恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

3/18(日)若手応援町屋寄席 春風亭一蔵独演会

2018年03月18日 | 噺とか
月に1度開催されている埼玉県入間市での地域寄席です。
100回以上続いているという地域に根付いた落語会になっており、
若手二つ目さんを中心に開催されています。
私の自宅からは遠方なのですが、
ドライブもかねて日曜の午後に時間があれば足を運んでおります。
今回は一朝一門の春風亭一蔵さんです。
寄席でもたびたび見かけます。
大きな体とパワフルな喋りのイメージがあります。

演目は、「長屋の花見」「火焔太鼓」「転宅」の3席。

季節柄、「長屋の花見」はよく聞くようになりました。
昨日は小満ん師匠で、先週は兄弟子にあたる一之輔師匠でそれぞれ聞いています。
一升瓶の中のお茶の産地を宇治ではなく「狭山」としたのは地域寄席ならでは。
会場の空気が温まりますね。
サゲは、「酒柱」のところではなく、「玉子焼きの尻尾じゃないほう」のところで。
可能なら本来の最後のサゲまで聞いてみたいもんだなぁ。

仲入り前にもう1席で、「火焔太鼓」でした。こちらも熱演。
300両で太鼓が売れると決まった後のオーバーリアクションがすごい。
甚六さんだけでなく、家に帰ってからの女将さんのそれもしかり。
近くで聞いていたのでその圧がまたすごい。
いろんな演じ方があるんでしょうけど、これはこれで一蔵さんらしくていいですね。

トリネタには「転宅」をしっかりと。
泥棒の間抜けぶりとか驚きぶりがまた妙にキャラクターにあっているように思います。

コンパクトな会場でのんびりとした落語会がいいですね。
大きなホールよりも寄席やこういう会のほうが落ち着いていいなぁと最近つくづく。

恐懼謹言。
コメント
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