20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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白磁の壷

2011年01月20日 | Weblog
           
 
 先日の日曜日。
 毎週お気に入りの教育TV「日曜美術館」を見ました。
 薩摩焼の陶工「沈壽官」家の、陶芸特集でした。

 秀吉の朝鮮侵略で日本につれて来られた朝鮮の陶工たち。
 その人たちが異国で血の滲むような思いをして400年15代にわたり「薩摩焼」を守り通してきたと言うお話でした。
 玄界灘を越え、風濤を越え、生きてきた、14代目、15代目の沈壽官さんのお話は感動的でした。

 それを見ながら思いだしたのが、もう30年以上前、はじめて世田谷に家を買ったとき、お祝いに秩父の父からもらった李朝白磁の壷。
 無造作に床に置いてありますが、そのとき一緒にもらった江戸時代の壷(父からは「徳利」と聞きましたが)と共に、我が家の家宝です。
           
           

 焼き物というのは、ほんとうに心を癒してくれます。
 暮れから新春まで日本橋高島屋でやっていた「河井寛次郎展」は、なんども高島屋に足を運んだというのに、うっかり見そびれてしまいましたが。
コメント (4)
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