植林された スギ 以外は大きな樹の無いこの一帯にひときわ大きい樹が立っていた。
右下角の人物から大きさを想像してください。近づいてみると ヤマナラシ だった。成長の早い樹だから他の樹を圧倒して伸びたんだろう。
独特の皮目にキズがいっぱいついている。 熊の爪痕だ。昨秋のような新しい傷もみえる。これは古い傷だ。樹の生長で傷が広がっている。
枝には花がいっぱい。種子を飛ばすのは梅雨の頃だそうだからこれはまだツボミのうちなんだろう。
見上げる梢まで花いっぱい。
花の拡大。ヤマナラシ は ヤナギ科 を実感できる花でした。
それにしても熊は何のために ヤマナラシ に登ったんだろう。
この辺の山で大木になるのは ブナ や ミズナラ でいずれも秋には熊の好物の実が稔る。
そんな実を期待して登ったんだろうか。
熊に聞いてみないとわからないが 付近で大きな熊が仕留められたことがあった と教えてもらった。
イカリモンガ は錨紋蛾 オレンジ色の錨のカタチは翅の表の方がはっきり見えるが
翅を閉じてとまるので 表の写真は撮りにくい。ミヤマイボタ のまわりは明るかったから飛び立つ瞬間を狙えばよかったな と思うがあとの祭り。