20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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侘助(わびすけ)

2011年01月24日 | Weblog
        

 お茶花である、この侘助がだいすきです。
 寒椿のように、真っ赤な花びらを空いっぱいにひろげるような明るさはない、椿の花です。
 開ききらない花びらは、つつましく、うつむくように咲いています。

 茶の湯のこころ「わびとすき(数奇)」から、このお花の名前が生まれたとされています。

 わびしく、さみしい思いをいだきながら、それをそのまま受け入れる侘助。
 寒くてやりきれない、こんな季節だからこそ、そのつつましさや切なさに、あこがれの気持ちがふくらむのかもしれません。
 (「うつわや」さんのサイトから写真をお借りしました)
コメント (2)
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