20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

キッズベンチ

2010年02月17日 | Weblog
 娘夫婦の息子でもうじき1歳5ヶ月になる○くんは、たまに遊びに来ると、近頃はクレヨンでお絵かきをしたがります。
 お食事用の背の高いハイチェアーは用意してあるのですが、低いテーブルに向かうときのイスがありません。
 そこで先日、家具屋さんでキッズベンチを見つけました。
 
 息子夫婦が今度の夏休みに東京にくるころには、娘の☆ちゃんも8ヶ月。おすわりして一緒に遊びたがる月齢になります。そのときは○くんももうじき2歳。
 そこで、ふたりが並んで座れるような、おイスをゲット。
 普段はインテリアとして飾ってあります。(写真)

 木のぬくもりのある小さなベンチを見ていると、あんまりかわいくて、思わずにまにましてしまいます。
 小さい子たちのものは、どうしてこんなにかわいいのでしょう。
 おままごとみたいで、ぎゅっと抱きしめてしまいたくなります。
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観梅

2010年02月16日 | Weblog
 今年は夜なべをこつこつした甲斐があったのか、確定申告初日に税務署に提出に行くことができました。
 面倒なことがひとつ終わって、ほっとしています。

 せっかく近くまできたのだからと、今日は亀戸天満宮まで足をのばし、ひとり、梅見とシャレてみました。
「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花・・・」
 と歌った、菅原道真公が祀られてある天満宮はどこも、今まさに梅が満開です。

「白梅はエレガントで高貴な香り」
「紅梅は艶っぽい円熟の香り」
 と、先日の句会で、宗匠から伺いました。
 
 なるほど。
 同じ梅でも、自己主張の仕方がこんなに違っていたなんて、いままで気づきませんでした。
 
 観梅のつもりが、いつの間にやら、あたかもお香の香道のごとく、香りを聞く、梅見となりました。
 
 
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北大路魯山人

2010年02月15日 | Weblog
 昨日の,教育テレビ「日曜美術館」は久しぶりにおもしろかったです。
「まだ大丈夫だ、ほめられないから。~美の異端児 北大路魯山人~」
 写真は魯山人の代表作である「黒織部沓茶碗」

 今で言うところのマルチアーティストであった魯山人。
 陶芸・書・美食に才能を発揮した魯山人の魅力について語られた45分でした。
「傲岸不遜」「大言壮語」
 そんな彼への世間の評価はとても厳しいものだったようです。
 けれど、
「独断でないと、足が地についた歩行を感じられない」
 と、魯山人の思考は、それぞれのジャンルすべてにおいて、独創的かつ排他的でした。
 そんな彼が内省している、いわゆる「毒」の意味を読み解いていったのが、昨日の「日曜美術館」でした。
 
 特にコメンテーターの発言がエキサイティングでした。
 虎ノ門の、「ホテルオークラ」の坂下にある「菊地寛実記念智美術館」の林屋晴三館長のお話が、極めて魯山人的でおもしろかったです。
「表現における<間>を、魔性とも思える感性で捉えている」
「本歌取りの名人で、悪評とうらはらの美しさを持った、心の自由なアマチュアだった」
「彼の持っていた毒。その美意識・思想はあらゆる深さ、大きさに繋がっていく」
 また、イサム・ノグチ&山口淑子夫妻を新婚時代、北鎌倉の魯山人の自宅に居候させていたという話に及び、ナレーションでは、「イサム・ノグチの孤独な生い立ちと、魯山人自身の孤独な生い立ち、それを重ね合わせ、魯山人はイサム・ノグチに力を注いであげた」というところで、すかさず、彼からクレームが!
「生い立ち云々なんてところでまとめてもらっちゃ困る。魯山人はイサム・ノグチの才能に惚れ込んで、力になっただけ」
 何度か足を運んだことのある「菊地寛実記念智美術館」の、建物のしつらえの<間>の美しさ、展示の<間>の美しさを思い出しながら、この年老いた館長の軽妙洒脱なお話を、日曜日の朝、心地いい気分で聞いていました。

 魯山人絶筆となった書は「聴雪」
 病の床に伏しながら、魯山人は降る雪にどんな音を聴いたのでしょう。
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中国茶

