20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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仙台堀川公園

2008年03月29日 | Weblog
 私の住んでいるマンションのとなりには、「仙台堀川公園」という、細長い公園があります。
 この仙台堀川というのは、もともとは仙台藩邸にお米などを運び込ぶ、旧中川と隅田川をつなぐ運河だったそうです。その由来から「仙台堀」の名前がついたそうです。
 現在の公園は20年以上前、地下水のくみ上げから地盤沈下がおこり水害が頻発するようになったために、治水対策で作った公園だそうです。
 延長3700メートルにもおよぶ、長い長い公園です。
 公園には350本もの桜があり、その桜がいま、満開です。

「カワセミ」というと、夏の季語ですが、そのカワセミが冬と夏、二度も仙台堀川公園の水辺で、餌をついばむ美しい姿を見せてくれます。
 白鷺も優雅なたたずまいを見せてくれます。
 いろいろな鳥たちが、ここの水辺をおとずれます。
 
 毎週水曜日にはボランティアの人たちが(ほとんどがおじいさんですが)船頭さんになって、手こぎの和船を無料でをこいでくれます。向学のためにと一度のせていただいたことがありますが、和船は水ぎわぎりぎりを走るので、川がすぐ目の前にせまってきます。
 ぴちゃぴちゃと、川を流れる水音まで聞こえます。
 木で出来た、昔の舟の船上人になったあの時間は、叙情的でのんびりしていて、ゆるやかで、まるでファンタジーの世界でした。

 私は週に一度か二度、お野菜や果物や重たい食材の買い物のため、この仙台堀川公園に自転車を走らせます。
 四季折々の空気やにおい。風のそよぎ。そんな季節を頬に感じながら自転車を走らせるこの時間が、私はたまらなくすきです。
 
コメント (7)
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