今日は、出版クラブで、「第一回フレーベル館ものがたり新人賞」の贈呈式と、懇親パーティです。
第一回目の受賞者は、大賞が「右手にミミズク」で、同人誌「ももたろう」の蓼内明子さんだそうです。
こうした新人作家のデビューのチャンスを作ってくださる賞はありがたいです。
日本児童文学者協会でも、今年も第6回目の「がっぴょうけん」を行います。
ここからも、たくさんのご本が出版されています。
今年も、7月21日(土)、代々木のオリンピック青少年センターで行われます。
ぜひ、ご準備ください。
フレーベル館の編集者の皆さんも、毎年、オブザーバーとしてご参加くださいます。
そして、そこから、先日、『おじいちゃんとおかしな家』(西美音作・石川えりこ絵・フレーベル館)が出版されました。
元大工さんだった、おじいちゃんの家が火事になって燃えてしまった。
柱だけ持って、主人公の家に転がり込んできたおじいちゃんは、必死で「鯉」を作る。
そこから始まっていく物語です。
おじいちゃんのキャラクター。離婚したおばあちゃんのキャラクター、おじいちゃんの親友「ゼン」さんのキャラクター。
それぞれのキャラクターの面白さと、とぼけた感じが、物語を楽しく、軽やかに、進ませて行きます。
それにしても、おじいちゃんが彫刻した品々の個性的なこと!
また自分でコツコツ建てた家の、ヘンテコなこと!
このヘンテコさと、人としての友情が、とてもうまくミックスしています。