先住民族関連ニュース

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アザラシの仲間の新種と確認 浦幌の化石、日本最古

2018-05-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/23 00:22 更新

【足寄】十勝管内浦幌町で1991年に見つかった海生哺乳類「アロデスムス」の骨の化石が、アロデスムスの新種であることが、同管内足寄町の足寄動物化石博物館などの研究で分かった。アロデスムスはひれがある鰭脚(ききゃく)類で、同じ鰭脚類のアシカやアザラシなどと同じ祖先を持つ。新種が見つかったことにより、鰭脚類がどのように枝分かれして進化したのかを探る手掛かりになると期待されている。
 アロデスムスは、約1500万~約1千万年前の北太平洋沿岸の広範囲に生息した海生哺乳類で、これまでに5種が確認されていた。成獣は体長約2メートル。魚などを食べていたとされ、化石が日本のほか、北米で見つかっており、国内では浦幌町のほか、茨城、新潟、石川、長野4県で発掘されている。
 今回新種と分かったアロデスムスは、体長約2メートル。目の上の突起が、これまで5種よりも前方に出ていることなどから、新種と分かった。浦幌町の沢沿いの地層で発見され、全身の骨の半分近くが発掘されて同博物館が保管してきた。約1500万年前に生息していた雄の個体で、日本で見つかったアロデスムスの化石では最も古いものであることも判明した。(斉藤和浩)
 今回の研究は、同博物館の沢村寛館長(69)、筑波大大学院で鰭脚類の進化を研究する主森(とのもり)亘さん(28)ら4人が共同で5年前から進めてきた。
 4人は、新種の学名を、浦幌町の町名の由来の一つとされるアイヌ語「ウライポロ(大きな魚がいつも集まる)」とラテン語を組み合わせ、「ウライポレンシス」と名付けた。研究内容をまとめた論文が16日、英国王立協会の科学雑誌「ロイヤル・ソサエティ・オープン・サイエンス(電子版)」に掲載された。
 同博物館は、7月16日~8月末に、新種の骨の化石を公開展示する。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/191853

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謎の瓜人間が踊る!? シュールな展示に注目です。

2018-05-23 | 先住民族関連
カーサ ブルータス-May 22, 2018 2018年6月号より
〈テート・ブリテン〉でのA・ハミルトンのパフォーマンス。〈ロエベ〉のJ・アンダーソンとコラボした衣装にも注目です。

美術館内の空間に7,000枚の白いタイルを敷き詰めたプールのようなセットデザイン。ここで野菜の瓜に扮したパフォーマーが不思議なダンスを展開する。
〈テート・ブリテン〉の1階を、奥まで突き抜ける広々としたギャラリースペース。通常はネオクラシックな内装だが、床などが白いタイルで覆われ、その中でシュールな扮装をしたパフォーマーがゴソゴソとうごめいている。10月まで開催中のアンセア・ハミルトンの『ザ・スクウォッシュ(瓜)』なるインスタレーションだ。
インスタレーションは、ハミルトンが数年前に出会った1960年代のアメリカの舞踏家エリック・ホーキンスのパフォーマンスの写真に端を発する。アメリカ先住民ホピ族が信仰する精霊「カチーナ」の中に瓜の形をしたものがあり、その儀式の踊りを踏襲したものだったという。これを基にイメージを膨らませ、コスチュームのデザインを〈ロエベ〉のジョナサン・アンダーソンに依頼。これを受け、アンダーソンは瓜やカボチャを思わせるかぶりものと衣装のセットを全7種類製作。どのコスチュームも見てみたいけど、いつ、何を着たパフォーマーが登場するかはあいにく予測不可。パフォーマンスも衣装と気分次第の一発芸的企画ゆえ、期間中の展開にも期待したい。
公式サイト http://www.tate.org.uk/
The Squash
毎年セレクトされる〈テート・ブリテン・コミッション〉の企画。10月7日まで。〈Tate Britain〉Millbank, London SW1P 4RG TEL (44)20 7887 8888。10時〜18時。無休。入J・アンダーソン
1984年生まれ。RCA卒業。〈J.W.アンダーソン〉と〈ロエベ〉のクリエイティブ ディレクターを務める。 場無料。
アンセア・ハミルトン
1978年生まれ。RCA卒業。2016年黒人女性作家としては初めてターナー賞にノミネートされる。© Valerie Sadoun
https://casabrutus.com/art/75676

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彼らの見つめる先にあるものは。写真家ガウリー・ギルの仕事

