ウッドなベースのギター弾き

ウッドベースとギター使いのJAZZCATの、音楽どっぷりの雑話。プレイヤー受けを狙っている。

ギターの歴史が変わっていたかも・・・

2007-07-21 22:14:14 | Weblog
最近ラテンバンドのビアガーデン演奏の練習をしていて、これが結構大所帯。
Vo、As、Tp2、Pf、Keyb2、EB、Dr、Perc2、
これにギターが2人。
ギターは音色が重ならないように、生ギターとエレキ。
自分はエレガットなんだけど、あらためて生とエレキの音色の違いというか
異なる魅力に気づいている。

ま、生と言ってもマイク録りではなく、インラインのピエゾピックアップのライン出力のため、忠実な意味での生ギターではないんだがね。

でもやっぱり、2つのギターはそれぞれ奏法も変わるし、出音も違う。

音を出す構造がまず違う。

勿論生ギターはボディだけで音を作っているから、楽器全体での効率よい鳴りが優先される。
弦の振動をいかにボディで大きく増幅するか。
各弦のバランスをいかに内部構造により整えるか。

この点エレキは比較的マグネチックピックアップの特性というのがそのまま出る。
ボディ構造も音色には関係しているものの、劇的な影響を与えるものでもない。
 
やはり楽器の周波数特性の広さは 生ギターにはかなわないね。
弾き心地も生のほうがいい。

ボサノバをエレキでやったら、正直うまくのれない・・というか。
音の伸び方が違うし自分の充足感がすくない。

単音で全く同じフレーズを弾いても、なんか生のほうが説得力あるんだよなあ。
音そのものに色気やシブさ等の色々な情報をこめられる。

比較的ソロパフォーマンスが多いギタリストは生ギターを使う場合が多いし、
エレキだとしても 周波数特性レンジの広い音作りをすることが多いし。

ま、中域に大きな特性をもつエレキの音も音楽スタイルによっては勿論ハマるんだけどね。


もし、エレキのマグネチックピックアップより先に、周波数特性の広いピエゾピックアップが世の中に出ていたら・・・
ギターの歴史は大きく変わっていただろうな。

マグネチックピックアップは 誕生していなかったかもしれない。

だと、ホロウボディよりハウリングマージンがとれるソリッドのエレキギターは登場する必要がなかったかも。

とすれば、ロックギターをはじめポピュラーミュージックの歴史がガラッとかわっていたかも。


ピックアップの誕生。
そのとき歴史は動いた・・・。