20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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花かんざし

2025年01月10日 | Weblog
            

花かんざし、という名前のお花です。
本当に、かんざしみたい。

ネトフリで「仁」などをみていたので、やけに、かんざしが気になります。

龍馬が、花魁でフランス人と結婚した女性に贈ったのが
「雪の結晶の形のかんざし」

花魁という籠の鳥だった彼女は、常日頃、「雪のように、自由にあの人のところ、この人のところに降り落ちていきたい」と呟いていました。

ドラマでは、龍馬は彼女に憧れは抱いていましたが、ただの「愛」ではなく「人間的な愛」。
花魁で、自由の身のない彼女を、励ましていたのです。

それが、「雪の結晶のかんざし」。
江戸時代、かんざしを送るのは「プロポーズ」とされています。

結婚をしていて、子供も生まれ、けれど乳がんの転移で、いつまで生きられるか、わからない彼女に、
「頑張って、生きろ」という思いを込めたのが、あの、かんざしだったような気がします。

「仁」の純愛には、とても惹かれます。
現代の、マッチングアプリだの、セフレだの、人それぞれ自由ですが、その奥底に、本当の意味での人間の、本質的な愛や誠意は見えてきません。
現代のややこしさの中で、疲弊している故の逃げ場のような気がします。

でも、この歳になってもそうです。
人間性をお互い、ちゃんと出し合って、誠意を持って向き合おうとすると、ややこしいことになったり・・・。
昨日は、精神的に参ってしまい寝込んでいました。

年齢など関係なく、人との関係性の難しさを感じました。

むろん、本音で、きちんと話し合える人もたくさんいます。大切にしている友人たちです。
そういう友は、いつまでも大切にしたいです。

あの「仁」の世界の、仁と咲希と、龍馬と花魁のように・・・。
その4人の長い長いつながりのように・・・。

現実世界にいる私たちにとっても、それは同じことです。
「他者を尊重し、つながり合う努力をしながら、丁寧に生きる」

本来は、それが人間として生まれてきた、一番の醍醐味なのではないかと思うのですが・・・。
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