ただ、飼育員に対して警戒心が強いので、こちらの存在に気付くと巣箱の中や裏側に逃げてしまいます。

ーーエサを持っていた場合はどんな反応をするの?

警戒心が強いのでエサを持っていても巣箱からすぐに出ることはありません。ちなみに、相当お腹が空いている日はうなり声が大きめです。飼育員が去ったのを確認してからエサを食べにきます。

ーー投稿にはたくさんのいいねが付くほどの反響があるが?

今回の反響を通じてエゾクロテンの魅力を広めることができて嬉しいです。エゾクロテンについてさらに知ってもらえたら幸いです。

なお、警告の「うなり声」を無視して近づいたり接触しようとしたりすると、鋭い爪や牙で「攻撃」という形で自分の身を守るだろうとのことだ。

「非常に警戒心が強いということは、それにかかるストレスも大きいことに繋がるので、無理に接触はしていません」とも話していた。

プライムオンライン編集部

https://news.yahoo.co.jp/articles/e66480c100b73d20a9c85e220d0dfb742826d8d0


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本にはまだ国家人権機関がないという後進性

2023-12-20 | アイヌ民族関連

オルタナ2023/12/19

吉田 広子(オルタナ副編集長)

「国連ビジネス人権の作業部会」が2023年夏に初めて公式来日し、ジャニー性加害問題を調査したことで、日本でも「ビジネスと人権」への関心が一気に高まった。同部会は「日本には独立した国家人権機関がないことを深く憂慮する」と指摘。24年6月に最終報告書を提出する予定だ。(オルタナ副編集長・吉田広子)

国連ビジネスと人権作業部会のダミオラ・オラウィ議長(右)とピチャモン・イェオパントン氏

国立ビジネスと人権の作業部会は、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」(UNGPs)のもと、世界各国で調査を行っている。UNGPsは、2011年に国連人権理事会で合意した国際基準だ。

責任あるビジネスを推進するため、企業に対して、人権リスクを特定し、対策や予防策を講じる「人権デュー・ディリジェンス(DD)」を求める。

欧州や米国では、人権DDを義務付ける法制化が進む。

英国では15年に現代奴隷法が施行した。米国では、新疆ウイグル自治区が関与する産品輸入を原則禁止するウイグル強制労働防止法を22年に施行。欧州議会は23年6月、企業のサステナビリティ・デューデリジェンス指令案のドラフトを採択し、最終合憲に向けて議論を進める。

早ければ26年にも企業への適用が開始する見込みだ。

(この続きは)
■超党派の議連、24年に人権DD法案提出を目指す
■日本政府の施策に「大きな穴」
■「LGBTQ」「障がい者」「先住民族」に高い人権リスク

有料会員限定コンテンツ

https://www.alterna.co.jp/108755/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三吉彩花・森山未來・松本まりか・森山直太朗が『地球の歩き方』“芸能人記者”に【旅行先&コメント全文】

2023-12-20 | 先住民族関連

岩手日報2023.12.19

ドラマ『地球の歩き方』キャスト発表(C)ドラマ「地球の歩き方」製作委員会

 俳優の三吉彩花、森山未來、松本まりか、森山直太朗が、来年1月クールのテレビ大阪・BSテレ東の真夜中ドラマ『地球の歩き方』(毎週土曜 深夜)に主演することが19日、発表された。

【動画】真夜中ドラマ『地球の歩き方』SPトレーラー

 1979年の創刊以来、160以上の国・地域を網羅し、海外旅行のバイブルとなっている『地球の歩き方』とコラボレーション。編集部から、特集ページを作ってほしいと依頼を受け、芸能人ライターが現地スポットをめぐるストーリー。旅好き4人ののキャスティングが実現した。

 韓国「名物オモニ特集 ソウル~チェジュ島」編には、これまで50回以上韓国旅行の経験がある三吉が登場する。Amazon prime videoの日韓共同製作映画「ナックルガール」の主演を務めたことも話題となったばかり。普段は食やファッションなどを目当てに韓国に訪れる三吉は、韓国のオモニ(お母さんたち)を取材する。