2018-05-23 | 先住民族関連
cafeglobe 2018.05.22
世界の実験的で注目すべきアーティストを紹介する、ニューヨーク近代美術館(MoMA)PS1「プロジェクト」シリーズで、インド人の女性写真家ガウリー・ギルの個展が開催されています。
インド社会のマイノリティにフォーカス
ガウリー・ギルはインドのデリーを拠点に活動し、移民や女性など、社会のマイノリティに光をあてた作品をこれまでに発表してきました。近年はインド国内にすまう先住民族のアーティストとの協働制作をすすめ、「Acts of Appearance」シリーズ(2015-)として、2017年ドイツの国際展「ドクメンタ14」で初披露しました。
行為や演技、舞台の一幕をさすActと出演や容姿、状況のAppearanceなどの単語が含まれるタイトルからさまざまなイメージが広がる本展。一体どのような作品なのでしょうか。
MoMAが選んだのは、先住民族を写したシリーズ

Untitled, from Acts of Appearance, (2015-) / Copyright Gauri Gill
作品に登場するのは、西インドのマハーラシュートラ州の村に住む先住民コンカナ族。制作のきっかけは、ギルが以前に、別の州で人々が店で売っている神々のお面をつけて春祭りに興じる光景を目にしたことと、コンカナ族が年に一度、手作りの張り子の面で土着の信仰とヒンドゥー教が融合した神話を演じ楽しむことを知ったことでした。
同村の名工ダルマ・ドゥの息子のスヴァースとバグワン・ダルマ・ドゥと出会ったことで、村人にオリジナルの仮面制作と撮影の協力を申し出ます。ギルは知名度があっても美術教育を受けたアーティストと等しく扱われないかれらの現状と、土産物の面づくりで糊口をしのぐ村の生活と向き合い、新しい表現をともに生みだしていこうと模索します。
神話と日常が共存する世界観
コブラの雑貨屋の店主、窓から二匹の魚の頭が覗いたかと思うと、木に登る子供の面をかぶった男の子。身の回りの出来事から湧くイメージをギルから問われた村の人々は、神話から身近な自然、動物、物、病や老い、喜怒哀楽を表す人の感情と、日々の事物へ関心を寄せるようになります。それらは太陽にはじまり、カエルやハエ、飲水ボトルなどユーモラスなものばかり。鮮やかな色彩の仮面と衣装と相まって、モデルはおとぎの国の住人のようにも見えます。そのいっぽうで、写真のなかの日常と地続きの背景やモデルのしぐさからは、村の現実と人々の心の機微が見え隠れします。
大切な場所、それは公共インフラだった
ギルの提案により、参加者が考える大切な場所で行われた撮影。候補となったのは、病院や学校、バスや停留所、井戸など教育や医療、交通や水源などでした。公共インフラが村のささやかな生活のよりどころであることが浮かび上がります。
家に飾っていた椅子に初めて腰掛け、ぎこちなくカメラに向かう夫婦、テレビの前で自らもテレビに扮する少年や携帯電話を模した面などは、ヒンドゥー教にはみられないアニミズムが感じられます。八百万の神にも似た崇拝、目新しいものへのあこがれ、村に広がる電化製品の浸透の様子などが、伝統的な家の内装と対比を見せています。
カード・ゲームやおしゃべりに興じる場面の一方で憂いを感じる一幕なども。鏡の前で立ち尽す姿や、ベッドでぼんやりと物思いにふける様子は、仮面の下で揺れ動く内面をかいまみる気にさせられます。
新旧響きあう展示をMoMAで体験
作品の合間にところどころに挿入されるモノクロの「壁の痕跡」(1999-)シリーズは、かつてラージャスターン州が教師や生徒、地元アーティストが教室の壁に地図や人体など描くことを推奨した、農村教育プログラムの名残。同州西部の砂漠地帯に住む遊牧民や移民、農民らをとらえた「砂漠からの便り」(1999-)シリーズとともに、時と場所を越えて新作と響き合います。
先住民族固有の文化を従来通りなぞることから一歩踏みだす。ギルと村の人々が紡ぐ新たな物語は、観る側にいろいろな読み解きをさしだし、私たちの想像をかきたてます。見知らぬ土地と人に想いをはせたくなる、魅力的な写真展です。
Project 108: Gauri Gill
会期:2018年4月15日~9月3日/会場:ニューヨーク近代美術館(MoMA)PS 1/住所:22-25 Jackson Ave, Long Island City, NY 11101 /開館時間:12:00〜18:00/閉館日:火・水/入場料(任意): 奨励される金額は大人25米ドル、65歳以上のシニア18.65ドル(要ID)、学生(全日であること、要ID)、16歳以下の子供は無料。 ニューヨーク市民は無料/
公式サイトhttps://www.moma.org/calendar/exhibitions/3926?locale=en
https://www.cafeglobe.com/2018/05/gaurigill.html

