恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

3/21(水祝)鈴本演芸場夜席

2018年03月21日 | 噺とか
ここのところ寄席やら落語会に入り浸っているような気もしますが。
ともかく、今日から3月中席に入りまして、その初日が祝日。
鈴本の顔付けが面白いので夜席に行ってまいりました。
桜の開花宣言が出たにもかかわらず、都内では雪が降る異常な寒さ。
そんな中でも、フレッシュな話題で鈴本演芸場の客席は大勢のお客さん。

一 猿「松竹梅」
 扇 「歯ンデレラ」
ダーク広和「奇術」
一 花「黄金の大黒」
さん喬「真田小僧」
ホンキートンク「漫才」
琴 調「出世の春駒」
喬太郎「時そば」
-仲入り-
小 菊「粋曲」
一 朝「看板の一」
二 楽「紙切り(梅に鶯 一花バージョン・彦いち師匠)」
彦いち「つばさ」

・扇さんの「歯ンデレラ」は初聴。
 この噺はきく麿師匠と馬桜師匠で聴いたことがありますが、
 女性が演じるとまた雰囲気が変わります。

・一花さんはこの日から二つ目に昇進という節目の一席でした。
 観客の中には一花さん目当ての人も多かったように感じます。
 記念すべき一席目は「黄金の大黒」で、そのあとに篠笛を披露。
 頭を下げて下がるときに、高座返しをしようとするあたりはご愛敬か。
 習慣というのは恐ろしい。まさか、わざとじゃないと思うんですが・・・
 ぜひとも頑張ってほしいものです。

・喬太郎師匠はかの有名な「コロッケそば」の一席。
 富士そばが上野界隈に4件もあるという話や、カレーかつ丼の話は新鮮なところ。
 この後、浅草でトリがあるのですが、熱演でした。いやはや。

・彦いち師匠のトリネタは、まさかの先日池袋で聴いた「つばさ」でした。
 やはり、世の新作落語家は池袋で試してから他の寄席で、という流れなんですね。
 細かいところに改良が加えられており、改めて笑わせてもらいました。

季節外れの寒さに見舞われた東京でしたが、鈴本の夜は熱く更けていきました。

恐懼謹言。
 
コメント
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