北海道新聞2024年12月15日 10:42(12月15日 12:06更新)
むかわ竜の化石を前に小林教授(左端)の解説を聞くツアー参加者
【むかわ】胆振管内むかわ町は14日、ふるさと納税(寄付額10万円)の返礼品として穂別博物館の親子ツアーを行った。道外の小中学生と保護者の6組12人が、恐竜研究の第一人者として知られる北大総合博物館副館長の小林快次教授の案内で展示室や倉庫を巡った。
小林教授は町内で見つかった「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称・むかわ竜)の発掘調査を指揮し、穂別博物館の特別顧問も務めている。
ツアーで小林教授は、むかわ竜の歯の表面の傷から、どんな植物を食べていたか調べるなど、現在の研究を紹介。むかわ竜の名称について「世界に通用するようアイヌ語の神『カムイ』を取り入れた」と解説した。・・・・