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「アイヌ文化の森」へ植生調査 白老町など 象徴空間周辺の国有林

2018-05-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/22 05:00
【白老】政府が胆振管内白老町に建設しているアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の2020年開設に向け、同町や地元経済団体などが21日、周辺の国有林を「アイヌ文化の森」として活用を検討するための植生調査に着手した。関係者が、在来植物の生育を脅かすササなどを刈り取り、今後、本来の植生を確認しながら活用に向け協議していく方針だ。(田鍋里奈)
◎ 文化の森構想は、町や白老町商工会、白老観光協会などが、象徴空間を訪れた人に、森と木の文化とされるアイヌ文化を肌で感じ、学べる場を作ろうと、計画している。オオウバユリなどアイヌ民族が利用する植物を観察するガイドツアー開催を検討している。
 この日の調査は、国有林を管理する林野庁、アイヌ文化や森づくりの専門家の協力を得て実施し、関係者約20人が参加。象徴空間整備地の北東側に隣接する国有林で、5メートル四方の試験区域5カ所でササを刈った。
 今後は定期的に観察しながら、来年春にどんな草花が生育しているか確認する。
 森を管理運営するため、地元有志や専門家による一般社団法人も設立する方針。町商工会の山田桂一副会長は「地元の人や子供、町外の企業などを広く巻き込みながら進めたい」と話した。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/191671

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駐日代表処で台湾画家の作品展示 日本に台湾の美しさ伝える

2018-05-22 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2018/05/21 15:56
(東京 21日 中央社)台北駐日経済文化代表処(東京都)で20日、台湾人画家による絵画作品の展示が始まった。1980年代の台湾の生活風景や台湾原住民(先住民)をテーマにした作品などが飾られており、同処の謝長廷代表(大使に相当)は、より多くの日本人に台湾の美しさや台湾の優秀な芸術家を知ってもらえると喜びを示した。
展示を企画した国家文化芸術基金会の林曼麗董事長(会長)によれば、出品画家のうち4人は台湾が日本の統治下にあった1900年代初頭に生まれたため、日本の影響を深く受けており、日本への留学経験も持つ。展示作品はこれらの画家が台湾に戻ってから描いたものだという。
また、若手画家3人による作品も展示されており、林董事長は、異なる世代による絵画作品の対話を楽しんでほしいと語った。
同日開かれた開幕式典には、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長、石井章参院議員、評論家の金美齢氏なども出席。谷崎理事長は、日台間の芸術を通じた交流がより深まることに期待を示した。
作品は今後1年間展示される。
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201805210002.aspx

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もの作りで先住民族の生計向上へ、中大生が企画 | オルタナS

2018-05-22 | 先住民族関連
alternas.jp ›2018年5月21日 2:02
中央大学4年生の大西美波さんは、大学入学後、インド、タイで住居建設ボランティアを経験。3年時には、フィリピン・イロイロ市を拠点とする特定非営利法人LOOB JAPANでインターン生として活動してきた。このほど、彼女は先住民族アティ族の生計を向上するプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトを実施するに至った経緯などについて聞いた。(聞き手=Ready for支局・奥山 滉太)
※大西美波さんは、クラウドファンディングサービス・Ready forによる国際協力活動応援プログラム「Ready for VOYAGE」でクラウドファンディングに挑戦中です。ご支援の受付は、2018年5月21日23時まで。(https://readyfor.jp/projects/atiatiproject)

