20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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公募の秋

2009年10月09日 | Weblog
 9月30日の消印有効で、長編児童文学新人賞(小峰書店)の応募が締め切られました。
 これから一次選考の委員の方々に選考していただき、私の手元に最終に残られた作品が届くのは11月の終わり頃でしょうか。
 今年はどんな作品と出会えるか、楽しみです。

 角川学芸出版の「書き下ろし」シリーズは221編の応募があり一次選考が終わったところだそうです。
 また文溪堂の「キラキラ宝石箱」シリーズは、181編のご応募がありました。
 最終選考に残られたバラエティに富んだ作品を、いま楽しみながら読んでいるところです。
 大人の公募ではありませんが、「子ども創作コンクール」の最終選考に残った作品も届き、それも読んでいます。
 まさに公募の秋といったところです。


「いまのアメリカの主流になりつつあるマイノリティの話でなにが嫌いかというと、語るものを持っていてそれを誠実に書けば小説になるはずだという前提が鼻につくことです。大事なことを誠実に書けば文学だというのはなにかが違う気がするんですよね」
 これは、アメリカ文学の翻訳家であり大学教授である、いまをときめく(村上春樹の翻訳の下訳を昔していたことでも有名になった)柴田元幸さんが、評論家の三浦雅士さんに語った言葉です。
 含蓄のある、意味の深い言葉です。
コメント (8)
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