20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ドリアン助川さん講演会

2018年09月09日 | Weblog

          

          

 評論家で、日本ペンクラブ常務理事の野上暁さんから、お借りした写真2枚です。

 

 今日は午後3時から、神保町のブックハウスカフェの2階で、ドリアン助川さんの講演会があります。

 このご本は、3月に日本ペンクラブの子どもの本委員会で、シンポジウムをやった時、ドリアンさんが、映像とともに、読み上げてくださり、あまりにも感動し、買って読みました。

 

 ドリアンさんは日本ペンクラブの「子どもの本委員会」の委員長です。

 委員会の前の時間に、朗読部を立ち上げたり、子どもの貧困委員会を立ち上げたり、とても精力的に、誠実に取り組んでくださっています。

 私も「子どもの本委員」なのに、「朗読部は・・・」と敬遠していたのですが、先日初めて、仲良しの、やはり委員の編集者の方と「茅場町」の駅で待ち合わせをしてご一緒に参加しました。

 すごかった!!

 大きな声を出すって、あんな気持ちいいもの?

 スカッとしました。

 次回からは、必ず参加しようねと、編集者の友人ともお約束しました。

 昨年暮れの、P社のクリスマスパーティで、「純子さんは腹式呼吸の人だから、朗読部、ぴったりだよ。来てよ」とドリアンさんに言われていたのに、「朗読・・・」とおもって、ずっと躊躇していました。

 でもやはり、叫ぶ詩人と、自らをおっしゃっていたことがあるくらいです。

 ドリアンさんのお声、すごい。

 早口言葉もすごい!

 ついていくのは、必死でしたが、なんて楽しかったことでしょう。

 

 また、このご本はすばらしいご本でした。

 人々に寄せる、熱い想い。そこから生まれる脱原発の思い。

 芭蕉の生きた時代の「情」を甘受しつつ、ドリアンさんの人間に対する、また地域に対する深い洞察が旅と共に続いていきます。

 折々の、「福島」への熱いまなざしにも、泣けます。

 

 でも読んでいて気づいたのは、毎晩、お酒を召し上がっている様子が描写されているところです。

 思わず「飲み過ぎです」と、ドリアンさんへのメールに書いてしまったくらいです。

 でも、あの朗読部のような日常生活をしていれば、免疫力がぐんぐん上がっていくと思いました。

 だから、多少の飲み過ぎは、あの腹式呼吸の大きな声で、解消されそうです。

「そこか!」と、ドリアンさんに、叱られそうですね(笑)。優しい人だから、怒らないか・・。

 

 今日はブックカフェの2階で、「線量計と奥の細道」のご本についてのお話を伺ってきます。

 楽しみです。

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