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北海道新聞2024年12月16日 22:00
元総務省職員の本間奈々氏が交流サイト(SNS)に投稿した内容が差別的だとして、アイヌ民族の女性が人権侵犯の被害を申し立てたことについて、札幌法務局が「侵犯事実不明確」の決定を出したことが16日、関係者への取材で分かった。決定は2日付。
決定の通知文書で同法務局は「調査の結果、人権侵犯の事実があったとまでは判断することができなかった」としている。
本間氏の投稿を巡っては、アイヌ民族の伝統歌を歌うアーティストのマユンキキさんが3月に記者会見し、同法務局に人権救済を申し立てたことを公表していた。
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