2010年02月14日 | Weblog
 10年くらい前に台湾で、写真の中国茶・茶器セットを買いました。
 たぶん値切って、2000円くらいで買ったものです。
 台湾では値切らないと、お買い物をした気分になりません。
 そんなわけで、日本で買うのよりだいぶ安価で買うことができ、大切に飛行機にのせて持って帰ってきたのです。
 当時はまだ子どもたちも家にいたので、餃子やシュウマイなどを作った日は、その茶器セットで登頂烏龍茶や龍井茶(ロンジンチャ)などを煎れて、飲茶を楽しんだものでした。
 でもここ数年。その茶器のことをすっかり放念していました。
 それを突然思い出したのは、友人から3月に台湾の故宮博物院に行くというお話をうかがったからです。
「なにかお薦めのお買い物はないかしら?」
 そう聞かれて、突然思い出したというわけです。
 
 久しぶりに茶器セットを取り出しました。
 面倒な手順など考えず、とにかく、ぐつぐつ沸騰したやかんのお湯で茶器をあたため、茶葉をいれてさらにその上からお湯をかけて温めます。
 中国茶が日本のお茶と違うのは、急須に茶こしがないところです。
 ですからお茶碗(茶杯)に入れる前に茶海(このガラスの茶海だけは日本のデパートで買いました)といって、茶こしをのせた紅茶のポットのようなものにお茶をいれます。
 そこからお茶をお茶碗にいれ、あとは香りとお味を楽しむだけ。
 茶杯(湯飲み茶碗)の、手のひらにのってしまいそうな小ささと、登頂烏龍茶の香りが、のんびり感、ゆったり感を誘います。
 お茶請けは、ローストしたひまわりの種。
 ハムスターにでもなったような気分で、ちょっとだけ塩気のあるひまわりの種をこりこり。
 中国茶の時間は、忙しさをつかの間忘れ、ゆったり、ヘルシーなお茶タイムになること受け合いです。
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景気の底

2010年02月13日 | Weblog
 土曜日ですが、夫は会議のため単身赴任先ステイ。
 今週は仕事で火曜日の夜から木曜日まで帰京していたので、少しはのんびりできたみたいです。
 
 雪まじりの雨の、土曜の朝です。
 けれど前からの予定で、私は今日は表参道までちょっとお出かけ。
 不況のせいか、このところバーゲンとバーゲンのスパンが短すぎるような気がします。
 
 児童文学の世界でも、児童書のなかでは比較的活況だった絵本の売れ行きが落ちているらしいです。
「あ、ここは景気の底です。でも上に上がっていきました」
 なんてCMをやっていますが、現実はそんなに甘くなさそうです。
 厳しい状況は、まだまだ続きそう。
「ここは、踏ん張りどころ」
 仕事仲間とお会いすると、合い言葉のようになっています。

 このところ、段ボールにいっぱいの本読みに明け暮れている毎日です。
 明日こそはマッサージにいかなくては!
 もう、肩がぱんぱんです。
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「あずきのチカラ」

2010年02月12日 | Weblog
 仲よしの絵本画家・Kさんに教えていただいた「あずきのチカラ」
 眼の疲れを温めて癒してくれるものです。
「すごくいいわよ」と昨日教えていただいて、電話を切るやいなや薬局に買いに走りました。
「1000円でおつりがくるお値段」と彼女が言っていましたが、743円でした。
 これでエンドレスに使えるのですから、お得な感じ。

「めぐリズムホットアイマスク」という蒸気のチカラで、じわっと目元を温めるのも使ったことがあるのですが、その瞬間は気持ちいいのですが、お値段が高いわりにすぐに「じわっと温まる感」が消えてしまいます。
 その点、この「あずきのチカラ」は何度でも繰り返し使えて経済的です。
 レンジで40秒ほどチンすればいいだけです。
 あずきの重さが、目の上にのせると心地いい重さになっています。
 なんだか、じわっといい感じ。
 疲れた目を癒してくれそうです。
 夕べも寝るときに目の上にのせて寝ました。 
 すっごく気持ちいい!
 パソコンや本読みの日々で、目を酷使している私たちにはありがたいアイテムです。

 今日は児童文学者協会の運営委員会。
 1月は運営委員会がお休みなので、今年に入ってはじめての会議です。
 今日の会議は、春の総会にむけてのあれこれが論議の中心になるようです。
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ベランダのカワセミ

2010年02月11日 | Weblog
 公園を通りかかったら、どちらかのお宅のマンションのベランダにカワセミが!
 窓を開けたらカワセミがいた、なんて、びっくりでしょうね。

 さて、そのカワセミ、実はとても縄張り争いの激しい鳥なのだそうです。
 餌場に別のカワセミが止まろうものなら、ものすごいけんかが始まるそうです。
 そして、そのけんかに勝ったほうがその餌場の主に。
 
 それにしても、瑠璃色の羽をひろげ、水面に急直下で飛んでくるカワセミの美しいことといったらありません!
 ひろげた羽の目の覚めるようなコバルトブルーは、まるでミドリシジミの羽のよう。
 でも、その瞬間を撮影するには、三脚にのせた望遠レンズのついたデジカメで長時間待機していないと無理そうです。
 