 未來は、「現代アートの震源地を特集 バンコク~チェンライ~プーケット」編でタイを旅する。アートに造詣が深いとあって、タイの街に息づくグラフィティアートや部族に伝わる原始的なアートや、「タイランド・ビエンナーレ」の現代アーティストたちと交流する。

 松本はサイパンをめぐる「七色の海と精霊特集 サイパン島~マニャガハ島~テニアン島」編に出演。20年以上前の写真集の撮影で6回サイパンに訪れたことがあり、同地に複雑な感情を抱きながらも、今の自分にどう映るのか興味があると、再訪を決めた。

 そして、ニュージーランドが舞台の「キャンピングカーで巡るマオリの聖地特集 オークランド~レインガ岬」編では、直太朗が先住民族マオリの聖地へ。雄大な自然の中に森山直太朗の歌声が響き渡る。

 4人の旅の始まりを盛り上げるオープニングテーマは、新世代バンド・Tempalayの「今世紀最大の夢」に決定。放送に先駆けてドラマのスペシャルトレーラーも公開された。

 テレビ大阪で1月13日より毎週土曜深夜0時55分、BSテレ東/BSテレ4Kで同日より毎週土曜深夜0時放送。Leminoにて1週間独占先行配信。30分×12話。

■三吉彩花(韓国「名物オモニ特集 ソウル~チェジュ島」=1月13日・20日・27日放送)コメント

学生生活を終えてから本屋に行く機会が減ってしまったため原案の「地球の歩き方」は”はじめまして”の存在でしたが、今回オファーをいただいて大好きな韓国に行くことができるのでとてもうれしかったです。

2023年は仕事も含めて11回は韓国に訪れましたが、ソウルはエンタメやトレンドなどとても勢いのある場所で、いつ行っても新しい発見や刺激をもらえますし、顔なじみの人たちから安心感をもらえる点も魅力だと思います。

普段は食とファッションと美容を軸に旅行プランを立てますが、本作ではいつもと違うアプローチをするので、私自身もいろいろ学びながら知らなかった韓国に出会えることや新しい発見ができることを楽しみにしています。

今はSNSなどでいろいろな韓国の情報をキャッチできますが、今回の物語は人の温かみに触れたり、地元ならではの雰囲気を味わえたりする内容になると思います。普段とは違う私も見ることができると思うのでぜひご覧ください。

■森山未來(タイ「現代アートの震源地を特集 バンコク~チェンライ~プーケット」編=2月3日・10日・17日放送)コメント

海外での仕事が常態化する以前の20代前半。年に一回は必ずひとりで海外旅行に出かけることを自分に課していた。北米(迷子)、南米(宿泊のトラブル)、西ヨーロッパ(迷子&宿泊のトラブル)、中東(体調不良)、アジア(ぼったくり)、毎度あらゆることが起こった。

いつだって「地球の歩き方」は旅の道標であり、さまざまなトラブルに遭遇して心身ともに不安になる中、手放すことができないものだった。

そんなお守りのような書籍に今回関われることは、この上ない喜びだ。

楽しんでいただければ幸い。

■松本まりか(サイパン「七色の海と精霊特集 サイパン島~マニャガハ島~テニアン島」編=2月24日・3月2日・9日放送)コメント

15歳の初海外から6回連続撮影で訪れたサイパン。

私自身、その時の少し苦い思い出と共にサイパンがあります。

その複雑な思い出を吐露していくうちに、スタッフさんは私の行き先はサイパン以外ないんじゃないかと。

正直戸惑いました。

みなさんはサイパンにどんなイメージをお持ちですか?

最盛期には年間約45万人を超える日本人が訪れていたそうです。

しかしコロナ中は0人、今年はたったの約7000人。

日本に最も近い南国といわれる魅力的なはずのサイパンに、いったい何が起きたのでしょう?

それとも私たちが変わったのでしょうか?

