今夜は、丸の内で、かわのむつみさんのデビュー作『こぶたのタミー』(かわのむつみ作・下間文恵絵・国土社)の、お祝い会です。
かわのさんが、所属していらしゃる「日本児童文学者協会会報部」「同人誌ふろむ」「読書会Beー子どもと本」この3つから発起人を出し、担当の方々が大奮闘してご準備下さいました。
発起人のそれぞれの担当者の方々から、確認メールも、どれほど回ったことでしょう。
ほんとうにすばらしいとり組みでした。これもひとえに、かわのむつみさんのお人柄と、仲間たちの力です。
さて『こぶたのタミー』
こぶたのタミーは、13匹目に生まれた、やせっぽちのこぶたです。
でもこのこぶた、そんじょそこらの、子ブタではありません。
なにしろ、哲学する子ブタなのですから。
牧場で、見る動物、見る動物が、立派に見え、自分もそうなりたいと思います。
そんなタミーのアイデンティティを探し求める姿が、ユーモアあふれる、やさしいタッチで描かれています。
このご本は、発売早々、「学校がすすめる夏休みの本」に推薦され、増刷が決まったそうです。
小学校低学年の子どもたちが、タミーと自分を重ねながら「自分ってなんだろう?」と考えるきっかけを作ってくれる一冊になりそうです。
ぜひ、皆さま、お読みになってください。