


はがき随筆で御縁ができた、姶良町のNさんご夫妻が鹿屋の霧島が丘バラ園に来てくださった。お互いに多忙な身、3年越しの約束の日である。
ところが前日からの予報は雨の確率70%ところによっては激しい雨となるでしょう…と。予報どうりの激しい雨に「どうする?」と電話すると「私、晴れ女だから大丈夫!」。
それでも心配性の私はタオルや着替えまでリュックに詰め込んで到着を待ったが、次第に空は明るくなり、軽やかな服装のお二人が我が家に着いた時は小雨になって、バラ園に到着すると、あら不思議! 雨は止んでしまった。
「ねっ私晴れ女でしょ」でも「傘だけは持っていくね」と私。
今春最後のイベントも雨で中止になったのか、日本一とも言われる広い園内は人影もまばらでゆっくり回ることができたのは幸いだった。
「バラはやっぱり赤ねぇ、存在感がある」と彼女らしいが、私は淡い色に惹かれる。でも激しい雨に打たれ盛りを過ぎた花々はちょっと寂しい。
歩き疲れ、名物のバラのソフトクリームをなめながら空を見上げると、怪しい雲行き…。車に乗り込むと間もなく大粒の雨がフロントガラスを打ち始める、さっすが「晴れ女!」恐れ入りました。
疲れた体を温泉で癒し、次は同じエッセイ仲間のお二人が待つ夕食の席へ。
話はつきず楽しいひとときを過ごす。でも姶良町までは遠い。お二人を見送って間もなく大粒の雨が降り出し、最後は雨のドライブとなった。