今夜は、仲間内の友人たちと、リモートでの読書会です。
今月のテキストは『あしたのことば』(森絵都作・小峰書店)です。
さすが絵都さんの言葉は素敵です。
彼女の、大人の本の、短編集を読んだ時から、彼女の「ことば」のファンです。
日本ペンクラブ「子どもの本委員会」のお仲間で、今は、まったくやれていませんが、コロナ前は、会議の後、委員のお仲間の皆さんと、いつも茅場町あたりで飲んでいました。
彼女はおしゃべりの言葉も、赤ワインを飲みながら、選んだ言葉で喋ります。
私のように、お酒も飲んでいないのに、相手を笑わせようと、だらだらと同じことを何度も喋ったりしません。
ああ、作品にもちゃんと、現れるんだなと、改めて身の引き締める思いでした。
この短編集、最後の作品、本の表題「あしたのことば」は、さすがでした。
「ドロケイ」なら知っているけど、「ケイドロ」はしりませんでした。
調べてみると、確かに九州あたりは「ケイドロ」、関東は「ドロケイ」。
そこから、こんなすてきな言葉を導き出す短編の力。
面白く、そして感動的でした。
さて、今夜はどんな議論になるでしょう。