20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

「四字熟語かるた」(武田美穂・ポプラ社)

2010年02月07日 | Weblog
 先日の合同ミーティングの二次会では、なんとビンゴゲームがありました。
 児童文学者協会の集まりにしては、こういったお遊びは珍しいかも知れません。
 でもとっても楽しかったです。
 幹事は中国児童文学研究者のKさんと、雑誌の編集長のNさん。
 ビンゴゲームは既成のものではなく、手作りでその場にいらした参加者全員の名前を書く「名前ビンゴ」です。
 はじまる前に参加者それぞれが、渡された紙に、なに部、あるいはなんの委員会所属かどうか、自分の宝物はなにか、アピールしたいことはなにかを、アンケートに記入しておきます。
 もうひとつ、お店に入り指定された場所に座ったあと、空白のビンゴ用紙に、まわりの人たちの名前を書いて埋めていきます。
 貸し切りのお店は、わいわいがやがや、大勢の参加者の楽しそうな熱気で溢れていました。
 そして宴もたけなわになったころ、事務局長が登場し、「ビンゴで当たった人には景品があります」と、その景品についての説明を。
 そのあと、幹事のおふたりがアンケートを読み上げ、それを書いた人はだれか、みんなで当てます。

 なんとそのビンゴを一番に当てたのが、私のはす向かいに座っていらしたダジャレ名人の、昨年小学校校長を定年でリタイヤされたIさん。
 その彼が「カトーさん、欲しい物があったら、もらってあげるよ」と。
 すかさず私は「武田さんの<四字熟語かるた>が欲しい!」と。
 なんと、30年来の友人である彼に、欲しかった<四字熟語かるた>をいただいてしまったのです。
(関係者のみなさま、ごめんなさい!)
 お礼に私は、無印良品で会議用にと買ってきた未開封のフルーツキャンディーとゆず喉飴を彼に差し上げました。

 この「四字熟語かるた」とっても人気があるらしいです。
 絵本ニッポン賞や、講談社出版文化賞、課題図書などをとられた絵本『となりのせきのますだくん』(ポプラ社)の「ますだくん」などが描かれた絵札や、おぼえやすい読み札。
 そんな人気キャラクターたちを楽しみながら、四字熟語を覚えていくのです。
 おもしろい企画かるたです。
 人気の理由がわかるような気がします。
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絶対音感

2010年02月06日 | Weblog
 北風がぴゅーぴゅー唸っていて寒い一日です。
 それでも、梅がちらほら咲き始めました。
 
 昨晩遅くに夫が帰ってきたので、先日お誕生日だった娘の夫のお誕生日お祝いを兼ねて、今夜は近所のお寿司屋さんに集合です。
 テレビ東京で放映中の「アド街ック天国」という番組で放映され、上位にランクインしたことのある、行列のできるお店です。
(たまたま、美容室のビデオで観たのですが)
 人気のお魚屋さんが経営しているので寿司ネタが新鮮で、安くてとってもおいしくて、ご近所さんというのがなにより便利です。
 穴子だって、行列を並んでやっと入った、銀座コリドー通りの「梅丘の美登利寿司」に負けていません。
 
 その「アド街ック天国」という番組のナレーターをしていらしたのが、なんと友人の旦那さまであるTさんでした。
 どうもどこかで聞いたことのある声だと思い、耳をすましたら彼でした。
 特徴のある、やわらかなお声をしていらっしゃるので,彼のナレーションがテレビから流れてくると、すぐにわかります。
「あ、Tさんだ」って。

 絶対音感があるわけではありませんが、私は声にはうるさい方かも知れません。
 一回聞けば、目をつぶっていても、どなたの声かわかりますから。
 でも、だからと言って、それが絶対音感と繋がっていかないところが、残念なところなのですが。 
コメント (2)
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ヒッチコック『鳥』

2010年02月05日 | Weblog
 昨日は立春。
 暦の上では、もう春です。
 でも厳しい寒さが続いています。
 三寒四温とはよく言ったものです。

 道を歩いていて、
「あ、ヒッチコックの『鳥』にでてくる光景みたい」
 灰色の空を思わず見上げ、カメラを向けました。
 あの梢の向こうから、いまにも真っ黒な鳥の大群が押しよせてきそうな暗さが漂っています。
 夕暮れの写真ではないのに、冬はときおりこんな不安そうな表情を覗かせます。

 昨日は夕方から、神楽坂の児童文学者協会事務局で会議でした。
 今年度のいろいろが、始動しはじめました。
 忙しくなりそうです。
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お悔やみ

