四季折々に訪れる長浜。
といっても長浜に用事があるわけではなかった。
元々は琵琶湖へ写真を撮りに出かけたついでとして、
昼食や撮影時間の調整などで、毎回一時間か長くても二時間程度滞在するだけだったのだが、
これだけ頻繁に訪れると親近感や愛着が湧いてくるもので、
訪れるたびにふらりと街歩きをしたり、特産品を買い求めたりするようになった。
この連休にも昼食の合間に街歩きをしながら、夏の情緒にふれた次第だが、
ふと、その「情緒」を残して置きたい、と思いつき、
蔵出し写真も含めて「長浜の夏」を繋ぎとめておくことにした。
ところで、写真を絞ったもののその数は20枚近くにもなった。
これをひとつの記事に掲載するのでは重すぎるし、うまくまとめる自信もない。
それで写真を長浜から連想される「テーマ」に分類し、今回から三回に分けて紹介しようと思う。
しかしながら、なにぶん素人のやること、
多少なりとも、この街の魅力を伝えることができたなら幸いだと思う。
さて、最初のテーマとしてにこの街の生い立ち以来受け継がれている風景を選んでみようと思う。
冒頭の写真の北国街道でも紹介したが、それは「道」であり、「通り」や「街並み」も含まれる。
もともと長浜は羽柴秀吉が交通の要衝に築城したことから始まっている。
以来、楽市楽座が敷かれることで人々が大いに交流し、商業都市として発展したという。
そんな長浜の新旧の「道」や「街並み」の風景を始まりのテーマとして取りあげてみた。
そして、「道」テーマの最後の写真として取り上げたいのが...
今は「道」とは言えないのかもしれないが、
黎明期の長浜は琵琶湖水上輸送の要衝でもあった。
それにちなんで...というか、
取ってつけたようではあるが、琵琶湖の夏の夕べで締めくくっておくことにする。
なんとなくの選曲。
「天国の扉」 ボブ・ディラン
Bob Dylan - Knockin' On Heaven's Door
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