先日、銀座で拝見させていただいた、永田治子さんのガラス絵です。
「どんどん、削ぎ落としていってるんですよ」
と、彼女が。
確かに、拝見するたびに、少しづつ構図が、進化していらっしゃるように思います。
テーマはお花。
これはかなり以前から、ずっとそうでしたが。
お医者さんが、ご趣味で集めていらっしゃる古美術に合わせた絵の空間。
その写真集を拝見しました。
私は、「書のように」思えたところもありました。
「削ぎ落とす」
本質がわかってきた人でないと、言えない言葉です。
額も、ご自分の絵に合わせた色で、塗ったり、石膏でその上から塗り固めたり、こだわりは細部にまでひろがっています。
昔話で、盛り上がり、ずいぶん長いこと、おしゃべりの楽しい時間を過ごさせていただきました。
うれしく、楽しい時間でした。