ここ数年は暖冬が続いている金沢。
今年の冬は寒いとの予報だが、
いまだ初雪は観測されず、
12月に入ったとはいえ、穏やかな日が続いている。
さて、今月の空倶楽部。
お題は「寒そうな空」だが、今の金沢ではそれも望めそうにない。
北国にいてこのお題をクリアできないのも面目が立たず、
それで思いついたのが琵琶湖の空だった。
琵琶湖というと、なんとなく暖かな気候に包まれているという印象が強いのだが、
この時期、比良山系を越えてくる風は冷たく、湖北では北陸同様に大雪も降らす。
その風が琵琶湖を渡ることでさらに冷やされ、
たとえ陽が射していても、その冷たさは身を切るように容赦ない。
ここは湖北、長浜市の水鳥ステーション付近。
その名の通り、様々な野鳥を観察できる場所で、
この時期は、越冬組も含めてその種類は多彩だ。
また、竹生島を間近に眺めることもできて、
冬至の頃は、夕陽が竹生島にからむ絶妙の風景となる。
天候の悪い日が続くのが難点ではあるが、
それを差し引いても、琵琶湖撮影の好スポットとしておすすめするところだ。
ところで、当の本人。
エラそうなことを書いたものの、
天気との折り合いがつかず、
その絶妙の風景にいまだ出会えていない...。
折にふれての選曲。
「悲しき天使」 メリー・ホプキン
極めて個人的な感覚で恐縮だが、木枯らしが吹くとなぜかこの曲が聴きたくなる。
Mary Hopkin - Those were the days
「9」のつく日は空倶楽部の日