だとしたらまずは知るべきだし、すべきことが私たちにある気がして。

それを探る旅だと思っています。

旅好きドキュメンタリー好きの私にとっては脚本も結末の決まっていないこのドラマは最高にエキサイティング。

■森山直太朗(ニュージーランド「キャンピングカーで巡るマオリの聖地特集 オークランド~レインガ岬」編=3月16日・23日・30日放送)コメント

時折考えるのです。一体全体、何の為に歌を歌ったり、舞台を駆け回っているんだろう?と。答えのない問いかけは答えのない世界へと毎夜僕を連れ出します。

そんな自分に願ってもない誘いが舞い込んできました。キャンパーバンに乗ってニュージーランドの先住民族マオリの聖地を巡る旅。その名も「地球の歩き方」。カラフルな本を片手に「歌うこと」や「表現すること」のルーツに触れながら、本当の自分に帰る珍道中。

嘘も誠も残さず食えよ。土曜深夜のお楽しみ、みんなでこっそり旅に出よう。

真夜中ドラマ「地球の歩き方」2024年1月13日(土)スタート

https://www.youtube.com/watch?v=kJV9bpsT8Ic

https://www.iwate-np.co.jp/article/oricon/2307213


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「スター・ウォーズ」が先住民言語の保護に貢献か! “オジブウェー語吹替版”の『新たなる希望』をディズニーとルーカスフィルムが企画中

2023-12-20 | 先住民族関連

TVグローブ2023.12.19

ディズニー/ルーカスフィルムがダコタ・オジブワ族議会と提携し、『スター・ウォーズ:エピソード4/新たなる希望』をオジブウェー語(アニシナーベ語)に翻訳する企画を進行中であることがわかった。

The Hollywood Reporter誌の報道によると、ディズニーとルーカスフィルムが1977年の「スター・ウォーズ」シリーズ第1作『新たなる希望』を、アメリカおよびカナダの先住民オジブワ族の言語であるオジブウェー語(アニシナーベ語)に翻訳する企画を進行中とのこと。

【動画】『スター・ウォーズ:エピソード4/新たなる希望』予告編

https://www.youtube.com/watch?v=2TAEzknJ32c

カナダ政府、国のAPTN(先住民のためのテレビネットワーク)、マニトバ大学も「スター・ウォーズ」の吹替企画に賛同し、オジブウェー語版のための声優オーディションが2024年初旬にマニトバ州ウィニペグで開催予定だ。

Gi-ga-miinigoz Mamaandaawiziwin(オジブウェー語で“フォースと共にあらんことを”)

“オジブウェー語版スター・ウォーズ”企画の目的は、マニトバ、オンタリオ、ミネソタで広く話されている言語文化を強化すること。脚本の翻訳と吹替の録音はカナダで行われる予定で、音響ミキシングおよびポストプロダクションはカリフォルニアのスカイウォーカー・サウンドが担当予定だ。

2013年にルーカスフィルムは、“ナバホ語版”の『スター・ウォーズ:エピソード4/新たなる希望』を制作し、Disney+(ディズニープラス)で配信した。今作は世界中のあらゆる言語に翻訳されてきたが、“ネイティブ・アメリカンの言語に翻訳されたハリウッドの大作映画”としては初めての作品となっている。

ルーカスフィルムの配給管理シニアマネージャーであるマイケル・コーンは声明において「ナバホ語版の『新たなる希望』での仕事は私のキャリアでもハイライトといえます。このようなプロジェクトに再び携わり、オジブウェー語を将来の世代のために保存し拡充できることを楽しみにしています」と、『スター・ウォーズ』で言語保全に貢献できることを喜んでいる。

カナダの連邦政府は、「アイコニックな人気映画を他の先住民たちの言語、メティスやイヌイットの言語にも翻訳し、世界中に紹介することを望んでいる」と今後への希望を述べた。

https://www.tvgroove.com/?p=127412


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャズの世界で歌うヨーデル 次に目指すは故国スイスの舞台

2023-12-20 | 先住民族関連

SWI2023/12/19 08:30

ルツェルンの山並みを背景に立つガブリエラ・マルティナさん Simon Heer

シンガーソングライターのガブリエラ・マルティナさんは子どもの頃、スイス中央部の田舎町でヨーデルを習得した。渡米後は歌唱力にさらに磨きをかけ、米国やオランダなどで高い評価を得てきた。ヨーデルをミックスしたジャズ音楽を携え、故国スイスに活躍の場を広げる準備は万端だ。