大西さんとフィリピンの子どもたち
――はじめに、国際協力に関わりはじめたきっかけを教えて下さい。
住居建設の学生団体に所属している友人から話を聞いて、「そういう世界があるんだ、行ってみたい」と思ったのがきっかけです。
その三ヶ月後にはインドに行きました。住居建設のボランティアでしたが、それよりも現地で会った物乞いの方や、ストリートチルドレンとの出会いが衝撃的でした。授業やテレビの情報から、そのような人がいるのは知っていたのですが、実際に目の前にするまで、本当の意味でその存在を理解していなかったんだって。
ビックリし、どうすれば良いか分からなくなり、初めて子どもを怖いと思ってしまいました。生まれた場所が違うだけで、ものを乞い、まるで上下関係があるような関係性に違和感を覚えました。同時に、これまで何もしてこなかった自分に対し、情けないと思いましたね。この経験から、途上国の貧困問題を解決するために、人生の時間を使いたいと思うようになりました。
――「貧困」というテーマが実体験をきっかけに具体的に自分ごとになってきたんですね。実際に現在のフィリピンでの活動に至るまで、どのようなことをしてきましたか。
インドに行ってから、「さまざまな国の人と出会って、どんな生活しているのか、どのように考えているのか知りたい」と思い、二年生の夏に約一ヶ月間、バックパックを背負い東南アジアを回りました。
その後、短期間では本質は見えないと思い、現地の人と同じ目線に立ち、本当に何が必要なのかを知るため、カンボジアとフィリピンのインターンシップに参加しました。
カンボジアでは、NPO法人の学生スタッフとして参加しました。このNPO法人ではカンボジアで学校を立てるスタディーツアーを開催しており、ツアーに参加する学生をお世話するアテンドリーダーとして活動しました。活動の傍ら大学のゼミでは、ミャンマーの教育について調べに行きました。フィリピンに関わり始めたのはそれからです。
――いろいろな土地での経験からたどり着いたフィリピンでは、どのような活動を行なったのでしょうか。
フィールドコーディネーターとして活動し、以下の5つの活動を行っていました。
・栄養不良の子どもたちと先住民族の子どもたちを対象とした、給食および食・栄養教育プログラム
・ダンプサイトで拾ったジュースパックのごみやチラシ・紙からできたフェアトレード製品の在庫管理や販促活動、商品企画
・日本から来た学生が参加するスタディツアーをフィリピン人スタッフと一緒にアテンド
・イロイロ市にあるTESDAという能力開発学校と、LOOBシェアハウスで日本語教育
・今回クラウドファンディングでもご支援を呼びかけている、アティ族の生計向上プロジェクト
――この5つの活動の中でも今回のプロジェクトはご自身が立ち上げとなって始めたとのことですが、きっかけを教えてください。
アティ族の方々とコミュニティで出会った際に、ニト製品を持っているのを目にし、素敵だなと一目惚れしたのが始まりです。詳しく話を聞いてみると、時間と労力がかかる割にフィリピンでは高く売れないという話を聞きました。
アティ族の方々は、差別を受けてきた歴史があり、現在も最低賃金の半分以下で生活をしているそうです。このニト製品を使ってその状況を少しでも改善できないかと思ったのがきっかけです。
元々原型となるニトのバッグとコインケースがあったので、それらを日本人が求める製品に改良し、質を上げることを中心に行いました。サイズや布など日本人好みなデザインを考え、強度を上げるためにマーケットに部品を探しに行き、長く使える製品にしていきました。
アティ族が住んでいるコミュニティからトレーナーを雇い、材料を買ってきてもらい施策品を作りました。写真に映っているようなショルダーバックを1つ作るのにも、だいたい丸二日かかります。今年の夏もトレーナーを雇い、時間管理をしっかりと行い、最大限効果的なトレーニングをできるよう準備をしています。
――この活動を通して、これまで一番大変だったことは何ですか。
一番大変だったのは、人の気持ちを動かすことです。現地の人たちにとっても、家・お金・食料といった支援がくることに慣れているからこそ、技術を身につけるといった、すぐに効果を実感しないものを理解してもらい、時間を「投資」して全力でトレーニングに取り組んでもらうことは、凄く難しいと感じました。
フィリピン滞在中に実施した5日間のトレーニング期間中に、個人面談を行い、なぜプログラムに参加したのかや、現在の状況などを聞いた上で、プロセスを理解してもらうことを心掛けました。また、私がなぜプロジェクトを始めたのか、今後どうして行きたいのかという想いをしっかり伝え、お互いの理解を深めていきました。
――それらを踏まえても、今でも抱えているこのプロジェクトの課題はありますか。
運営側として、何人かの学生メンバーがいますが、巻き込みきれていないというか、熱量に差があって。私一人でできることは小さいですし、一緒に頑張ってほしいと思うものの、力不足で、なかなか巻き込みきれていません。みんなを巻き込んでこそ意味があると思うので、クラウドファンディングを行っていく中で、解決していけたらと思っています。
――フィリピンの女性たちへの継続支援だけでなく、継続的に活動を続けるためのチーム作りも大切だということですね。この活動をきっかけに、今後、挑戦していきたいことはありますか。
世界には厳しい環境で暮らしている人がたくさん存在しています。しかし、その一人ひとりが可能性を持っているはずです。そしてまだ知られていない、素敵な民芸品が世界各地にはあります。途上国の人たちの可能性を、物作りを通して広げ、発信できたらと思います。
先日アースデイというイベントに出て、フィリピンでのトレーニングで作った商品を試作品として販売する中で、面白そうだねと興味を持っていただき、フィリピンやアティ族について関心を持ってくださったお客様がいたことが何よりも嬉しかったです。商品を素敵だなと手に取っていただくことで、途上国の人々の可能性を伝えていきたいです。
――最後に、クラウドファンディングにかける意気込みをお願いします。
「この世界に住む誰もが持っている能力を発揮できて、夢や選択肢を持って自分の未来を自分で決められる社会を作りたい」というビジョンを持ち現在活動しているので、そういった環境を整える一歩をつくるため、このクラウドファンディングが少しでも影響を与えられたらと思います。
すでに65%ものご支援をいただいています。活動に共感してくださった方々からいただいたすべてのご支援、応援のメッセージがありがたく、みなさんの期待に応えたいと、改めて責任を感じています。本当にありがとうございます。
また、国際協力に関心あるなしに関わらず、より多くの方にプロジェクトを知ってもらいたいです。学生にも出来ることがあるんだと感じてもらい、行動に移してくれる人が増えることを期待しています。最後まで頑張りますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。
実際に使っているニト製品を手に常に前向きな大西さん。彼女が挑戦しているクラウドファンディング のプロジェクトは、5月21日まで。
すでに支援者から届いた、たくさんの応援コメントを見ても、このプロジェクトが多くの人の関心を集めていることが感じられる。
http://alternas.jp/study/global/75005

