恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2/9(土)東京都水道歴史館 春の落語会 三遊亭わん丈独演会

2019年02月09日 | 噺とか
東京は朝からの雪に見舞われており、今季初のしっかりとした積雪になりました。
この日は特にこれといった予定もなかったのですが、
雪の影響で遠出するわけでもなく、かといって寄席に行くでもなく、
何をしようかとあれこれ調べていてこの会が目に留まりました。
東京都水道局の広報施設で年に2度ほど無料で行われている会であり、
たびたび面白そうな演者さんが出演されていることは知っていました。
せっかくなので、こういう日にこそ、ということで足を運びます。
14時半開演なのですが、13時から整理券配布とのこと。
余裕をもって少し早めに行くと、すでに10人以上が列をなしていました。
定員90人ということですが、なかなかの人気ぶりですね。
演目は、「新・蝦蟇の油」「五貫裁き」の2席。

水道歴史館での落語会ということで、ご自身の水道にまつわる話をあれこれ。
前職のバンド時代や前座時代にはたびたびガス・電気・水道を止められた、と。
類似の話は他の芸人さんからも聞くのですが、わん丈さんもしかり。
滋賀出身なのは知っていましたが、大学では福岡に行っていたんですね。初耳。
で、1席目「新・蝦蟇の油」は、入りこそ古典かな?と思ったのですが、
途中からあれよあれよという間に話がおかしな方向へ。
「蝦蟇の油Q10」だったり、某有名TVショッピング会社の元社長の物まねだったり、
予想をあれこれ裏切られて楽しませてもらいました。

仲入りにはならずにそのまま2席目へ。
お金にまつわる話をあれこれとマクラで語り、「五貫裁き」へ。
大岡越前の出てくる噺はいくつかありますが、この噺も好きな噺の一つ。
わん丈さんというと前座時代を除けばほとんど新作のイメージですが、
こういう噺も持っているんですねぇ。
ところどころにくすぐりを入れつつ、さらっと「水道」のことも入れる。
話の途中に、なぜイケメン落語会に呼ばれないのか、という叫びもありつつ、
たっぷりの30分間でした。

無料での落語会には何度か参加していますが、
この会はなかなか客席も落ち着いており、いい雰囲気でした。
これで無料なのだから満足度も高いですね。
イオン寄席のように館内放送が流れたりすることもないし、
客席が変にガヤガヤしていることもないし。

ぜひ機会を見つけて再訪してみたいと思う落語会でした。

恐懼謹言。
コメント
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