はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

花の日・子どもの日

2007-06-05 10:27:36 | アカショウビンのつぶやき



















お疲れさまぁ 
ソフトクリーム おいしかったぁ


教会暦では6月第2日曜を「花の日」と定めています。
しかし雨の多いこの季節、鹿屋キリスト教会では1週繰り上げ、第1日曜を「花の日・子どもの日」とし、礼拝に参加する人は一輪ずつお花を持ちより、花の日礼拝を捧げます。

日本では馴染みの薄い「花の日・こどもの日」ですが、子どもたちが「神様の子ども」として祝福されるように祈る日としてアメリカの教会で生まれました。
この日は、過去一年間に生まれた、優花ちゃん、達哉くん、伊織くん3人の元気な赤ちゃんが神様の祝福をいただきました。
礼拝後は日曜学校の子供達が保護者の方や、青年会のお兄さんお姉さんと一緒に病院や施設を訪問してお花を差し上げ、お慰めします。

子供達は、美味しいカレーでお腹を満たし、みんなでお祈りしてから、自宅で闘病生活を過ごしている方、病院に入院中の方や施設で生活する高齢者の方々に美しいお花を渡し喜んでいただきました。
お一人お一人の上に神様の豊かなお癒しと平安と慰めがありますように、そして子どもを取り巻く厳しい環境が改善されますようにと祈る アカショウビンでした。
 


新茶の味

2007-06-05 07:50:32 | はがき随筆
 さわやかな新緑の5月の風。
 夕方、帰宅すると、母が鉄鍋で何やらいっている。
 「お茶を摘んだんだよ。八十八夜のお茶は体にいいって言うからね」
 「10年ほど前までは、腰に籠をぶら下げて朝早くから家族でお茶を摘み、自家用として製造してもらっていたねえ」
 そんな話をしながら、二日がかりで手作りの新茶が誕生した。早速いただく。何とも言えない新茶の香りがほのかに漂う。久しぶりの我が家の新茶の味に、人間の知恵とたくましさを思った。
   出水市 山岡淳子(49) 2007/6/5 毎日新聞鹿児島版掲載