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かつてアメリカ先住民が築きあげた、失われた都市「カホキア」の遺跡(アメリカ)

2018-05-22 | 先住民族関連
BIGLOBEニュース 5月20日(日)20時30分
 コロンブス一行がアメリカの海岸に上陸するおよそ1000年前、現在のミズーリ州セントルイス郊外の氾濫原に新たな町が生まれつつあった。
 アメリカの先住民が築き上げたその町はわずか50年の間にメキシコ北部最大の都市に成長した。
 カホキアというこの町は、10〜12世紀に最盛期を迎え、当時はロンドンなどヨーロッパの多くの都市よりも規模が大きかった。
 カホキアの人口は1〜2万人、少なくとも120基のマウンドがあり、これらは多くの大建造物の基礎の役目を果たしていた。
 今日でも80ほどのマウンドが残っている。 カホキアがなぜ、どのようにして衰退したのか、これはアメリカ最大のミステリーのひとつになっている。
【西暦600年頃に先住民に建設された巨大な都市】
 カホキアは西暦600年頃、現在のミシシッピ川から大西洋沿岸にかけてのアメリカ南東部に住んでいた先住民ミシシッピアンによって建設された。
 この民族は文字を残していないので、彼らが自分たちのことや町をなんと呼んでいたかはわからない。ミシシッピアンが住んでいた時代からだいぶたった17世紀になって初めて、フランスの探検家によってこのエリアはカホキアと名づけられた。
 考古学的な発見からは、町は広大な都市の中心部のまわりに広がっていたことがわかる。

