前回に引き続き長浜。
長浜が交通の要衝として発展したことは前回ふれたが、
もうひとつ長浜を写すうえで重要なテーマは「信仰」ではないかと思った。
創建以来400年を優に超える名刹、東本願寺別院大通寺。
黒壁とガラス細工による街おこしは長浜の北国街道沿いの街並みを有名にし、
観光客目当ての洋菓子や小物雑貨の店が並ぶ。
その一方で、大通寺の参道には仏具や伝統和菓子など参拝客向けの店はもちろん
書籍や衣料、新鮮な食材など地元に密着した店も並ぶ。
そんな古くからの通りで諸所垣間見えるのが長浜の人たちの信仰の篤さだ。
さらに信仰といえば...。
長浜曳山祭は、祇園祭、高山祭とともに日本三大曳山祭に数えられるが、
もともとこの祭りは長浜八幡宮の春祭として始まったものだという。
そして、このテーマの最後として。
湖北一帯を占める長浜市から眺める琵琶湖で、
そのシンボルともいえるのが竹生島。
古来、信仰の対象とされてきた島で
都久夫須麻(つくぶすま)神社の祭神のひとつ弁財天は
江の島、厳島神社と並び、これまた日本三大弁財天に数えられるという。
ということで今回も琵琶湖で締めくくる。
お盆ということもあって、なんとなくの選曲は
「小さな祈り」アレサ・フランクリン。
Aretha Franklin - I say a little prayer
※本日、コメント欄は閉じております。