20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ファミリーホームページ

2009年02月24日 | Weblog
 娘夫婦が、○くんの日々の成長を、写真とビデオ録画でUPさせたファミリーホームページを、彼が生まれたときから作ってくれています。
 ユーザー名とパスワードを入れないと見ることのできない、ほんとうにプライベートなページです。
 毎週、土曜日か日曜日になると、新しい○くんがUPされています。 
 笑ったり、おしゃべりをしたり、一人遊びをしていたり・・・。
 日々成長している彼のすがたと、毎週、とっても新鮮な気持ちで出会うことが出来ます。
 両家の両親に、○くんの「いま」を見せてあげようという気持ちから、毎週、娘や、多忙な娘の夫が時間をさいてベストショットを写真に撮したり、ビデオに取ったりしてくれているのです。 
 
 毎朝、パソコンを開くと、まずは○くんのページを。
 そしてしばし、彼とご対面。
 彼の様子を飽きずになんども、なんども、にたにたしながらながめ、さて仕事でも、とネジを巻き直します。
 夜になると、今度は夫の番です。
 帰宅して、お夕食も済み一段落すると、ドアの開きっぱなしになっている夫の部屋から、○くんの声や、娘が語りかけている声が聞こえてきます。 
「くふふ、見てる、見てる」
 仕事部屋でパソコンに向かいながら、朝の自分を思いだしてにやにや。
 
 このファミリーページ、彼が大きくなるまでには、きっと膨大な成長の記録となることでしょう。
 成長した彼が、そんな記録をどんな気持ちで見てくれるか。
 こんなにたくさんの大きな愛につつまれ、大切に育てられた自分の小さいころのことを、どんなふうに受け止めてくれるでしょうか。
 いまからそんな先のことを、私はなんだかすごくうれしい気持ちで想像しています。
コメント (8)
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