今日から4月。
四月朔日(わたぬき)です。
写真は、エバーライトのお花です。
そして、4月1日は、私にとっては、なんといってもエイプリフールです。
子どもの頃、朝、起きていくと、茶の間に座って、新聞を読んでいた父に、エイプリルフールで騙されました。
前日から、ネタを仕込んでいたのか、あるいは、朝、新聞を読みながら考えたのか、いつも手の混んだ嘘でした。
この歳になっても、4月1日になると、父のエイプリルフールを思い出すというのは、よほどのことです。
先日も、銀座でお会いした友人から、「たまには、秩父に、お墓参りに行ってるの?」と、聞かれましたが、しばらくお墓参りにも行っておりません。
その友人の一人のお母さまは、すでに100歳近いご高齢だそうです。
でも京都の彼女のご実家で、今も一人暮らしだそうです。
「足腰が、しっかりしてて、頭がシャキッとしてるから、できるのよ」と、友人は笑っていました。
私も、東京の、加藤の家のお墓や、お仏壇はきちんとお守りしているのに・・・。
仕事部屋の書棚の上に置いてある、両親の写真に、いつも手を合わせています。
と、夫に話したら、「今年は、お墓参りに行こうか」と。
レッドアローに乗れば、すぐなのに、いつの間にか、足が遠のいています。
そういえば、秩父に住んでいる、仲良しの従姉妹とも、日々の忙しさに終われ、もう2年くらい連絡を取り合っていません。
母の介護の時は、年中、彼女の車の助手席に乗って、一緒に母が入院していた病院に行ってもらったり、一緒にランチをしたりしていたのに・・・。
母が亡くなる前日も、従姉妹と一緒に母と、実家でおしゃべりをしたことを思い出します。
冷たくなった、骨と皮だけのような手で、しっかり私の手を握りしめ、
「立派な人になってね」と(笑)。
立派が、なんなのかわかりませんが、私の母も最後までボケず、しっかりした頭でおしゃべりしていました。
M子ちゃん、みなさん、いろいろ不義理をしていて、ごめんなさい。
そんなことを想う、4月1日、エイプリルフールの朝です。