マルティナさんが最近発表したミュージッククリップ「This Country – That Country」は、のどかなアルプスの牧草地帯を舞台にした有名な文学作品「ハイジ」映画版の冒頭シーンを思い出させる。とはいえ、このミュージッククリップの中の、牧草地の向こうに横たわる山岳風景はまがい物ではない。マルティナさんはスイスの心臓とも言える中央スイス、ルツェルン近郊の農家で育った。

そのルーツを携えてボストンに渡り、名門バークリー音楽院の門をたたく。そして故郷の伝統、つまりヨーデルのスキルを、実験音楽やジャズと融合させていった。

米国で過ごした13年間でいくつも賞を取り、専門誌で高い評価を受けた後、夫と共に欧州に戻ることに決めた。新型コロナウイルス感染症の世界的流行でセカンド・アルバム「Homage to Grämlis」のリリースが遅れると、マルティナさんはルツェルン大学で歌手ナジャ・レスの指導を受けてヨーデルのスキルをさらに磨いた。2024年春にリリース予定の最新アルバム「States」のために、多数の歌も作曲した。

マルティナさんはとても活動的だ。今も、バークリー時代の仲間が集まったバンドと、4枚目のフルアルバム制作に向けて新曲のレコーディングを始めるところだ。

それに精神力もある。楽曲の多くは当初、児童婚に対する問題意識向上プロジェクトのために作曲されたが、プロジェクト自体が棚上げになってしまったという。マルティナさんはアムステルダムから、swissinfo.chの電話インタビューに応じこう話した。「そこで新たに10曲作りました。女性性、セクシュアリティ、エンパワメントがテーマです」

https://www.youtube.com/watch?v=NzXAGWg39u4

swissinfo.ch:10年以上にわたる在米生活を経て、現在はアムステルダムにお住まいです。なぜオランダを選んだのですか?

ガブリエラ・マルティナ:夫はフィンランド、私はスイス出身です。私たちは米国がかなり不安定な時期に出国しました。新型コロナのパンデミックに加え、政治的緊張がいくつも重なっていた上に、医療制度の不備といった問題にも直面しました。

エージェント会社のRed Velvet Soundsも失い、「Homage to Grämlis」のプロモーションツアー全体で大きな損失が出ました。 

それで欧州に戻ると決めたのです。スイスでもフィンランドでもよかったのですが、そうなると夫か私のどちらかがゼロから始めることになります。そこでどちらにも関係のない場所を選びました。アムステルダムは極めて多文化の都市で、ライブ会場もたくさんあります。

swissinfo.ch:どんな音楽教育を受けましたか?また、ヨーデルを始めたきっかけは?

マルティナ:ヨーデルを歌うようになったのは両親や家庭環境のおかげです。土曜と日曜の午後は、家族で音楽を演奏していました。母がピアノを弾き、誰かがアコーディオンを弾き、きょうだいが他の楽器を演奏し、みんなで輪になって踊って…。私はバイオリンを8年弾いていましたし、いろいろな合唱団にも参加しました。そして15歳で歌唱レッスンに通い始めました。

swissinfo.ch:家族のだれかがプロのミュージシャンや歌手だったのですか?

マルティナ:母は教会の聖歌隊員で、ソロ歌手でした。音楽レッスンも受けていました。父は男性主体のヨーデルクラブに50年間所属していました。メンバーは20~30人、そのうち女性は2~3人です。ヨーデル・フェスティバルや教会だけでなく、都会の結婚式や葬式などでも歌います。家族でも歌いました。私には姉妹が2人と弟が1人います。全員で一緒にヨーデルを歌ったものです。

swissinfo.ch:あなたが音楽奏者になろうと思ったきっかけは?

マルティナ:ルツェルンの学校での経験です。17歳のときに「イパネマの娘」を歌いました。そのときの観客の反応に心から感動したんです。観客はまるで私の声に共鳴したようでした。その時、歌うことについてもう少し真剣に考えようと思いました。

swissinfo.ch:数年前、swissinfo.chはルツェルン大学にヨーデルの修士課程が設けられたことを報じました。そのことはご存じでしたか?