【規則性を持つ都市空間】
 この都市は、行政、儀式的行事、エリート集団、住宅地、さらに郊外までが区域をはっきりと定められていて、すべてが基本的に同様の方向性をもっていた。
 周辺に広がる農地では、住民がトウモロコシや豆、ウリなどを育てていた。その発展の絶頂期には、カホキアはメキシコや中米などメソアメリカ北部の中心都市になっていた。
 1780年代にフィラデルフィアの人口がカホキアをしのぐようになるまで、アメリカのどの町よりも大都市だったのだ。
【特徴的なマウンド】
 カホキアのもっとも目を引く特徴はマウンドだ。中でも最大のモンクス・マウンドは高さが30メートルもある。
 モンクス・マウンドは、カホキアの行政の要と言われていて、もともとはマウンドの上に長さ30メートル、高さおよそ15メートルの建造物があった。
 マウンドの機能はミシシッピ文化共通の特徴でもあるが、基本的には神殿と考えらている。また、発掘調査によって墓としても使用されたことが判明している。
 墓は被葬者の身分によって様々なタイプがあった。副葬品には、貝殻ビーズ、バイ貝やホラ貝の容器、真珠、打ち出し細工を施した銅板などが見られる。
 このマウンドを建てるのは、とても大変な作業だったに違いない。数百万立方フィートの地面を掘り、引っ張っては積み上げるという作業すべてを人力でやったのだから。
【カホキア滅亡最大の原因は洪水】
 カホキアの人口は1100年頃にピークに達したが、その後減少の一途をたどり、最終的に1350年には消滅した。
 人口過密や過剰な狩猟、環境の悪化、気候変動、伝染病や戦争がその要因と考えられたが、この地が見捨てられた最大の原因は洪水だった。
 2015年、カホキアの北、数マイルのところにある、ホースシュー湖やグラッシー湖から採取した堆積物を分析したところ、1100年〜1400年の間に少なくともふたつの大規模な洪水があったことがわかった。これは、カホキアの人口が減り始めた時期と一致する。
 これらの湖に堆積物がたまるには、ミシシッピ川の水位は海抜より10メートルも上昇したはずだ。このせいで、付近の穀物が水浸しになって食糧不足を引き起こした。結局、人々はこの町を捨てて移住することになり、ほかの先住民族と同化した。
 かつて繁栄を誇ったカホキアの遺跡は、1982年に「カホキア・マウンド州立史跡」として世界遺産に登録された。2200エーカーのこのエリアには、70以上のマウンドが点在している。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=54&v=GAXBA2Pt9wE
Cahokia - City of the Sun
References:amusingplanet / en.wikipedia/ written by konohazuku / edited by parumo
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0520/kpa_180520_1970243419.html

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アイヌ文化PRへ人気アニメ活用 道など 「聖地巡礼」観光客増も狙う

2018-05-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞05/20 17:00
道と北海道観光振興機構は来月から、アイヌ民族の少女らが明治期の北海道を舞台に活躍する人気のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」を活用したキャンペーンを始める。「北海道はゴールデンカムイを応援しています」と銘打ち、専用のロゴマークを制作。各種広報誌などに掲載するほか、道内外の観光イベントなどでPRし、アイヌ文化への理解や道内の周遊観光につなげる狙いだ。
 ゴールデンカムイは日露戦争の帰還兵やアイヌ民族の少女らが金塊を探し、道内を旅する壮大な冒険物語。原作漫画は2014年から集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、16年にマンガ大賞を受賞した。今年4月からテレビアニメ化され、札幌テレビ放送(STV)で毎週火曜日の午前1時44分から、BS11で午前1時から放映されている。
 道は本年度予算で、国が20年4月に胆振管内白老町に開設するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の誘客に向けた事業費として約4億円を計上。このうち約3600万円をゴールデンカムイのキャンペーンにあてる。
残り:369文字/全文:805文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/190342/

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『ゴールデンカムイ』第7話「錯綜」より、先行場面カット到着! アシ(リ)パを人質に取られ、杉元と白石は拘束されて……

2018-05-22 | アイヌ民族関連
animate times 2018/5/21 19:35
5月21日(月)放送のTVアニメ『ゴールデンカムイ』第7話「錯綜」より、あらすじ&先行場面カットが公開となりました!
二瓶(CV:大塚明夫)と死闘を繰り広げる杉元(CV:小林親弘)だが、谷垣(CV:細谷佳正)にアシㇼパを人質に取られ、白石(CV:伊藤健太郎)と一緒に拘束されてしまう。そして二瓶は、アシㇼパを使ってレタㇻをおびき寄せようと画策するが……。杉元たちは、アシㇼパを助け出せるのか? そしてレタㇻは? 今週も気になるお話です。
第七話「錯綜」
●あらすじ
雪山の中で死闘を繰り広げる杉元と二瓶。だが、谷垣にアシㇼパを人質に取られた杉元は、白石とともに動きを封じられてしまう。白石の縄抜けで拘束状態から抜け出したものの、アシㇼパと離れ離れになる二人。一方、狩猟用の罠で重傷を負った谷垣を置き去りにした二瓶は、アシㇼパを使ってレタㇻをおびき寄せようと画策。狙い通りにアシㇼパの危機を察知したレタㇻが姿を現し、銃を手に待ち構える二瓶に雷光のごとく迫るッ!
●STAFF
脚本:イシノアツオ
絵コンテ:東出太
演出:江上潔
作画監督:中村勝利/伊藤裕次
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1526896597

