久しぶりに訪れた 浅草山麓エコミュージアムはすっかり秋の雰囲気。
青空に向かって高さ2mにも伸びた ハンゴンソウ が ヤチダモ の若木と背比べしているようだ。
背高のっぽの茎を引き寄せて 花火のように広がった花を撮ってみた。
せっかくの北海道行きなんだから もっと事前学習をしておけばよかった。
霧の富良野岳で出会ったこの花を エゾノツガザクラ だと思い込んでいた。
帰ってから図鑑などと見比べてみて これは コエゾツガザク だとわかった。
ふっくらと丸い花が コエゾツガザク の特徴だという。
鎮守様の夏祭りを荒天で流した前線は南下して 爽やかな空気を運んできた。
今日の気温は最低が19℃ 最高でも24℃だった。長く暑かった夏の終わりも近いようだ。
午後の驟雨の後 池畔をまわると ミヤギノハギ の根元の キツネノカミソリ が咲いていた。
雨滴を残した花は 将に見頃だった。
0時頃 空を見ると星空が広がっていた。3泊目にしてようやく広がった星空だ。
ペルセウス座流星群を期待して登ってきたのだったが雲に阻まれてしまっていた。
その名残も期待して戸外に出てみる。
南西の空に火星が明るかった。流星は一個だけだったがいい星空だった。
一眠りするとご来光だ。
東の山の端から真っ赤な太陽が登る。
霧に包まれそうな小屋が赤く染まった。
日が昇りきる頃には霧が下りてきた。
水場に続く道沿いの オクトリカブト と ハンゴンソウ も霧に包まれた。(8/15)
上空を忙しく雲が去来する。霧は雪渓の残る谷底から沸き上がってはすぐに消える。
一か月前には白い花で斜面を覆っていた コバイケイソウ はもう葉を黄色く変え始めた。
雪解けの遅かった手前の斜面を飾る白い花は ハクサンボウフウ と モミジカラマツ。(8/14)
ハクサンボウフウ の葉は セロリ に似て葉の面積が広い。
無数に着ける小さな花は濃紫の葯がアクセント。
モミジカラマツ の葉は モミジ のような切れ込みがある。
花は カラマツソウ ふうの花だが雨上がりの後は上の写真のように小さな花同士がくっついてしまう。