はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

毎日ペンクラブ鹿児島・秋の研修会

2007-12-20 14:15:06 | アカショウビンのつぶやき






 ちょっと古い話で恐縮だが、11月18日、毎日ペンクラブ鹿児島の会員20数名が鹿児島市に集まり、講師にMBC南日本放送のパーソナリティ・二見いすゞさんを迎え秋の研修会を開催した。
 毎日新聞鹿児島支局に7月に着任された平山千里支局長は、初めて会員と会うため挨拶をいただくことになっていたが、ペンクラブ会長から「挨拶は250文字以内でお願いします…」とクギを刺され、爆笑の中でユーモアたっぷりの短い挨拶を頂いて、早速講演に入った。
 二見さんは、ペンクラブ結成2年目に、お招きしたことがあるが、「もう一度、二見さんのお話を聞きたい…」との会員の要望に応え再度ご登場願うこととなったのである。
 二見さんは、毎月1回、その月の「はがき随筆月間賞」に選ばれた作品を、MBC南日本放送の、「二見いすずの土曜の朝は」という番組の中で朗読してくださり、会員の皆さんには絶大な人気がある。
 今回の演題は「心やすらぐ時間をご一緒に」。
 
 目読と音読の違いを、バス遠足と徒歩遠足に例られ、一歩一歩いていると空気の匂いもわかりますね。音読は情景が目に浮かぶように伝えることができます。さらに音読は体を使うため、呼吸も深くなり、姿勢もよくなり、ひいては脳の活性化につながります、と。
 いいことずくめの音読。研修会に参加した皆さんは早速実行されているようだ。私もFM番組で紹介する作品だけでなく、毎朝、プログに書きながら思いを込めてしっかり音読しよう。

今朝も音読

2007-12-20 12:14:20 | はがき随筆
 現職のころ、免許外で中学国語を担当したことがある。どう指導すべきかよりも「範読」することに苦悩・苦労した。
 寒中・早朝・住宅での音読の練習である。順調にいくことを願いつつ、しかも声を大きくして読む。妻は「お父さん、壁を通して隣の家に聞こえるよ」という。授業での音読は、範読どころか間違いだらけ。それでも音読への挑戦は続いた。
 今は通信教育の科目試験に向けて音読するぐらいであった。はがき随筆の研修会に出会ってから、まずは易しそうだが今朝も「はがき随筆」を音読する。バッチリというには程遠いが。
   出水市 岩田昭治(68) 2007/12/20 毎日新聞鹿児島版掲載