いまの時代はどこにいても、どんなものでも手に入ります。どんな有名なお店のものでも、地方のどこにいても買える。そんな時代です。
でもデパートでは絶対に買えない老舗のお菓子というのもあります。
そうなると余計、希少価値が高く、人びとはこぞって、そのお店に駆けつけることになります。
もちろんお店ではHPで宣伝することもありません。する必要がないのです。口コミで広がっていきますから。
銀座の、最中の「空也」と、かりんとうの「たちばな」がそんなお店です。
しばらく前、かりんとう好きの従姉妹に、「今度、たちばなのかりんとうを買ってくるわね」と約束したまま、まだその約束が果たせていませんでした。
来週の月曜日、従姉妹と秩父の母のところへいって、その足で彼女のご自宅の庭いっぱいに作られた「バラガーデン」を見せていただくことになっています。
「たちばな」といっても、デパートに入っている和菓子の「たちばな」ではありません。
かりんとうだけを売っている、一見、しもた屋のような作りのお店です。
もちろんデパートには入っていないので、そこに行かなければ買えないお店です。
ついでにと私は、きのう木曜日の朝「空也」に電話して、最中の注文をしました。けれど来週の月曜日までは予約でいっぱいで買えないというのです。ですからまたの機会にと諦めました。
この最中も、銀座の「空也」にいかないと買えません。おまけに「たちばな」は予約制ではありませんが、この「空也」は予約制なのです。
「空也」も同じく、一見目立たない、しもた屋のような作りで、こうして予約を受け付けた分だけの最中を販売しているお店です。
だいぶ前に読んだ、沢村貞子さんのエッセイ本に、「空也」のことを書いていらっしゃる記述があったことを記憶しています。
沢村さんが銀座に買い物にいって、「空也」の前を通りかかり、ふと「空也」の最中が食べたくなった。予約しなければここの最中は食べられないと知ってはいたものの、いっしゅん自分は、それなりに知られた人間であるし、おまけにお店の顔利き。それに加えてこの高齢。2個か3個なら売ってくれるかもしれない。そう思い、おもいきって「空也」の引き戸を開けた。
しかし、もう予約でいっぱいです、と断られてしまう。そんな自分のすがたに、「ああ、昔だったらちゃんとルールを守ったのに、この年になると、なんて厚かましくなるのだろう」と、たしかそんな記述だったと思います。
「空也」の前を通るたび、私は、今は亡き沢村貞子さんの、まるで腕の立つエッセイストが書いたような無駄のない、いさぎいい文章で綴られた珠玉のエッセイを思いうかべます。
そんなわけで今日は、日傘をさして新橋近くまで出向いてきました。
二軒とも、知る人ぞ知る、昔ながらの銀座の老舗中の老舗です。
話の種に一度、足を運んでみるのも、おもしろいかもしれません。
でもデパートでは絶対に買えない老舗のお菓子というのもあります。
そうなると余計、希少価値が高く、人びとはこぞって、そのお店に駆けつけることになります。
もちろんお店ではHPで宣伝することもありません。する必要がないのです。口コミで広がっていきますから。
銀座の、最中の「空也」と、かりんとうの「たちばな」がそんなお店です。
しばらく前、かりんとう好きの従姉妹に、「今度、たちばなのかりんとうを買ってくるわね」と約束したまま、まだその約束が果たせていませんでした。
来週の月曜日、従姉妹と秩父の母のところへいって、その足で彼女のご自宅の庭いっぱいに作られた「バラガーデン」を見せていただくことになっています。
「たちばな」といっても、デパートに入っている和菓子の「たちばな」ではありません。
かりんとうだけを売っている、一見、しもた屋のような作りのお店です。
もちろんデパートには入っていないので、そこに行かなければ買えないお店です。
ついでにと私は、きのう木曜日の朝「空也」に電話して、最中の注文をしました。けれど来週の月曜日までは予約でいっぱいで買えないというのです。ですからまたの機会にと諦めました。
この最中も、銀座の「空也」にいかないと買えません。おまけに「たちばな」は予約制ではありませんが、この「空也」は予約制なのです。
「空也」も同じく、一見目立たない、しもた屋のような作りで、こうして予約を受け付けた分だけの最中を販売しているお店です。
だいぶ前に読んだ、沢村貞子さんのエッセイ本に、「空也」のことを書いていらっしゃる記述があったことを記憶しています。
沢村さんが銀座に買い物にいって、「空也」の前を通りかかり、ふと「空也」の最中が食べたくなった。予約しなければここの最中は食べられないと知ってはいたものの、いっしゅん自分は、それなりに知られた人間であるし、おまけにお店の顔利き。それに加えてこの高齢。2個か3個なら売ってくれるかもしれない。そう思い、おもいきって「空也」の引き戸を開けた。
しかし、もう予約でいっぱいです、と断られてしまう。そんな自分のすがたに、「ああ、昔だったらちゃんとルールを守ったのに、この年になると、なんて厚かましくなるのだろう」と、たしかそんな記述だったと思います。
「空也」の前を通るたび、私は、今は亡き沢村貞子さんの、まるで腕の立つエッセイストが書いたような無駄のない、いさぎいい文章で綴られた珠玉のエッセイを思いうかべます。
そんなわけで今日は、日傘をさして新橋近くまで出向いてきました。
二軒とも、知る人ぞ知る、昔ながらの銀座の老舗中の老舗です。
話の種に一度、足を運んでみるのも、おもしろいかもしれません。
戻ったら、行ってみよう~と思います。
「空也」の最中はいつも頂くことが多いのですが::
予約だったんですね~
二人でです。明日は主人はで大きなコンペだとかも良さそうなのでルンルンだと思います。
私は一日すごしたいと思います。
絵文字ばんばんですね!
え、そんなのあった?って思うような絵文字が出てくるので驚きです。
たちばな、ご存じ?「空也」の最中は贈り物にされる方が多いみたいです。
私の友人も、「いただきものでは食べたことがあるけれど、買うのがそんな大変だったの?」ってびっくりされる方が多いです。
なかなか買えないところが希少価値になって、企業なども贈り物に使っているようですね。
いま、豊橋でいらっしゃるのでしょ?ご主人様もご一緒ですか?
ウチはゴルフをやめたので、土日は家にいることが多くなりました。私の方が会議やなにやらで土日にいないことが多いです。
今夜は、フレンチですって!
私はひとりでお食事をもう、すませました。
私はこれから窓拭き、草取りなど精出したいと思います。
そうそう聞いてください。私の書道の先生が、病に倒れ、暫くお稽古できなりまたこちらで先日展覧会をされた先生も、2ヶ月位前から食べられなくなり、点滴で何とか展覧会までと頑張ってきたそうです。力がなく、先生がいないとする自分が情けないです。
ゴルフって行かないこちらまで、朝が超早いので、うんざりしますよね。
その日は、いつも寝不足で、頭がぼーっとしていました。