MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

鍼灸国家試験合格に必須のこと〜試験問題を陰陽論(二重性)で捉える〜

2017-04-09 10:38:13 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
 鍼灸国家試験について考えた。陰陽論(二重性)で考えることの有効性、大事性痛感する。

 昨日、「関係法規」という科目を「素直に教科書の内容が問われる」と、「経穴」や「東洋医学概論」等の「難しい(ひねくれた?)内容が問われる」科目との対比で考えられたので、他にも同様に「素直に問われる」科目があるであろうと鍼灸国家試験の過去問題にざっと目を通してみた。結果として「リハビリテーション」や「公衆衛生」等がそうであるし、「はり理論」「きゅう理論」がそうであると思えた。

 これらをすべて合わせると50点近くの配点があった。全160点中の50点と考えると少ないのではあるが、合格ラインが60%であるから96点中の50点は(余裕を持って70%を目指すとしても116点中の50点であるから......)普通に、しっかりと教科書を勉強しておけば得点できるということになる。
 
 そう考えると、鍼灸国家試験の問題を「素直に教科書どおりに解けばよいもの」と「ひねくれた?難問」との二重性で捉えて、素直に解いて得点できる科目をしっかりと学んでおくということは、大事なこと、鍼灸国家試験に合格するために必須のことであると思えた。
 これはたとえば、簡単に得点できる科目を蔑ろにして難問を解くことにのみ必死になるということは、変なたとえではあるが、武道・武術の生命賭けの勝負において、相手の隙を狙っての攻撃ではなくて、相手が待ち構えているところへの攻撃を行うようなものである、と思える。

 また、過去問の全体を見渡してみると、同じく国家試験の範囲であるものの、鍼灸の実践に直接にかかわる部分と一般教養的な部分との二重性があることにも気づかされる。
 前者は、たとえば「経穴」「東洋医学概論」等の内容は、鍼灸の実践に直接にかかわるものであるだけに、それに役立つ形での論理的な学び、正攻法での学びが必要とされるが、後者は、たとえば「関係法規」「公衆衛生」等の内容は、知らなければ困るが......というレベルのものであるのだから、学校の先生方がいわれるごとくに四択のクイズと思って過去問題を中心に学んでよいであろうと思える。
 これはたとえば、免許取り消しによる免許証の返納の期限が5日以内ということをその根拠にまで遡って、どうして5日以内なのだろうか?他の法との整合性の問題なのだろうか?等々と云々してみてもはじまらない......ということであると思える。

 上述のごとくに、鍼灸国家試験の問題を対象の構造に分けいって、陰陽論で(二重性において)捉え返してみるならば、鍼灸国家試験の難問化によって、現時点での自身の実力では少し足りない、それなりに時間を割いての勉強が必要となる=これからの10ヶ月間は睡眠時間を削ってのとなっていくしかないと思っていたものが、二重性で捉えてその構造に見合った勉強の仕方をしてやるならば、それほどの無理なく......となっていけるのではと思える。
 とはいえ、鍼灸国家試験に合格できなければ、そこまでの3年間が無駄になってしまうのであるから、緊張感を持ってこれからの10ヶ月間、全力を尽くしていきたいと思う。
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