「9」のつく日は空倶楽部の日。
三国港の黄昏
三国港(福井県坂井市)2022.02.12 17:42 Sony α7R3 FE2.8 16-35 GM (16㎜ ,f/18,4sec,ISO100)
この光景を眺めていて気づいたことがある。
水面がふたつの表情に分かれているのだ。
そして、その瞬間。「あれかな?」と、子どもの頃に聞いた話を思い出してもいた。
小学校のバス遠足でのことだった。
バスガイドさんが三国港の河口を眺めながら教えてくれたのだが...。
三国港には源流が異なるふたつの河川が流れ込んでいる。
九頭竜川と竹田川。ふたつの流れは河口付近で合流し、日本海へと注ぎ込む。
それぞれの川は源流や中流の気候状態によって水質が異なり、また、流れの速さも違う。
それで、合流付近の水面はまったく異なるふたつの表情を見せるというのだ。
現に、子どもの時、目にした河口は澄んだ川面と濁った川面がはっきりと分かれていた。
そのことを思い出しながら、この光景に見入った次第だが
向こう岸付近は大河の九頭竜川が流れていて、
緩やかな流れゆえに鏡のような映り込みになったのかな、と思ったりした。
ただし、あくまでも想像の話。そして、どうでもいい話。
美しい光景に理屈をつける必要などないからだ。
さて、この時期。同じ曲を選んで同じことを書いている。
春浅い北陸では珍しく晴れあがった日の黄昏時に
決まって思い出す曲とその思い出話だ。
The Youngbloods - I Shall Be Released
洋楽通にはよく知られた曲。「 I shall be released」
オリジナルはボブ・ディラン。
また、最も親しまれているのはザ・バンドによるカバーだ。
さらに、古今東西、たくさんのミュージシャンが取り上げていて
洋楽のスタンダードと言っても差し支えない。
その数あるカバーの中でいちばんのお気に入りがこのバージョン。
ヤングブラッズによるものだ。
高校三年生の冬、ジャケットに惹かれ、衝動買いしたのが
この曲が収められた彼らアルバム「High on a ridge top」だった。
A面最後の曲「I shall be released」の美しいメロディにまず惹き込まれ、
何度も聴くうちに、土臭くて優しさあふれるこのアルバムが大好きになった。
受験勉強も追い込みに入った時、「解き放されたい」という歌詞への共感もあったのかもしれない。
それから50年。あの時と同じ、春を迎えようとする日。
晴れ渡った黄昏時にはこの曲を懐かしく思い出すのだ。
このボブディランの作品。
私は日本語カヴァーの「男らしいってわかるかい」BY
ディランⅡで知りました。
当時中2でインディ系?のURCレコード懐かしいです。
オリジナル確かグレイテストヒットⅡで聞いたのは随分後です。
水面の表情を感じ取る・・・
雑念があったらできないですね
まっすぐにただ無心にこの風景をみている
jurakuさんの様子が重なって見えてきました☆彡
日本人も歌っているのですね。
ザ・バンドのラストワルツでも
みんな大合唱していましたから
ほんとに愛されているのでしょうね。
三脚を立てるとファインダーの景色に
集中できますよね。
あの瞬間を「無心」というのかな
と後で振り返って思っています。
みなさん、そうだと思いますが・・・
奥にうっすらとパープルもかかっていてきれい。
夕方になるとこんな色になるんですね。
慌て者の私はタイトルの「I shall~」だけパッと見て、勝手に「return」を付けてマッカーサー?と思ってしまいました。
古すぎる。
この場所の水面が二つの表情に分かれていることは
前にも書いていらしたような気がします。
(もしかしたら勘違いかも)
いずれにしても 美しい光景に 懐かしい思いや
新たな感慨も浮かんで 豊かなひと時を過ごされた
ことでしょう。
オトナのロマンチシズムを感じる「青」ですね。
記憶に残ってるくらい、印象的だったんですね。
そして、また同じ場所で、その話を思い出す。。
何年たっても、変わらない場所って、
いいですね。
海の青も、空の青も素敵です。
2つの顔を持つ‥そうなんですね。
何も知らずに眺めるのとはまた違い‥ちょっとしたストーリーの中にいるようで‥素敵ですね。
静かな水面、美しい。
そろそろ北陸、星撮影に行きたいなぁ
定点観測しておられる場所だからこそ水面が
二つの表情に分かれていることを写し撮ることが
できるのですね。
空も海の色がとても美しいですね。