此処数日は晴天の良い天気に恵まれた。兼ねてから噂の有るKP1(Navassa I・S)からのDXぺデイションが如何やら実現しそうなので此の天気を利用して三が日が明けてから当局のアンテナシステムの点検作業に入っている。
もし此のDXペデイションが実行されれば日本でDXを楽しむ局には今年最大のビッグ・プレゼントに成る事は間違い無い私がDXを始めた頃からマルペロ、ブーべ、ナバサ島はDXの世界ではビッグ3と言われ難度AAクラスの場所であった。私の交信歴の中にはマルペロ島が28回、ブーべ島が8回と各バンドで交信しているがナバサ島とは3回のQSOのみに終わっている。過去20年近く此の島から信号は出て居らず 従って全世界のウオンテッド・カントリー(古い表現に成るが)の最高位にある。もし此処から電波が出ようものなら各バンドは大変な状態に成る事は間違い無いだろう。
ナバサ島はカリブ海に浮かんでいる島なので現在のコンディションからして日本からの交信は可也厳しい状態だが「望みの種は」過去のQRVした時代とは無線機器やアンテナシステムが双方共に格段に進歩している事位だろうか?然も情報網は飛躍的に発達しているので誰もが参戦して来るので弩パイルは避けられ無い。其の上に気掛かりな事がひとつ、インターネット・情報ではメンバーの中に日本人のオペレーター(コールサインで確認しただけだが)が入って居ない事が上げられる。アマチュア人口の多い北米から見たナバサ島は無線的には北米の玄関先の様なロケーション、EUから見ても日本よりは遥かに条件的に有利、此の段階でJA勢はかなりのハンディーを伴う。
其れからDXペディションの度に取り沙汰されるJAに対する不公平感、嘗て日本が経済大国の時代はスポンサーの価値が有り大きいペディションは大概の場合、日本に参加依頼が有った様だが今回は無かったのだろうか?矢張り日本人オペレーターが参加するか?しないでは大きな差が生じる。実際には此の事が一番の障害と成るだろう。
当局では交信の一番可能性のある周波数は21~28MHz帯辺り、特に24MHz帯を期待している。周波数の比較的低い7~14MHz辺りは開ける(相互間の交信可能な)エリヤが広いが周波数が高く成るに従い其の範囲は狭まって行くので地域差が出来易く成り其の地の利を利用する事が出来る様に成ると思うからで7MHzや14MHz帯辺りは当局の設備では交信は難しいと覚悟をしている。
とにかくアマチュア無線の世界には「又と無いチャンス!」今回は良い死に土産が出来れば良いのだが・・・・・
今回のコール・サインはK1Nとの事、此のコール・サインを私の業務日誌に記録出来れば良いのだが果たして?