 そんなに美しく衆人の注目の的であるカワセミが、ものすごく縄張り意識の強い、心の小さな鳥だったなんて、ちょっとイメージダウンです。
 こんな狭い地域での、少ない資源。
 共に分け合い、仲よく生きていきましょうよ、カワセミさん。と、ついそんなことを言ってみたくなります。


 ↓の写真は画像サイトのカワセミ 
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取材

2010年02月10日 | Weblog
 昨日は、某社で販売する新築超高層マンションの、宣伝担当プロジェクト会社のライターの女性の方とカメラマンの男性の方おふたりが、我が家に取材にお見えになりました。
 取材が終えたあと、プロのカメラマンの方に家の中とベランダで何枚もポーズをとって写真を撮していただきましたが、どうも私の笑顔は緊張のため不自然だったようです。さて、どんな写真が掲載されるのでしょうか。
 校正終了後には、Webサイトにも掲載されるとのことです。

 数年前『超高層マンション、暮らしてみれば・・・』(講談社)という本を出版した時は、テレビやラジオや新聞、月刊誌、週刊誌など雑誌の取材や、講演依頼など多々ありました。数年経った今でも、いろいろな角度からの取材依頼が舞い込んできます。
 生活者の視点から超高層マンションの暮らしを書いた本が,この拙作『超高層マンション、暮らしてみれば・・・』より他に、ないからみたいです。
 こうしてときどき、畑違いの世界の方々と楽しくお仕事ができるのも、この本のおかげです。

 上の写真は、枯木立ばかりの雑木林に、まるで新緑のようなやわらかな葉っぱを繁らせているクスノキ?
 この季節にこんな初々しいみどりを見ていると、つかの間の春を感じます。

 今夜は飯田橋で「北句会」。仲よしの仕事仲間たちとやっている句会です。
 今月の兼題は「匂い」
 他、自由句2句。
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新刊ご紹介

2010年02月09日 | Weblog
 日本児童文芸家協会のお友だちである山本省三さんと、光丘真理さん。
 お二人の作家の方の新刊をご紹介いたします。

 
『ぼく、歌舞伎やるんだ』(光丘真理・佼成出版社)
 光丘真理さんはじめてのノンフィクション作品です。
 2007年、「新富座こども歌舞伎」として東京・中央区でスタートした、「こども歌舞伎」に挑戦する子どもたちのお話です。
 歌舞伎というと、歌舞伎座での『歌舞伎』をイメージしますが、実は江戸時代から「こども歌舞伎」というのは庶民が楽しんだ伝統文化だったのだそうです。
 歌舞伎ならではの用語や表現形式などが、とてもわかりやすく語られていて、敷居の高かった歌舞伎が、とても身近に感じました。
 また、こども歌舞伎に取り組んでいく子どもたちのいじらしいほどの様子が、とても丁寧に取材されています。
 そしてこの「こども歌舞伎」を通して、地域の人たちとの関わりや、伝統文化への思いの大切さを気づかせてくれます。
 時間をかけて、子どもたちの成長を追い続けたノンフィクションです。

 
『おしゃれプリンセスミューナ なかよしスイーツ♪』(山本省三・ポプラ社)
 ファッション雑誌から抜け出してきたような、おしゃれなカットと、「おしゃれレッスンメモ」
 山本さんはどうして、こんなに女の子の好きな世界をよくご存知なのでしょう?
 お嬢さんがいらっしゃるからというだけではない好奇心と取材力。
 おしゃれでキュートなあこがれが、このお話には、ぎゅっとつまっています。
 女の子たちのファンがきっとたくさんいるシリーズなのでしょうね。
 本の表紙の裏や、背表紙の裏には、ファンレターが満載。
 みんな、子どもたちの絵入りのファンレターです。☆♪☆♪☆
 うらやましくなるくらい、子どもたちに支持されている『おしゃれプリンセスミューナ』のシリーズです。
 
 皆さま、どうぞお読みになってください。
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落日の富士山

2010年02月08日 | Weblog
 きーんとはりつめた、冬の冷たい空気があたりを覆っています。
 西の空の果てには、間もなく日が沈みます。
 まわりのビルのあかりが、ダイヤモンドのようにきらきら瞬きはじめました。
(身を切るように、風のとっても冷たかった、昨日の夕暮れの写真です)

 真っ白に雪化粧した富士山も、真っ赤な夕焼けに染められすっかり衣装替え。
 風の冷たい寒い日が続いていましたが、どうやら一山越したようです。
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