『犬の力』を読んでいる。対象に関わる生き生きとしたイメージを描くことの大事性実感する。
自身の社会についての一般教養の不足を補うものとの思いで、ラテンアメリカを中心とした麻薬犯罪を題材とした『犬の力 (上・下)』(ドン・ウィンズロウ 角川文庫)を読んでいる。
当初は、暴力やセックスの描かれかたのエゲツなさに辟易しながらの……であったのだが、話のダイナミックな展開に引き込まれていつの間にか上巻を読み終えつつある。
折良く?トランプ新大統領のメキシコとの国境に壁を築く、という発言があり、その意味の理解が随分と『犬の力』を読むことで違ったものとなった、と思える。
端的には、『犬の力』に描かれるアメリカとメキシコの麻薬犯罪を巡るもろもろのことを小説として読むことで、生々しくイメージされてみると、それまでの、弱いメキシコに対しての強いアメリカの……という捉えかたでは無く、トランプ新大統領の発言にも、それなりの正当性があるのだと思えたことである。その発言の理解が随分と違ったものになったことである。
これは、一般教養の問題であり、対象のイメージを生き生きとしたものとして描くという問題であると思える。
自身の社会についての一般教養の不足を補うものとの思いで、ラテンアメリカを中心とした麻薬犯罪を題材とした『犬の力 (上・下)』(ドン・ウィンズロウ 角川文庫)を読んでいる。
当初は、暴力やセックスの描かれかたのエゲツなさに辟易しながらの……であったのだが、話のダイナミックな展開に引き込まれていつの間にか上巻を読み終えつつある。
折良く?トランプ新大統領のメキシコとの国境に壁を築く、という発言があり、その意味の理解が随分と『犬の力』を読むことで違ったものとなった、と思える。
端的には、『犬の力』に描かれるアメリカとメキシコの麻薬犯罪を巡るもろもろのことを小説として読むことで、生々しくイメージされてみると、それまでの、弱いメキシコに対しての強いアメリカの……という捉えかたでは無く、トランプ新大統領の発言にも、それなりの正当性があるのだと思えたことである。その発言の理解が随分と違ったものになったことである。
これは、一般教養の問題であり、対象のイメージを生き生きとしたものとして描くという問題であると思える。