はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

華麗なるオペラとフラメンコのコラボレーション

2007-06-02 19:27:26 | アカショウビンのつぶやき
 オペラの名曲と日本のうたのしらべを
    ~オペラ「カルメン」ハイライト~





当地では本格的なオペラを観る機会はなかなかありません。
今日はビゼー作曲のオペラ「カルメン」ハイライトを楽しんできました。
久し振りに勇壮な「闘牛士のうた」や、ホセを慕うミカエラのアリア、更に情熱的なダンス・フラメンコも初めてでした。
出演者は数々のオペラの舞台で活躍している、地元鹿児島の若手の歌手が揃い、素晴らしい舞台となりました。
アンコールは出演者全員の合唱で「千の風になって」を爽やかに歌ってお別れ。
まだ余韻に浸っている アカショウビンです。

クスの木

2007-06-02 07:38:13 | はがき随筆
 樹齢何百年はあろうかというクスの大木が近くにある。ミツバチがほこらに住みつき、鳥の巣もいくつか。夜はフクロウの声がする。この木の下では毎年、十五夜すもうや六月灯がにぎやかに行われる。最近、この巨木に宿り木のアコウが取りついて、日に日に悲鳴をあげていた。見上げるたびに、私は心を痛めていたら、ある日のこと、市内の縄文の森を守る会の人たちが、大がかりな機材を持ち込み、見事に取り除いてくださった。同じ思いをしている人たちがいたんだ。嬉しかった。人も木も地球の生き物。風に揺れる若葉。今年は余計すがすがしく感じる。
   指宿市 有村好一(58) 2007/6/2 毎日新聞鹿児島版掲載
写真はマグナさんからお借りしました。