マルティナ:もちろんです!私は2005年と2008年にルツェルン大学でボーカル・ジャズを学びました。そして2020年に重い病気を患った父を見舞うためスイスに戻りました。新型コロナウイルスの感染が拡大し始めてすぐのことです。パンデミックのせいで仕事はなくなり、ツアーはキャンセルされ、それ以降は基本的にすべてのライブができなくなりました。私にはすることが何もなくなったんです。健全な精神状態を保つためにできることを探し、修了証明プログラム

他のサイトへ

に申し込みました。そこでプロとしてのヨーデルを勉強できたのです。

swissinfo.ch:ヨーデルは伝統的に世代から世代へ、内輪で受け継がれてきました。この伝統は変化しているんでしょうか?

マルティナ:変化していると思います。ヨーデルを学ぶために、世界中からスイスに学生が集まってきます。私が参加した前回のヨーデル・フェスティバルには韓国出身のヨーデル歌手がいました。そういう方の歌声は耳慣れないと感じる人もいるでしょう。でもそれは単に受容と敬意の問題であり、注がれた努力を聞く人が称賛できるかどうかなのです。私はすばらしいことだと思います。

swissinfo.ch:文化的融合ということでしょうか?

マルティナ:ええ。例えば私がブラジルへ行って言葉を学び、ブラジル音楽を懸命に体得するのと同じです。ブラジル音楽のことは知りませんが、ものになるまでに、一生とは言わないまでも、長い年月がかかるでしょう。なぜなら音楽は、音楽だけじゃだめだからです。人々がどんな食べ物を食べ、どんな言葉を話し、どうやって踊り、どんな風に眠り、どんな話し方をするのか――これらすべてなんです。

ヨーデルはスイス固有の音楽ではありません。スイス文化の一部ですが、オーストリアにもドイツにもあります。ラップランドに行くと、先住民族サーミの「ヨイク」という歌唱法があります。そしてスウェーデンには「キュールニング」という伝統的な歌唱法があります。西アフリカにはピグミー族によるヨーデルもあるんです。そしてインドにも。ここアムステルダムで先日会ったインド人は、「自分たちも同じように歌う。スイス人がヨーデルをできるとは知らなかった」と言って笑いました。

swissinfo.ch:今の時代に、ある種のモダン・ヨーデルが新たに出現したと言えるんでしょうか?

マルティナ:そうですね。でも、もし現代的なヨーデルの歌い方があるとしたら、その歌い方をしているアーティストは大勢います。マジャ・レスはもっと現代的なアプローチでヨーデルを歌っています。シモーネ・フェルバー、エリカ・スタッキーなどもそうですね。今挙げたスイス出身者はほんのわずかです。残念ながら私はスイスの状況にはあまり詳しくありません。

swissinfo.ch:作曲するときはどんなスタイルを取り入れますか?

マルティナ:それは曲のコンセプトによりますね。例えば「Homage to Grämlis」の場合、コンセプトはとてもはっきりしていました。自分の子供時代、両親、弟や姉妹、育った土地に対するオマージュを表したいと思いました。そして、どうにかしてヨーデルを作曲に取り入れなければと感じていました。

実は、私がヨーデルを再発見したのはずっと後で、確か2016年だったと思います。ボストンのあるイベントでヨーデルを歌ったら、思わず涙がこぼれてしまいました。その時、とても深く心を揺さぶられ、もっとこの芸術を突き詰めるべきだと気づいたんです。そのまま放っておくことはできませんでした。それで私は家族の農場である「Grämlis(グレムリス)」をテーマに作曲するようになりました。2018年に両親は農場を離れることを決断したので、地元のコミュニティに貢献してきた二人に感謝するタイミングでもありました。

swissinfo.ch:あなたは米国で13年過ごし、今はオランダに住んでいます。スイスの出来事にはどのくらい関心を持っていますか?遠く離れて母国との関係は変わりましたか?

マルティナ:そうですね、1つだけ、もっとしっかりやらないといけないことがあります。投票です。政治にはとても関心がありますから。でも、なぜか投票期日に間に合わないんです。「the Swiss Review」(在外スイス人向けの雑誌)を購読していますし、オンライン投票が現在も大きな問題であることは知っています。とはいえ、どこに住んでいてもスイスとは常につながっています。

ボストンではスイスの組織・団体(Swissnex、Friends of Switzerland、Swisslinkなど)はすべて知っていましたし、ダニエレ・フィンジ・パスカ氏がパンデミック直前に大きなイベントでニューヨークに来たときにはスイス国歌を歌いました。

オランダではスイス大使館と連絡を取り合っていて、ライブやヨーデルなどの依頼があれば、喜んで参加しています。けれども皮肉なことに、スイスでのライブ契約には苦戦しています。

swissinfo.ch:どうしてでしょう?

