先日の日曜日。
毎週お気に入りの教育TV「日曜美術館」を見ました。
薩摩焼の陶工「沈壽官」家の、陶芸特集でした。
秀吉の朝鮮侵略で日本につれて来られた朝鮮の陶工たち。
その人たちが異国で血の滲むような思いをして400年15代にわたり「薩摩焼」を守り通してきたと言うお話でした。
玄界灘を越え、風濤を越え、生きてきた、14代目、15代目の沈壽官さんのお話は感動的でした。
それを見ながら思いだしたのが、もう30年以上前、はじめて世田谷に家を買ったとき、お祝いに秩父の父からもらった李朝白磁の壷。
無造作に床に置いてありますが、そのとき一緒にもらった江戸時代の壷(父からは「徳利」と聞きましたが)と共に、我が家の家宝です。
焼き物というのは、ほんとうに心を癒してくれます。
暮れから新春まで日本橋高島屋でやっていた「河井寛次郎展」は、なんども高島屋に足を運んだというのに、うっかり見そびれてしまいましたが。