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みんな知りたい、大迫の先人たち 好評の内容再び紹介

2018-05-22 | アイヌ民族関連
岩手日報IWATE NIPPO 2018.05.20
 花巻市大迫町が昨年、宿場町として400年を迎えたことを記念した企画展「大迫の歴史をつくった先人たち」が同町大迫の大迫ふるさとセンターで開かれている。昨年12月から約1カ月半、同町内の市総合文化財センターで展示した内容が好評だったため、再度披露している。28日まで。
 エーデルワイン・サポート(藤舘昌弘代表取締役)が主催。大迫ふるさとセンターのロビーに偉人紹介パネルのほか大きさ約50センチのミニあんどん山車8台が並ぶ。昨年の400年記念事業の一環で、京都・清水寺の森清範貫主が揮毫(きごう)した「迫」の文字も設置している。
 偉人紹介コーナーは、水源不足だった同町亀ケ森に大規模なかんがい事業を行った「中嶋の宇兵衛(うへえ)」や北海道に移住後アイヌ絵師となった平沢屏山(びょうざん)ら同町が生んだ10人余りについて学ぶことができる。
 午前11時~午後2時半。入場無料。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/5/20/14645

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ポーランド出身のアイヌ研究者供養 白老 /北海道

2018-05-20 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年5月19日 
 ポーランド出身の極東先住民族研究の先駆者、ブロニスワフ・ピウスツキ(1866~1918年)の没後100年の命日にあたる17日、胸像がある白老町の旧アイヌ民族博物館(旧民博)でカムイノミ(神への祈り)が行われた。全国から関係者が集まり、偉大なアイヌ研究者を供養した。
 ピウスツキは、1887年にロシア皇帝の暗殺未遂に加担した疑いで逮捕され、サハリンに流刑。1903年にアイヌ民族調査で、白老町に3週間滞在してアイヌ語などを研究し、交流を深めた。ポーランド政府は2013年10月、ピウスツキの功績をたたえるブロンズ製の胸像(高さ約2メートル)を同町に寄贈し、旧民博に設置した。
 カムイノミには、在日ポーランド共和国大使館(東京)のウカシュ・オスミツキ領事、ピウスツキ研究の第一人者、井上紘一・北大名誉教授、北海道ポーランド文化協会の安藤厚会長も出席。アイヌ民族文化財団の職員が伝統家屋のチセで儀礼を行い、胸像前で踊りを披露して追悼した。
 オスミツキ領事は「彼が100年前にここで行ったことは、友好の証しだ」と感謝を述べた。【福島英博】
https://mainichi.jp/articles/20180519/ddl/k01/040/151000c

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遺骨返還求め京大提訴 百按司墓持ち去り 研究者ら 今夏にも

2018-05-20 | ウチナー・沖縄
琉球新報2018年5月19日 06:45

人類学者らが持ち出した遺骨がいまだ返還されていない百按司墓=今帰仁村
 旧帝国大学の人類学者らが昭和初期、今帰仁村の百按司(むむじゃな)墓から遺骨を持ち去った問題で、琉球民族遺骨返還研究会の松島泰勝代表(龍谷大学教授)らは18日までに、京都地裁に民事訴訟を提起することを決めた。早ければ夏にも、京都大学を相手に遺骨返還と再埋葬、謝罪を求めて提訴する。原告団と弁護団、支援団体を結成して集団訴訟とする方針だ。沖縄だけでなく関西、関東地方にも拠点を設置し、全国に支援を呼び掛ける。
 国内での先住民族による遺骨返還請求訴訟はアイヌ民族に続く提訴で、琉球人遺骨に関しては初めて。
 松島代表らはアイヌ遺骨返還訴訟の原告や弁護団などと連携し、裁判に臨む方針。
 裁判で、先住民族の権利に関する国連宣言(2007年)で遺骨返還を求める権利が保障されていることを挙げ、琉球人遺骨を返すよう求めるとみられる。
 アイヌ遺骨返還訴訟は現在までに5件が提訴され、2件で和解が成立した。遺骨が北海道大学などからアイヌ民族に返されている。
 百按司墓は第1尚氏に関係する墓所と考えられているが、持ち去られた遺骨は身元が分かっていない。そのため、裁判では原告適格(原告に返還を求める権利があるかどうか)が争われる可能性がある。松島代表らは第1尚氏の直系、関連の門中に属する人で、原告として訴訟に参加できる人を募る方針だ。
 松島代表は「県内外で支援を募りたい。裁判の過程で日本の植民地主義を問い、琉球の脱植民地化を求める」と述べている。(宮城隆尋)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-721767.html