マルティナ:スイスではまだ名前が知られていないからかもしれません。すごく悔しいですね。

swissinfo.ch:国外で大成功を収めなければスイスで「発見」されないという不満を、スイスのアーティストからよく聞きます。

マルティナ:そうですね。ただ、私にとってその転機はいつなんでしょう。私のツアーで演奏してくれるのは有名なミュージシャンで、信じられないくらいすばらしい経歴とバックグラウンドを持っています。ぜひ彼らをスイスに紹介したいんです。スイスの人々にもきっと喜んでもらえると思います。でもスイスで演奏する機会がなければ、私の名前も音楽も知ってもらえません。堂々巡りなんです。最初のチャンスをつかまないとだめです!

https://www.swissinfo.ch/jpn/culture/ジャズの世界で歌うヨーデル-次に目指すは故国スイスの舞台/49069118


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化人類学者 今福龍太(2) メキシコ先住民コーラ族の仮面

2023-12-20 | 先住民族関連

日本経済新聞2023年12月19日 14:30 [会員限定記事]

26歳のとき、海を越えて混血のくにメキシコに渡った。数年はこの異邦の地にとどまり、あたりまえだと思い込んでいた自分の「国家」や「言語」への帰属意識を思いきって突き放してみたいと考えていた。純粋であることや一元的であることを疑い、自己のなかにいるかもしれない他者の影を発見しようとする、迷い多き道行きでもあった。

そんな無謀ともいえる自己解体の衝動にとって、現代のメキシコ先住民が生きる世界は魅力的に...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り659文字

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77067570Z11C23A2BE0P00/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2024」が4月13日(土)に開幕

2023-12-20 | 先住民族関連

 

デジカメウォッチ12/19(火) 7:04配信

2024年に開かれる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」の概要が12月12日(火)、東京・広尾のフランス大使館で発表された。会期は2024年4月13日(土)~5月12日(土)。計12会場で13の展覧会を開く。

【画像】Kikuji Kawada(1933)Helio-spot and a Helicopter, Tokyo, 1990 From the series The Last Cosmology© Kikuji Kawada, Courtesy PGI

毎年恒例となった「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。会期中、京都市内各所で複数の写真展が開催される。昨年は23万9,676人の来場者を集めた。前年比21%の増加だ。

今年のテーマは「SOURCE」。源、始まり、起源を探求し、オルタナティブ(新た)な未来の姿を見つめるきっかけとなる作品を集めた。

■ 川田喜久治

日本人写真家では川田喜久治氏を取り上げる。1965年に発表した「地図」は、敗戦という歴史の記憶を記号化するメタファーに満ちた作品だった。以来、予兆に満ちた硬質で新しいイメージを提示し続けている。

「今も日々、1枚以上の写真をInstagramに上げている。そのビジュアルセンスは今なお刺激的だ」とディレクターの仲西祐介氏。

京都市京セラ美術館 本館 南回廊2階で、過去から現在までの氏の作品を展観する。

川内倫子 潮田登久子

昨年からKERING’S WOMAN IN MOTIONに賛同し、世代の違う2人の女性写真家が共通のテーマで対話するような展示空間を作り上げるプログラムを始めた。今回は川内倫子氏と潮田登久子氏が展示を行なう。

展示内容はこれからセレクトされるが、テーマは家族を設定。川内氏は近年、娘など家族を被写体に選んでおり、潮田氏は2022年、写真集『マイハズバンド』を出版した。40年ほど前、家族やプライベートな時間を写した写真で構成されている。

「この企画を川内さんに話すと、潮田さんを指名された」(仲西氏)。

■ 柏田テツヲ

柏田テツヲ氏は「Ruinart Japan Award 2023」受賞者。KYOTOGRAPHIEインターナショナルポートフォリオレビューの参加者から1名が選ばれ、フランスにあるルイナールのアート・レジデンシー・プログラムに招かれる。

