最近QRVしていたEP6Tも今日の午前中に一度クラスターに書き込まれた後は情報が無くなったのでQRTしたのだろうか?現在の時間は此のコール・サインがクラスターから消えてしまった。QRVが有れば7MHz帯のSSBモードでの交信が出来ればと思って朝方に7MHzを探って見たがSSBの運用は無かった様子であった。万一、聞こえても当局のアンテナでは実使用可能帯域(7.000~7.130MHz)が狭い為に交信は可也困難な状態で有ったろうと思われる。此の問題は7MHz帯のバンド拡張後のDXぺディションや珍しい場所からのSSBでの運用時は7.150MHz近辺かそれ以上の周波数で運用される為に当局のネックに成っている。
以前ならCWモードでの運用は殆ど無かったのでエレメントを短くして共振点を7.130MHz辺りに引き上げれば良かったのだが?最近はCWモードでの運用が多くなったので此の対応をしてしまうと7MHz帯のCWモードの運用時にはSWRが高く成り問題が発生する。其れと7MHz帯が海外に対して開ける時間帯は夜半から翌日の早朝に掛けての時間帯に成る為、昔の様に夜中に大声で「ジャパァ~ン」を叫ぶと即、隣室の家内からクレームが入るのは必至、昔の稼ぎのある時は其れこそ「喧しい 黙っとれ」の一言で片が付いて居たが最近は敵も根が張って実力を付けて来たので一筋縄の様には行かない。一度揉め事が発生すると過去30数年間に渡る私の無線の悪行の数々が機関銃の如く連射され関係復旧に可也の時間を要するので最近は出来るだけ無線の事で家内を刺激したり逆らわない事を旨とし夜間の運用はCWのみの運用体勢と成っている。従って現在はSSBよりもCWを重視したアンテナ・システムである為に簡単に共振点を上げる事は出来ない。
数日前にブログにも書いたが弩パイル時の運用アンテナはフルサイズのモノバンダーで無ければ糞の役にも立たない事を痛切に実感する。現在の我家では敷地内にフルサイズの3エレが収まり切れずに仕方無くトラップ・タイプの3エレ八木を選択したが設置する労力に極端な差が有る訳では無いので広ささえ有れば多分もっと大きい多素子の八木を上げて居たに違いない。そんな事を思う時、先日に天国に召された兄は幸せ者であったと思う。長年QRTの後に再開局して4年間で3基のタワーを増設して4基としていたが其れでも飽き足らずに更に高いタワーを建設して7MHzの八木アンテナを振り回す事を計画していた。
実家は敷地が400坪強の真四角の形をしており近くに家が有る物のアンテナ設営に関しては制約が無い好条件、私もあれ位の敷地が有ったら多分今頃は7MHzの5エレ八木をぶん回して居た事だろう。田畑が一番大切に思う農家の長男に生まれた親父を説き伏せて言語道断の無線のタワーを建てる為に田んぼ1枚を潰した武勇伝を持つ兄貴、そして大分小粒では有る者の我が家をアンテナ群で蜘蛛の巣の如くした3男を見て生前に「つくずく御前ら兄弟は無線狂いで賢こう無いなぁ~」と笑いながら嘆いて居た父親の表情を思い出す。今頃、兄は親父に会えたのだろうか?日頃信心深い方では無かった私だが兄が亡くなってから毎日、朝夕、真言宗の仏前勤行次第に則り御経をあげる日々が続いている49日が3月4日、其の頃になると気候も良くなるので兄の平安を願い四国88箇所を回りたいと思って居る。