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堤真一×アメリカ 謎の古代遺跡~先住民3000年の記憶~ 伝統守り継ぐ姿に感動

2018-05-20 | 先住民族関連
毎日新聞2018年5月19日 東京夕刊
 堤真一×アメリカ 謎の古代遺跡~先住民3000年の記憶~ NHKBSプレミアム=23日午後9時
 俳優、堤真一が異境の大自然に触れ、そこで暮らす人々との出会いを重ねていく紀行シリーズ。カナダ、南米・パタゴニア、オーストラリア、アイスランドに続く第5弾が放送される。
 今回の舞台、北米大陸の南西部に広がる絶景地帯「グランドサークル」にはネーティブアメリカンの聖地が集中している。「先住民の古代遺跡を訪れ、彼らの記憶に触れてみたい」と語る堤が、その歴史から感じたものとは……。
米南部ルイジアナ州「ポバティポイント」は約3600年前に栄えた北米最古の遺跡の一つで、2014年に世界文化遺産になった。五大湖周辺から運ばれた鉱物が見つかるなど、北米最大の物流拠点だったと推測される。ニューメキシコ州「タオス・プエブロ」には、日干しレンガを使って1000年前に建てられた集合住宅があり、今もプエブロ族が暮らしている。堤は電気も水道もない彼らの生活を目の当たりにする。
 断崖絶壁に作られた住居「メサ・ベルデ」や渓谷の住宅群「プエブロ・ボニート」などで定住と移動を繰り返してきた先住民たち。迫害を受けながらも独自の文化を守り、後世に伝えようとする彼らの生き方にも胸が打たれる。【倉田陶子】
https://mainichi.jp/articles/20180519/dde/012/200/016000c

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2018年度会員総会&シンポジウム「環境と民主主義~環境・人権・暮らしを守るためにたたかう世界の人々」

2018-05-19 | 先住民族関連
EILネット 2018.05.18
世界中で、大規模な開発事業からふるさとの環境や人権、暮らしを守るために、たくさんの人たちがたたかっています。一方で、そうした人たちへの逮捕、脅迫、いやがらせ、暗殺などが生じています。
人権・環境活動家、先住民族やコミュニティリーダーへの弾圧は激しさをましており2015年にはわかっているだけで186名のリーダーたちが殺害されました。この中には、大規模ダム建設、鉱山開発、基地建設などに反対する先住民族のリーダーも含まれてます。
これは対岸の火事ではありません。日本でも昨年、いわゆる「共謀罪法」が成立。環境や人権を守る運動も「組織犯罪の準備」とみなされ、捜査対象とされる恐れもあります。このシンポジウムでは、環境と民主主義に焦点をあて、世界で生じていることを概観し、日本との関わりについて紹介します。
また、シンポジウム終了後、第2部として、FoE Japanの2018年度会員総会を行います。公開で行いますので、ご関心のある方はどなたでもご参加ください。
時間:14:00~17:45
場所:東京都生協連会館 (JR・東西線 中野駅より徒歩6分)
参加費:500円(学生およびFoEJapan会員は無料)
以下のフォームよりお申し込みください。
FoE Japan会員(正会員、賛助会員)https://www.foejapan.org/event/supt/agm_form.html
一般の方https://www.foejapan.org/event/event_form.html
http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=36304&category=

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「ゴールデンカムイ」で観光誘客、道などキャンペーン

2018-05-19 | アイヌ民族関連
日本経済新聞2018/5/18 22:30
 北海道と北海道観光振興機構はアイヌ民族の少女が活躍するアニメ「ゴールデンカムイ」と連携した観光誘客キャンペーンを6月から始める。2020年に白老町でアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」が開業するのに先駆けて誘客し、アニメのファンが映像の舞台を訪れる「聖地巡礼」につなげる。

ゴールデンカムイのキャンペーンロゴ
 アニメの登場キャラクターを起用したロゴを作り、道内の自治体や観光協会、企業が広報誌やイベントなどで使えるようにする。道内のアイヌ文化に関連する観光地をスマートフォン(スマホ)のアプリやVR(仮想現実)で紹介する取り組みも始める。
 ゴールデンカムイは野田サトル氏原作で4月にテレビアニメ化された。明治末期の北海道を舞台にアイヌ民族の少女や日露戦争の帰還兵が金塊を探す冒険を描く。原作漫画は14年から集英社の週刊ヤングジャンプで連載が始まり、16年にマンガ大賞を受賞。単行本は13巻まで刊行している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30697400Y8A510C1L41000/

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