森や自然に囲まれた場所であり、そこで約2週間、滞在し制作した作品を発表する。

「柏田さんは旅の中で感じた疑問や違和感に目を向け、作品を制作してきた。フランスで温暖化が進む環境を肌で感じたようだ」(仲西氏)。

■ クラウディア・アンドゥハル

クラウディア・アンドゥハルは50年以上、ブラジルのアマゾンに住む先住民グループの一つであるヤノマミ族を撮影してきた。彼らの思想や生活、文化、芸術表現などを広く伝えることで、彼らの権利や存在を確かなものにしてきた。

「人間の大切な原点がそこにはある」と仲西氏。

アンドゥハルは90歳を超えた年齢なので、来日は叶わないことから、ディレクターである仲西氏とルシール・レイボーズの2人でブラジルに渡り、展示案などを話してきたそうだ。

会場は京都で最も歴史のある京都文化博物館 別館を使う。ここは日本銀行京都支店だった場所だ。

■ Birdhead

Birdhead(バードヘッド)は2004年から活動を始めた中国の2人組ユニット。都市再開発を記録するプロジェクトなど、現代の問題に取り組んでいる。近年は光と時間の関係に立ち返った創作を行ない、伝統的な写真技法とその実践の限界を探求する。

「撮影はフィルムで行ない、漆を塗布し新しい表現を試みている。今回、京都でさまざまな種類の漆を入手し、現在、制作を続けている」(仲西氏)。

■ ルシアン・クレルグ

ルシアン・クレルグはピカソに認められ、長く彼の生活を撮影したほか、ジプシーと呼ばれたロマ族コミュニティーと親密な関係を持ち、その姿を記録した。1969年、アルル国際写真フェスティバルを立ち上げた写真家の一人でもある。

彼の展示は、アルル国際写真祭の現在のディレクターであるフランソワ・エベル氏がキュレーションを行なう。

このほかヴィヴィアン・サッセン、気鋭のモロッコ人写真家であるヨリヤス(ヤシン・アラウイ・イズマリ)らが参加する。

若手を発掘し支援する「KG+2024」も開く。公募は2023年12月31日(日)まで受付中。

昨年、スタートした音楽祭「KYOTOPHONIE」も「KYOTOGRAPHIE2024」の会期に合わせて週末に開催予定だ。

■ KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2024

□会場

京都市内各所

□開催期間

2024年4月13日(土)~2024年5月12日(日)

□開催時間

会場により異なる

□入場料

有料

□公式サイト

京都国際写真祭

https://news.yahoo.co.jp/articles/d33ceb060433816d4a1d6b25018fc2b2857566a0


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

《チリ》国民投票で新憲法案再否決=ピノチェト時代の憲法継続

2023-12-20 | 先住民族関連

ブラジル日報12/19(火) 8:04配信

新憲法案に反対するチリの人々(17日付G1サイトの記事の一部)

 南米チリで17日に国民投票が行われ、ピノチェト将軍の独裁時代に制定された1981年憲法を改める2度目の憲法案が55・6%の反対票により、否決された。1度目の憲法案は左派中心に、今回のは保守派中心に作成され、共に国民から否決された。ボリッチ政権への支持率も低下してきたと同日付けポデール360などが報じている。

 この投票には1500万人以上のチリ国民が参加し、96%の開票が完了した時点で確定した。

 アウグスト・ピノチェトの軍事独裁政権時代(1973ー1990年)に制定された1981年憲法に代わる憲法案の是非を問う国民投票は、同国にとって2度目であった。

 新憲法案は右派政治家や保守派によって主導され、中絶反対、私営年金制度と医療制度の擁護といった、主に右派の立場を反映した内容だった。その一方、この憲法案はジェンダー平等や先住民の権利に関する具体的な取り決めが不足していると指摘されていた。

 今回も憲法改正を否決する結果が出たことを受け、左派の現職大統領であるガブリエル・ボリッチ氏は(自政権での)「憲法プロセスは終了した」とコメントし、今後は他の緊急課題に焦点を当てることを示唆した。国民投票の結果は、ボリッチ氏の政権下での2度目の憲法案否決となり、同氏の支持率低下を如実に示すものとなった。

