屋外やデッドな空間においては比較的PAは調整しやすいものだけど、
先日行われた、コンクリート壁が背面の吹き抜けホールでの音出しは
非常にやっかいだった。
普通に音をだしただけで気持ちのよい天然リバーブが自然に乗ってきて、クラシックとか声楽だったらその響きがプラスになるんだけど
これが音の大きいDrやベースが入ったJAZZやPOPSだと、その響きがマイナスに作用してくる。
せっかくのボーカルの歌詞が聞き取りづらくなるし、一番困るのがベースの音作り。
エレベウッドに関わらず、とにかくベース音がホールに残りすぎて、バンド全体の音を濁してしまう。
ベーシストは悩むわけです。
自分の解決策としては、アタックをはっきり出し、サスティンを短めにするために、ブリッジ付近にスポンジの弦ミュートをつけてます。
こうしたほうが結果的に客席ではほどよく聞こえたりするもんです。
一番街商店街のストリート演奏イベントで、うちらの演奏団体のほかに、山大のアカペラサークルの歌も行われ、
なかなかに盛りあげてくれたんだけど、
その打ち上げがまたまた楽しかった。
乾杯のあと、いい気分でピアノやギターやエレベ、歌でなにか演奏してみっか~となり、
せっかくだからアカペラのメンバーとのセッションもいいねーのアイデアだったが、
ウチラのほうが彼らのレパートリーを伴奏できない(知らない・・)ので、じゃ逆に
アカペラグループのボイスパーカッションのコがウチラにあわせてもらうことに。
正直うまくいくかなあと心配なとこだったんだけど、
いやあびっくりしました。
いわゆるジャズのシャッフルビートや8・16ビートなど ほぼドラムマシーンのパターンが出るんですねー、
下手な初心者ドラマーより、ビートが正確で、目をつぶるとソコにシンバルの無いDrセットがあるようでした。
バンドメンバー一同、これにはホント参りました~
あまりに面白いというか、なんでクチだけでハイハット、スネア、ベードラやタムなどを出せるのかがわからず、
何曲か一緒に演奏して、最後情熱大陸とかにもボイパに参加してもらい、大ウケでした。
あとで彼といろいろ話したんだけど、ボイパはじめて10年くらいやってるんだって。
ん、何歳からやってたんだ・・
ボイパの完成度の高さを再認識した夜でした。
鉄弦ギターは、カナダシーガル、マルハを使い分けしてるんだけど、いざ本番でラインで使ってみたら、ピックアップの弦バランスがどうも2本とも不自然だったりするので、
時間をかけてゆっくり調整したかったのもあり、今回のGWのあたま3日間は弦バランス微調整DAYとなってしまいました。
2本ともB-bandを入れていて、音質は問題ないものの、6弦だけがどうも暴れてしまってて、親指のコントロールでもうまく調整いかなくてねえ。
で、
一回全部の弦を外し、サドルを外して、ピエゾの位置具合を入念にチェック、また、サドルの底も再度入念に平面を出し、
各弦のブリッジピンからサドルまでの角度、テンションのかかり具合が均等になるようにチェック。
意外とこのテンションのかかり具合が微妙で、テンションを強めにするとピックアップゲインがあがるものでもなく、
逆にゲインを損なう場合が多いのですよ。
この点はギター製作家でも誤って調整しがちなところ・・。
弦がダメになるのを覚悟で10回くらい張ったり外したりをくりかえして、やっと妥協点がみつかりました。
朝からはじめて、2本終わったのが夜8時ころ。いや疲レタ~。
ちなみにマルハにはエレキのフラットワウンド弦を試験的に張ってます。ピック弾きには相性はよくないと思いますが、
フィンガリングノイズをかなり抑えられるので、指で弾くスタイルには案外いいかもです。
しばらくはこれでストレスのすくない状態でギタープレイができそうです。