JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

QSBとCWの速度関係

2016-12-30 03:13:00 | アマチュア無線
最近160mに出ていて考えることは、QSBを伴うノイズレベルギリギリの弱い信号とCWの速度の関係なのです。

160mのエキスパートから直接聞いたことはないのですが、160mで交信はCWのスピード、またはやりとりが遅いほうが良い?ということです。実際他のバンドよりも遅いスピードで交信されているのを耳します。
一方、ペディションやコンテストオペレーションだとそれよりもちょっと早いか、はたまた他のバンドと変わりないスピードでやっているようです。

それで私も160mの経験は少ないのでそうなのか?と思いながら他のバンドよりも若干遅めのスピードで交信していました。所がどうもこの考えは適切でないようです。その根拠はスピードを遅めた時よりも、少し速めたときのほうが相手からの返りの確率が高いのです。確かにスピードを遅めた時が効果がある場合もありますが極僅かです。

遅くしたほうが良かったというのは信号が弱いからの理由以上にCWの速度に対する相手の受信能力が追従できない場合だと想像します。

例えば以下の図はQSBでの信号の変化例をサインカーブで表した図です。
上半分はノイズレベル以上で了解できる、下半分はノイズレベル以下で聞こえない状態です。きちんとでなくても大まかこのような変化があるのではないでしょうか?

それでは、聞こえている時間に対してCWの速度が遅い場合にコールサインの一部はみ出したとすれば、極端に言えば倍のスピードで送信すれば聞こえている時間に収まるので相手はコピーできます。

色々な条件が加わるので全てがこの考え方が正しいとは思いませんが、まんざら外れてはいないと思います。如何でしょうか?

これらの経験から160mだからとCWの送信スピードを落とす理由はないように思っています。むしろ早いほうが了解できる確率は高いと思います。

黒いコールサインは遅いスピードで送信したのでJの一部とMが欠けています。赤字のコールサインはスピードを速くしたのでQSBの山(聞こえる時間帯)に収まっています。

グラフの幅が若干が大雑把な部分はお許しを



いやいや160mとは、そうじゃないんだよという考えもあるかも知れません。
違った見解があれば交信の確率を高くするためにも興味あるところです。

これだけではなく色々な場面で日本流の交信方法は、効率よりも変化を嫌って伝統?を重んじる、悪く言えばガラパゴス的であるとも言えるかもしれません。

ただ速いスピードが適切であるのを勘違いして符号と符合の隙間の無い方、コールサインを連続で打つ場合に繰り返しで間をとっていない(JA6WFMJA6WFM)方は論外です。JA6WFM  JA6WFM

コメント (2)