神威岬を出発する時には雨が降り出し天気が悪い中を東へ12Kmほど進むと積丹半島駐車場が有り此処に車を停めましたが雨の勢いが強かったので1時間程車中で休憩を取りましたが雨足は余り衰えず此れ以上待っても意味が無いので雨傘を差して島武意海岸を見学する事にした。駐車場の先には100m弱程の島武意海岸トンネルが有り其のトンネルを抜けると写真(1~2)の景色が見られる展望台に抜け訪問記念に標識が有る場所で写真を撮ったら引き返す予定が此の場所でも家内が「折角来たのだから海岸に下りてみる。」と言い出し可也急勾配の階段を降り始めた。此処は神威岬以上に地面は軟弱で所々に水溜りが出来て居て階段の段差も大きい所では1段に50~60cm高さが有り降りる時には何とか降りられたが上がる時には男の私でも可也気合を入れないと上がれない様な階段で家内は勢いで海岸まで降りたが私は残り30mくらいの高さで降りるのを止めた。展望台には沢山の観光客が居たが海岸まで降りて行ったのは若いカップルと家内だけ・・・・・「先に上がるぞ!」と言い残して私が上がり始めたら心臓はバクバク物で可也大変だったが家内は私以上に階段を登って来たので展望台側のトンネル口で待って居たらヨレヨレ状態で上がって来た。
此の日はアップダウンの有る足場の悪い神威岬の往復約2Kmと此の島武意海岸の可也段差の有る階段の上がり下りで家内の足は可也のダメージを受けた様で有ったが此の次の昼食のウニ・イクラ丼を食べたりニッカ・ウヰスキー工場見学までは元気で有ったが此の日に宿泊した「かんぽの宿 小樽」に入った時から「足が痛い」と言い出した。家内は一寸御調子者的な性格が有り後先の事を考えずハッスルし過ぎて時々失敗が有るのだが旅の終盤で遂に其れを遣らかして仕舞った。
写真1~2枚目は島武意海岸へ降りる途中から取った写真、生憎の雨模様で然も霧が出て居たので景色はさっぱりの状帯であった。最期は地元「元祖漁師の店」で食べた「ウニ・イクラ丼」此処では初めて家内と同じメニューを注文したが私はウニ、イクラは嫌いではないが特別に好きでも無いのでウニは殆ど家内に渡して少し味見だけしたが確かに珍しさは有っても家内がウニ、ウニと騒ぐ程の食物とは思えない。
私が積丹半島方面を訪れたのは今回で3回目で1番最初の時は2009年で無線の移動運用がメインで北海道を回った時に札幌市厚別区の鈴木さん(JA8VIY)とアイボールした後に積丹町の美国漁港へと向かったが既に日が暮れて居たので良い運用場所が見付からず仕方なく町筋を出た所を大きく左折し緩やかな勾配を登ると人家の無い木々の中を暫く走りやがてトンネルの手前で「此れでは運用場所が見付かりそうに無い!」と諦めてUターンして美国漁港に戻り漁船を係留する突堤の傍で運用した。其の翌日は赤井川村からの運用予定で有ったので小樽側に引き返したので此の時は結局、神威岬を観光する事も無く積丹半島を後にした。当時の私は観光旅行と云う寄り無線の移動運用が中心の北海道旅行で然も移動運用は現地に到着した段階で運用場所探しをして居たので場所探しに失敗すると其の場所での時間的余裕が無く成り折角有名な観光スポットに行きながら此の様な結果に成る事は多々有った。
随分後でグーグルアースのストリートビュー機能が利用出来る様に成った時に其の時のコースを辿ったら当時は雷電国道を西に走り武威トンネルの手前のトイレの有る場所で車をUターンさせて居た事が解かり神威岬まで残り5Kmまで行きながら引き返して居る事が解かった。次に訪れたのは2010年に青森県から津軽海峡を渡り函館市に其の後に松前半島を時計回りに移動して木古内町~知内町~~上ノ国町~江差町~島牧村~共和町~泊村と移動運用した後に前回とは逆に南から積丹町に入り神威岬~島武意海岸に初めて行ったが神威岬も島武意海岸も先端まで行く事無く可也手前で写真を撮っただけに終わって居た。今回の神威岬も駐車場から300m程行った一番高い所から景色を見渡したら御容赦願う予定が「折角来たのだから岬の先端にまで行こう!」と親方の一言で行かざるを得ない状態に・・・・・写真で解かる様にアップダウンの厳しい然も狭い散策道を1Km位移動するのが嫌で有ったが逆らう事も出来ずに先端まで行ったが此れは一寸大変であった。
然し此の通路は行く人と戻る人が行き違う段階で足場が悪く然も狭いので どちらかが通路を譲らないと先に行けない状態からどちらとも無く「こんにちわ!」の挨拶をして「有難う!」や「大変ですね!」とか「残り・・mで先端ですから頑張って!」等とお互いが声を掛け合って此の神威岬を観光する者同士の連帯感が有り他の観光地では余り感じる事の無い気持ちの良いもので有った。
そして帰り道の残り400m位の場所で俄か雨が降り出し私達は駐車場まで走る事に成り其れ以後の事が翌日の道中3回目の互いに話をしない状態に発展する引き金に成った。
最初の1~2枚目の写真は岬の先端への移動中の写真、3枚目は先端の展望台から駐車場方向の海岸線を撮った物、最期は岬の先端部分の写真
上の写真は先端の展望台手前に有る神威岬灯台の写真、此の灯台とローソク岩?の姿は行きの新日本海フェリーの「はまなす」の船上からもハッキリと確認する事が出来た。