2010年02月04日 | Weblog
 サリンジャーの訃報記事に続いて、作家あるいは翻訳家の方のお悔やみの報が。
 
 昨日ご葬儀だった作家の川村たかしさん。
 実際の川村さんにお目にかかったのは、数えるくらいしかありません
 それでもそのご著書から、80年代にはずいぶん勉強させていただきました。
 代表作であり、路傍の石文学賞を受賞された『新十津川物語』シリーズをはじめとした、偕成社のシリーズは、読みごたえのあるすばらしい作品群が揃っていました。
 なかでも私が大好きだったのが、日本児童文学者協会賞を受賞された短編集『昼と夜のあいだー夜間高校生』です。
 一本一本釘を打つように確かに刻まれる人物像形象の魅力と切なさ。叙情性溢れる文体の豊かさに惹きつけられたものでした。
 数年前、すでにご闘病中ではありましたが上京され、ご一緒の「亜空間」同人でいらした那須正幹さんの『ズッコケ三人組シリーズ』2000万部突破のお祝いのパーティで、ご挨拶されたのを拝見したのが最後となってしまいました。

 また昨日の夕刊には、通夜・葬儀は近親者で済まされたと報道された、大人気の「検死官」シリーズ(講談社文庫)のパトリシア・コーンウェルの翻訳や、ガーデニングで人気のターシャ・チューダーの翻訳でご活躍された、翻訳家の相原真理子さんの訃報記事が。
 このところ、コーンウェルの訳者が別の方になっていらしたので、気になってはおりましたが。
 相原真理子さんは、小学校から大学までずっとご一緒だった息子の同級生「相原くん」のお母さまです。言わば保護者としてのお知り合いといったところです。
 小学校から大学までをずっとご一緒したという方は、数えるほどしかいらっしゃらないのですが、そのうちのお一人でした。
 まだまだご活躍の期待できるお年でした。ステキな方でした。

 すばらしいお仕事をやり続けてこられた方、おふたりの訃報。
 残念でなりません。
 心より、ご冥福をお祈りいたします。
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しょうが湯

2010年02月03日 | Weblog
 先週の土曜日の児文協の合同ミーティングは、どうやら夜遊びが過ぎたようです。(三次会まであって、大盛り上がり!)
 辛いものを食べたら、飛び上がるくらい喉がひりひり!

 そこでカルディで「しょうが湯」を買ってきて飲みました。
 夫から「風邪かな?と思ったらすぐに飲むのが、これ」と教えてもらったので。
 沸騰したての熱いお湯を注ぎ、とろっとした葛湯のような中にすり下ろした生姜がたっぷり入っているのが「しょうが湯」です。
 ほんのり甘く、とろんとした舌触りのしょうが湯は、飲みこむ瞬間、喉にひりひり。
 でも傷んだ喉を修復してくれそうな痛みです。

 創業明治九年 特製辛味絶佳 うどんや風一夜薬
 
 すごくレトロなパッケージです。
 しょうが湯を飲みながらそれを眺めているだけで、うんと小さかったころ母に「ちちんぷいぷい」してもらった、おまじないの声が蘇ってくるようです。
 そのせいかどうか、どうやら風邪は逃げていったようです。
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うっすら雪化粧

2010年02月02日 | Weblog
 夕べはしんしんと雪が降り積もっていて、ベランダの手すりにも、みるみるうちに雪が積もっていきました。
 目が覚めてベランダに出てみると、眼下はうっすらと銀世界。
 白い冬です。
 でも大雪にならなくて、よかったです。

 太陽がのぼってきたので、白い綿帽子をかぶった街の家並みも、午後にはまたいつもの表情にもどるでしょう。
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如月(きさらぎ)

2010年02月01日 | Weblog
 今日から如月2月です。
 もう2010年が、ひと月も過ぎてしまったなんて信じられません。

 写真はリアドロのお雛さま。
 リアドロの銀座本店に飾ってあるものです。
 
 2月の声を聞くと、まずは確定申告。
 支払い調書も、やっと出揃ったようです。
 1月の真ん中へんになると、毎日ポストに支払い調書が一通や二通は必ず入っています。
 それを見るたび、「確定申告」の文字が頭に浮かびます。
「ああ、また面倒な季節になったな」と。
 けれど最近は、作品の二次使用に関しては日本文藝家協会がまとめてくださるので、整理が楽です。
 それでも別枠の二次使用があったり、本を出版した年はその本の支払い調書や、コンスタントに増刷されている過去に出版した本のものや、雑収入など、結局何枚もの支払い調書が毎年届くことになります。
 それらを計算して、領収書の整理です。
 これがまた、大変。

 あれこれと、慌ただしい2月はじまりの予感です。
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