20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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フレーベル館ものがたり新人賞 

2018年04月18日 | Weblog

          

 今日は、出版クラブで、「第一回フレーベル館ものがたり新人賞」の贈呈式と、懇親パーティです。

 第一回目の受賞者は、大賞が「右手にミミズク」で、同人誌「ももたろう」の蓼内明子さんだそうです。

 

 こうした新人作家のデビューのチャンスを作ってくださる賞はありがたいです。

 日本児童文学者協会でも、今年も第6回目の「がっぴょうけん」を行います。

 ここからも、たくさんのご本が出版されています。

 今年も、7月21日(土)、代々木のオリンピック青少年センターで行われます。

 ぜひ、ご準備ください。

 

 フレーベル館の編集者の皆さんも、毎年、オブザーバーとしてご参加くださいます。

 そして、そこから、先日、『おじいちゃんとおかしな家』(西美音作・石川えりこ絵・フレーベル館)が出版されました。

          

 元大工さんだった、おじいちゃんの家が火事になって燃えてしまった。

 柱だけ持って、主人公の家に転がり込んできたおじいちゃんは、必死で「鯉」を作る。

 そこから始まっていく物語です。

 おじいちゃんのキャラクター。離婚したおばあちゃんのキャラクター、おじいちゃんの親友「ゼン」さんのキャラクター。

 それぞれのキャラクターの面白さと、とぼけた感じが、物語を楽しく、軽やかに、進ませて行きます。

 それにしても、おじいちゃんが彫刻した品々の個性的なこと!

 また自分でコツコツ建てた家の、ヘンテコなこと!

 このヘンテコさと、人としての友情が、とてもうまくミックスしています。 

コメント
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