昼からのライブ放送を正座して待ち構えたがニュースの後に国会中継が始まり「あれれ・・・」の展開、暫く状況が解からなかったがテレビのチャンネル違いで第1セットは見過ごした。ライブは第2セットの途中から見始めたが第1セットはバウリンカ選手が先取して第2セットも押され気味の展開・・・・・
試合内容の差は矢張りサーブの威力の差が全てを物語っていた。バウリンカ選手のファースト・サーブの初速は錦織選手を大きく超えて居たし錦織選手のレシーブはラケットを当てるのが精一杯でボールをコントロール出来ずに相手コートに返す状況や全く手が出ないサービス・エースも多かった。ラリーでは五分五分と言いたい処だが4:6でバウリンカ選手、彼はプロの世界で主流の両手バック・ハンドでなく片手のバック・ハンドの選手だが懐深く呼び込んだ後の強力な打力と其の後の長いフォースルーを利用した正確なボール・コントロールで難しいネットの高さが高い両サイドを上手く攻めていた。
第3セットの最初の相手サーブの第1ゲームをブレークしてチャンス到来と思ったが其の直ぐ後の第2ゲームを簡単にブレークされて其の後は平衡状態、バウリンカのサーブ・ゲームには錦織選手はサーブ&ボレーを使い出しネットに付く作戦に出たのでバウリンカ選手のサーブ・リターンが乱れ互角の戦いに成り最後はタイ・ブレークまで持ち込んだが絶好の逆転のドロップ・ショットがネットの白帯に当り無念にもボールはネットを越えず此の時点で勝負有りの感がした。只、此のセットだけは白熱の互角の勝負、結果的にはブレークゲーム後のゲームを簡単にブレークされたのが痛かった。此のセットを取って居ればバウリンカ選手のサーブ・ゲーム時の攻略方法が見えて居ただけに残念で成らない。
相手は4歳違いのテニス界へのデビューも世界ランキングも上位の選手、皆の期待が大きすぎて残念がる人が多いと思うが上位ランキングの選手を破るのは其の様に簡単な事では無い。残念だが順当な結果に終わったと言う感じ、錦織選手が今後4年間のトップ・グループで戦い活躍すれば今回の相手以上の選手に成長しているに違いない。今回は相手選手との体力差から来る特にサーブのスピードと多彩さに屈しただけ追い越すのも、そう先の話では無さそうである。今後も楽しみに応援したいと思って居る。