 憲法改正の動きは2019年の大規模なデモと抗議活動に端を発した、不平等や社会的な課題への対応を求める声が高まったことを受けたものだ。最初の憲法改正案は左派主導で進められ、環境保護や権利の拡大を図った進歩的な内容だったが、これに対して賛否両論が激しく対立し、国民の62%により拒否された。

 その後、再度の試みで選ばれた憲法制定会議は、より保守的な立場からの提案を行い、それが今回の新憲法案となった。

 新憲法案に関する過去の議論や投票プロセスが長期化し、国内で様々な立場からの激しい論争が巻き起こったため、国民の一部は疲弊感を抱いていたが、投票率は予想以上の84%と高く、国民の憲法改正に対する強い関心が窺えたと報じられた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc6a4ff33daf094dbf946dea5a1029d6f1279c88


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファースト・カウ 

2023-12-20 | 先住民族関連

映画.COM 2023年12月18日更新

劇場公開日 2023年12月22日

Tweet Facebook Pocket Hatena

2023年12月22日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほかにてロードショー

ライカートの映画の核心に、アメリカの仕組を敢然と問う尖りが鋭く息づいている

米インディ映画界の俊英ケリー・ライカート。2019年秋のニューヨーク・フィルム・フェスティバルでは彼女の7本目の長編監督作「ファースト・カウ」と共にインディの先達ロバート・アルトマンの「ギャンブラー」もまた上映された。

(C)2019 A24 DISTRIBUTION. LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

異色のウエスタンが描いた世界を「西部を征服していた人々の誰一人として“アメリカ人”だったりはしなかった。連中は移民第一世代だった」と語るアルトマンの言葉は「歴史がまだ、ここには到達していない」との台詞も飛び出すライカートの映画にもそのまま受け継がれているかに見える。だからFilmmaker誌のインタビュー(2020年5月17日)で立て続けに2本を見た聞き手に、先達の映画が「ファースト・カウ」のヒントに? と指摘されたライカートが「完璧に当たってる」と潔く認める様には思わずにんまりしたくなった。「ギャンブラー」でアルトマンが立ち上げたあの薄汚れてリアルな開拓者たちの町、おなじみの西部劇の神話的景観とは似ても似つかぬルックが好きだったと続く率直な感懐にはさらなるうれしさを噛みしめた。

西部劇といえばのカウボーイ、カウボーイといえば牛の群れを運んで移動するキャトルドライブ、そうしてその背後に広がる乾いた荒野――といったジャンルの定型を迷いなくはずれてライカートの非正統的ウエスタンは、たった一頭の雌牛が、町で最初の乳牛が、毛皮取引で財をなした英国人仲買人の「紅茶にクリーム」との欲求を満たすため、川を下って到来する姿を悠然とみつめ切る。

1820年代太平洋岸北西部の町、オレゴンの名を冠する前のそこは緑の森、道なき道の落ち葉がまずは湿気を観客の目に叩き込む。ぬかるみと掘っ立て小屋の集落では移民たちがうろつく傍らで、先住民は奇声をあげて白人を追撃したりするよりは、いっそ権威のそばに置かれて大人しくきれいな暮らしを営んでいる。それが従属や隷属の変形でないとはいえない、そんな真相をも映画は見逃してはいない。コミュニティの多国籍的暮らしの中に根付いている一攫千金の成功の夢、アメリカン・ドリームの原風景を説教臭さのかけらもなくライカートは切り取っていく。

そこで出会う米東部出身のユダヤ系料理人、ボストンのパン屋で技を身に着けた“クッキー”と、9歳で母国中国を離れ世界をめぐったキング・ルー。件の牝牛のミルクを盗んで提供したドーナッツでささやかな罪の匂いを芯にしたアメリカの夢を手にしかけたふたり、その友情、その強度がやがて試され、終わりが始まりへと帰り着くとき、映画が祝福する親密さと大きく深く歴史を想う姿勢の両立。しんと澄んだ涙ぐましさを差し出すライカートの映画の核心にアメリカという国の仕組を敢然と問う尖りが鋭く息づいている。

川口敦子

https://eiga.com/movie/92685/critic/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする