20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『こぶたのタミー』出版お祝い会

2015年06月19日 | Weblog

             

 今夜は、丸の内で、かわのむつみさんのデビュー作『こぶたのタミー』(かわのむつみ作・下間文恵絵・国土社)の、お祝い会です。

 かわのさんが、所属していらしゃる「日本児童文学者協会会報部」「同人誌ふろむ」「読書会Beー子どもと本」この3つから発起人を出し、担当の方々が大奮闘してご準備下さいました。

 発起人のそれぞれの担当者の方々から、確認メールも、どれほど回ったことでしょう。

 ほんとうにすばらしいとり組みでした。これもひとえに、かわのむつみさんのお人柄と、仲間たちの力です。

 

 さて『こぶたのタミー』

 こぶたのタミーは、13匹目に生まれた、やせっぽちのこぶたです。

 でもこのこぶた、そんじょそこらの、子ブタではありません。

 なにしろ、哲学する子ブタなのですから。

 牧場で、見る動物、見る動物が、立派に見え、自分もそうなりたいと思います。

 そんなタミーのアイデンティティを探し求める姿が、ユーモアあふれる、やさしいタッチで描かれています。

 

 このご本は、発売早々、「学校がすすめる夏休みの本」に推薦され、増刷が決まったそうです。

 小学校低学年の子どもたちが、タミーと自分を重ねながら「自分ってなんだろう?」と考えるきっかけを作ってくれる一冊になりそうです。

 ぜひ、皆さま、お読みになってください。

 

コメント (2)
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