3連休も去って、世間も通常モードに。
そんな中、先日の鈴本の豆まきで平日限定の招待券を入手しており、
どこで使おうかと思案していたところ、鈴本の夜席で気になる出演情報が。
本来なら2月中席の夜は春風亭百栄師匠のトリなのですが、
今日に限って白鳥師匠となっているのです。
おまけに白鳥師匠の本来の出番のところに天どん師匠。
さらに、浅い出番で駒治師匠が出ていたり、二つ目に昇進した青森さんが出ていたり、
もはや新作落語の会のようになっているわけで。
こりゃー万障繰り合わせて鈴本へ行かねば、と仕事をさっさと切り上げて向かいます。
前座さんが始まって間もなく到着して会場に入ると、
中にいるのは10人ちょっとのお客さん。
何度も鈴本に来ていますがこんなに少ないのは正直初めて。
前方の良席を悠々と陣取って、いざ。
寿 伴「子ほめ」
駒 治「生徒の作文」
翁家社中「太神楽」
青 森「怪獣に愛の手を」
圓太郎「強情灸」
ホームラン「漫才」
天どん「拾っちゃった!」
藤兵衛「質屋蔵」
-仲入り-
アサダ二世「奇術」
菊太楼「祇園会」
正 楽「紙切り」(アサダ二世・大坂なおみ・近藤勇)
白 鳥「豆腐屋ジョニー」
駒治師匠、前座の後の浅い出番で登場。
寄席ではよくかかる噺ながら、聞くのは初めて。
鉄道ネタに絡めてくるのが何ともニヤリです。
マクラでの志ん駒師匠や志ん橋師匠のエピソードは何ともほほえましいですね。
二つ目昇進して2日目の青森さんは新作の「怪獣に愛の手を」。
これ、前座時代にプークで聞いていると思います。
んー、よく言えば自由にやったんでしょうが、イマイチ客席と合わなかったか。
マクラなんかも決して悪くなかったと思うのですが、
どうも単調になってしまったんでしょうかね。
どうでもいいのですが、マクラをあれこれ話す感じが円丈師匠のそれに見えました。
今後の活躍に期待ですねぇ。
圓太郎師匠、ひとつ前の青森さんの高座を「辛抱」だったと評してから「強情灸」へ。
こういうふとした連係プレーがたまりませんね。
ホームランの漫才も天どん師匠の落語も通常通りなんですが、
恐ろしいほどに客席の笑いが起こらない。
普通、これぐらいのところまで来ると客席も温まってくるのですが、
私自身もなんだか変な感じがしましたよ。こういうこともあるのですね。
藤兵衛師匠は古典でしっかりと存在感を示す一席でした。
たしかに、なんとなくここまで新作の空気できちゃってましたからね。
菊太楼師匠は文菊師匠の代演。
この師匠、いつも熱演で好感を持っているのですが、今日もばっちり。
途中の啖呵の言い立てのあたり、聞いていて気持ちがいいですね。
今日の数少ない古典で、満足の一席でした。
トリに白鳥師匠。
ご自身のTwitterで「伝説の夜」と評されるほど絶好調。
客席は結局30人そこそこのこじんまりとしたものでしたが、
それにしては変に客席の一体感があったように思います。
変な勘繰りをすれば、全員が白鳥師匠のみを目当てに来たのではないかと錯覚するほど、
それまでの静けさとは打って変わって大盛り上がりの30分でした。
これもかつてプークで聞いているはずなのですが、
途中にあれこれをはさまるアドリブがもうたまらなく素敵で爆笑に次ぐ爆笑。
紙切りのお題で「アサダ二世」と出たあたりから変だと思った、と仰っていましたが、
それまでの空気を全て吹き飛ばしてしまった一席でした。
こりゃもう2月下席の末廣亭にも足を運ぶしかないですね。
少人数の贅沢な空間での貴重な体験をした1日となりました。
