「9」のつく日は空倶楽部の日。
空倶楽部、8月のお題は「青い空、白い雲」。
例年だと、夏の空にもくもくと湧き上がる入道雲をイメージして、
海だ山だと出かけるのだが...。
この暑さ、「命にかかわる」と脅されては、つい撮影の気力も薄れるというもの。
さらに...。
思い返せば、猛烈な暑さが影響しているのか、
大きく発達する入道雲にもお目にかかっていない気もする。
そんなこんなで、数少ない今年の夏空写真の中から取り上げたのが...。
RICOH GR DIGITAL Ⅲ f/5.6,1/640sec,ISO-64
東京、お台場は有明運河にかかる「夢の大橋」から眺めた空だ。
幅員がゆうに50メートルを越えるというからまさに大橋。
それにしても、このひと気のなさは!?
それも「命にかかわる暑さ」のせいかと思った直後、
三人の若者が流れる汗をぬぐいもせず、橋のど真ん中を闊歩して往く。
コンクリートブロック舗装の上は照り返しも含めると60℃を越えるという。
その道をいったい彼らはどこから来て、どこへ行こうというのか。
この先の最寄り駅、ゆりかもめなら青海。
また、りんかい線なら東京テレポート。
いずれの駅もここからだと、陽をさえぎるものもない道をまだ1キロ以上も歩かなければならない。
その「命がけ」ともいえる所行に敬意を表しつつ、
そのうしろ姿を副題に、8月お題の夏空とした次第だ。
Maroon5 - Sunday Morning