20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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武勇伝・武勇伝 

2023年07月17日 | Weblog
           

先日、美容院から帰ってきたら、管理会社の方が二人、エントランスホールを歩いていました。
わたしが、エレベーターのほうに行こうとしたら、
「電気点検のため、全部のエレベーターが止まっていますよ」と。
「ええ!4機のエレベーター全部ですか?」
「そうです。こういうお知らせが届いていると思いますが・・・」

マンション関連のお知らせは、ほとんど夫がポストから持ってきて、管理しています。
おまけにその日は、夫は会社です。

時間を見たら、電気点検終了時間まで、あと40分もあります。
しばらくエントランスホールの椅子に座って、スマホをいじっていましたが、室外の電気系統は全てストップしているようで、エントランスの冷房も切れていて、もわっとした暑さです。

え〜い、歩いて20階まで登ろう。
そして内階段の非常用階段を、20階まで登りました。
昔は、運動のために、時々、登ったり、降りたりをしたこともありますから。

内階段の閉鎖空間で空気も滞留していて、途中、息が苦しくなりました。
時々、外に出られる、ドアを開け、深呼吸。
持っていたペットボトルの お水を飲み・・、どうにか20階に到着。

その日は、夕方、息子と♪ちゃんからチャットがあり、その「武勇伝」を話したら
「こんな暑いんだから、あんな空気も流れない。人も通らない階段の途中で、もし、気でも失って倒れても、誰にも気づかれないかもしれないから、そんな無謀なことをしたら、危ないよ」と忠告され、
チャットの途中で、会社から帰ってきた夫に話したら、
「よく歩いた!偉い」と、反応が違います。

翌日、床の張り替えのために、何度か、いらしている業者さんに話したら、
「ええ!!内階段だから、この暑さでは、大変でしたね。ちなみに20階まで登るのに、どれくらいの時間がかかりましたか?」
「15分弱くらいです」

一緒に話していた夫は、「そういう時は、頭をしなやかに使って、近所の喫茶店で涼みながら、お昼でも食べて、時間になるまで過ごすというのが一番だ。ジュンコは、そういうところ頭が硬いからね」と。
ああ、その手があったか。
一人で喫茶店で過ごすという、発想がありませんでした。
頭のしなやかさが、本当にないです。

頭の中にあったのは、この暑さに「武勇伝、武勇伝。よ〜し20階まで登るぞ!」。
それしかありませんでしたから(笑)。
コメント
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