恐懼謹言。
そんな中、先日の鈴本の豆まきで平日限定の招待券を入手しており、
どこで使おうかと思案していたところ、鈴本の夜席で気になる出演情報が。
本来なら2月中席の夜は春風亭百栄師匠のトリなのですが、
今日に限って白鳥師匠となっているのです。
おまけに白鳥師匠の本来の出番のところに天どん師匠。
さらに、浅い出番で駒治師匠が出ていたり、二つ目に昇進した青森さんが出ていたり、
もはや新作落語の会のようになっているわけで。
こりゃー万障繰り合わせて鈴本へ行かねば、と仕事をさっさと切り上げて向かいます。
前座さんが始まって間もなく到着して会場に入ると、
中にいるのは10人ちょっとのお客さん。
何度も鈴本に来ていますがこんなに少ないのは正直初めて。
前方の良席を悠々と陣取って、いざ。
寿 伴「子ほめ」
駒 治「生徒の作文」
翁家社中「太神楽」
青 森「怪獣に愛の手を」
圓太郎「強情灸」
ホームラン「漫才」
天どん「拾っちゃった!」
藤兵衛「質屋蔵」
-仲入り-
アサダ二世「奇術」
菊太楼「祇園会」
正 楽「紙切り」(アサダ二世・大坂なおみ・近藤勇)
白 鳥「豆腐屋ジョニー」
駒治師匠、前座の後の浅い出番で登場。
寄席ではよくかかる噺ながら、聞くのは初めて。
鉄道ネタに絡めてくるのが何ともニヤリです。
マクラでの志ん駒師匠や志ん橋師匠のエピソードは何ともほほえましいですね。
二つ目昇進して2日目の青森さんは新作の「怪獣に愛の手を」。
これ、前座時代にプークで聞いていると思います。
んー、よく言えば自由にやったんでしょうが、イマイチ客席と合わなかったか。
マクラなんかも決して悪くなかったと思うのですが、
どうも単調になってしまったんでしょうかね。
どうでもいいのですが、マクラをあれこれ話す感じが円丈師匠のそれに見えました。
今後の活躍に期待ですねぇ。
圓太郎師匠、ひとつ前の青森さんの高座を「辛抱」だったと評してから「強情灸」へ。
こういうふとした連係プレーがたまりませんね。
ホームランの漫才も天どん師匠の落語も通常通りなんですが、
恐ろしいほどに客席の笑いが起こらない。
普通、これぐらいのところまで来ると客席も温まってくるのですが、
私自身もなんだか変な感じがしましたよ。こういうこともあるのですね。
藤兵衛師匠は古典でしっかりと存在感を示す一席でした。
たしかに、なんとなくここまで新作の空気できちゃってましたからね。
菊太楼師匠は文菊師匠の代演。
この師匠、いつも熱演で好感を持っているのですが、今日もばっちり。
途中の啖呵の言い立てのあたり、聞いていて気持ちがいいですね。
今日の数少ない古典で、満足の一席でした。
トリに白鳥師匠。
ご自身のTwitterで「伝説の夜」と評されるほど絶好調。
客席は結局30人そこそこのこじんまりとしたものでしたが、
それにしては変に客席の一体感があったように思います。
変な勘繰りをすれば、全員が白鳥師匠のみを目当てに来たのではないかと錯覚するほど、
それまでの静けさとは打って変わって大盛り上がりの30分でした。
これもかつてプークで聞いているはずなのですが、
途中にあれこれをはさまるアドリブがもうたまらなく素敵で爆笑に次ぐ爆笑。
紙切りのお題で「アサダ二世」と出たあたりから変だと思った、と仰っていましたが、
それまでの空気を全て吹き飛ばしてしまった一席でした。
こりゃもう2月下席の末廣亭にも足を運ぶしかないですね。
少人数の贅沢な空間での貴重な体験をした1日となりました。
恐懼謹言。